2018年06月12日

DigiFi No.13 Olasonic製デジタルアンプの改造

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DigiFi No.13付録のOlasonic製USB-DAC付きデジタルアンプです。

すこし前にアウトレットで格安入手しました。2014年に発売されたもののようですが、当時はかなり人気だったみたいです。

USB入力でPCとデジタル接続して外部アンプとして利用できます。ボリュームはPCからだけでなく、基板上のプッシュボタンで調整できるので便利です。

デジタルアンプICはTI製TPA3130、DACチップはTI (バーブラウン)製PCM2704Cです。TPA3130はD級アンプICで、動作クロックが1.2MHzとたいへん高いスイッチング周波数になっていますので、かなり高品位なサウンドが期待できます。また、USBバスパワーの電源部は、SCDS(Super Charged Drive System)回路というリザーブド電源の構成で10,000μFの大容量コンデンサを搭載しています。

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オリジナルでしばらく聴いていたのですが、どうも繊細さに欠けるのが耳についてきました。やはり雑誌付録ということもあり、コスト的な制約でコンデンサ類はかなりチープです。

そこで、つぎのようにすこしだけ改造をしてみました。

・デジタルアンプとUSB電源のデカップリングコンデンサ(日本ケミコン SMG)をOS-CON に交換。
・DAC−デジタルアンプ間のアナログ信号系のカップリングコンデンサ(日本ケミコン SMG)を東信工業 Jovial UTSJに交換。
・デジタルアンプのローパスフィルタ用コンデンサをWIMA MKS2フィルムコンデンサに交換。
・SCDS回路の大容量電解コンデンサ(日本ケミコン SMH)はロープロファイルで品質のいいものがなかったのでそのままにしました。

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いまエージング中ですが、かなりノイズフロアが下がって、繊細な感じの音になりました。
やはりOS-CONによる電源の低ESR化の効果は絶大ですね。また、東信UTSJは歪みが少なくクリアーな音質なので、お気に入りの一つとしてカップリングコンデンサでもよく使っています。

下はオリジナル基板の画像です。トップ画像と見比べていただければ、改造ポイントはよくわかると思います。

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DigiFi No.13 仕様
・最大出力:10W+10W (8 Ω、ダイナミックパワー)
・周波数特性:20Hz 〜20,000Hz 以上
・USB入力データ:48k㎐/16ビット
・電源電圧:5V(USB BUS パワー)
・寸法/質量:W64×H38×D93mm / 57g

追記)OS-CONは導電性高分子アルミ固体電解コンデンサで、低ESR(等価直列抵抗)が特長です。もともとコンピュータ等の電子機器用でオーディオ用ではありませんが、音質が優れていることはマニアに知られています。ただ、超低ESR製品は最大16Vとかなり低い耐電圧であることや、熱に非常に弱く半田付けでの熱劣化の問題もあります。通常の電解コンデンサでも同様なのですが、製造時や熱などで損傷した内部電極箔は通電していくうちに化学反応によって自己修復します。OS-CONの場合にはかなり長い時間(100時間)が必要です。
オーディオ機器がエージングで音質が変わるのは、このような電解コンデンサの問題がおおきく影響しているのだと思います。
posted by toons at 23:57| Comment(0) | サウンド