2018年05月13日

純銀デジタルケーブルの製作 - FTVS-510 & SLSB

BNC-Digital-510.jpg

BNCデジタルケーブルを製作しました。

HDDオーディオプレーヤ「NAC-HD1」のHDD換装(2TB)によって、ここのところHDDオーディオでの再生機会が増えています。フルデジタルアンプとデジタル接続していますので、新しいデジタルケーブルを作成することにしました。

部材は以前購入したままになっていたデッドストックです。いづれも秋葉原にあるケーブル専門店のオヤイデ電気がカスタム製作したデジタルケーブル用純銀素材のものです。

綺麗なシルバーのBNCデジタルケーブルができました。
すこし試聴した感じでは、これまでの同軸ケーブルに比べて、とても情報量が多く、フラットレンジで、音の粒立ちの細かい感じがしました。プラシーボ効果もあるかもしれませんが、、、

同軸ケーブルは、「Oyaide FTVS-510」、純度5Nの純銀線です。特性インピーダンス75Ωの5C2V相当ケーブルですので、結構太さがあります。この同軸ケーブルには伝送方向を示す矢印がつけられています。

BNC-Digital-510-2.jpg

BNCプラグは、「Oyaide SLSB」、中心導体(コンタクトピン)が4N純銀で、外郭材質は真鍮の削出しで24K金メッキされています。コンタクトピンはNCマシンで太さ4mmの4N純銀棒から削りだしたそうです。
このBNCプラグは特性インピーダンス75Ωに完全整合し、コネクター部の反射による信号の乱れを無くすための設計が施されています。

デジタル伝送において、インピーダンスのマッチングが必須ですので、高周波伝送用のBNCで接続するのがベストです。デジタルオーディオの場合、RCAケーブルで接続されるケースも多いようですが、RCAコネクタはアナログオーディオ接続のためのものであり、インピーダンスを守られていないものが大多数です。当然インピーダンス不整合によるリターンロスが発生します。一方、BNCでは電圧定在波比 (VSWR)などがちゃんと規定されています。

BNC-SLSB.jpg

本来はデジタルケーブルで音質云々をいうのはおかしいのですが、デジタルケーブルによってサウンドが異なるというのはたしかです。正しいデジタル伝送ができなければ、ジッター等で時間軸ゆらぎが生じたり、データエラーが発生したりして、デジタルデータの品質が低下し、アナログ変換後の音質も確実に劣化します。いかに伝送ロスを減らすかが、情報量の差、音質の差になるのだと思います。

ちなみに、BNCプラグには特性インピーダンスが75Ωと50Ωの2タイプがあります。50Ωは計測用途や通信用途に、75Ωは映像信号やデジタルオーディオ用途に利用されます。
75Ωのコンタクトピンの径は50Ωのものより細いため、間違って50ΩのBNCプラグを75ΩのBNCコネクタ(リセプタクル)に接続すると接点が破損してしまいます。自作でBNCケーブルを作られる場合には部品選定に十分な注意が必要です。

<同軸ケーブル・FTVS-510 仕様>
 線材:1.05mm 5N(99.9995%)純銀 スキンパス加工
 構造:同軸構造
 絶縁体:フッ素樹脂スキン層+発泡ポリエチレン
 シールド:銅箔+銀メッキ銅(編組率95%以上)
 外装:UVカットPVC
 特性インピーダンス:75 Ω
 静電容量:56.5 nF/Km
 波長短縮率:74.5 %
 減衰量:23.1 dB/Km
 導体抵抗:21 Ω/Km
 外径:8.0mm

<BNCプラグ・SLSB 仕様>
 センターピン材質:4N純銀
 外郭材質:真鍮 24K金+ベリクロムメッキ
 内部絶縁体:PTFE
 特性インピーダンス:75 Ω
 適応線径:9.0mm
posted by toons at 13:35| Comment(0) | サウンド