2020年08月22日

「これならできる特選スピーカーユニット 2020年版マークオーディオ編」 - OM-MF4 を入手!

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今年の付録ユニットは、マークオーディオ製 "OM-MF4"

直径40oコーンのフルレンジユニットですが、見た目は重厚な作りです。

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Fs は 97.5Hz なので、昨年の "OM-MF519"(Fs=106.25Hz)より低い周波数ですが、そのぶん能率が 2dBほど低めになってます。

本文に紹介されているボックス作成例もほぼニアフィールド向けで書かれていて、普通に考えると似たような箱設計になりそうです。

"OM-MF4 T/Sパラメーター"
・Revc: 8 Ohm
・Fs: 97.5 Hz
・Sd: 0.0024 m2
・Vas: 1.15 Ltr
・Mmd: 1.63 g
・Mms: 1.69 g
・Qms: 3.77
・Qes:0.78
・Qts:0.64
・SPLo: 83.41 dB
・Power: 7 Watts (Nom), 14w (Max)
・X max: 4.0 mm (1 way)

まだまだ暑い日が続くので、ちょっと時間をおいてから面白そうな箱を考えてみます。
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posted by toons at 13:09| Comment(0) | オーディオ

Amazon Echo Dot その音質に違和感、周波数特性は!?

EchoDotClock_5.jpg

Alexa と 「Amzon Echo Dot with Clock(第3世代)」を導入して、我が家もやっとスマートホームに!

しかし、スマートスピーカーとしての再生音質にはちょっと不満を募らせています。

Alexa に Apple Music での音楽再生をお願いして、さまざまなジャンルの音楽を聴いていますが、どうも違和感が!? 

モノラル再生ですし、たった4cmの小口径スピーカーユニットでは再生できる周波数レンジが狭いので、通常のオーディオシステムに及ぶべくものないのは判りますが、、、 

廉価ながらも、Amazonオリジナルの音響製品、こんな音でいいのかと!?

ちょっと調べてみると、iPhone/iPad と Echo Dot with Clock を Bluetooth ペアリングするとワイヤレス再生ができるみたいです。つまり、iPhone/iPad から任意のオーディオテスト音源を Echo Dot with Clock で鳴らすことができるわけです。

そこで、Echo Dot with Clock のスピーカーの音の悪さの原因がどこにあるのか、周波数特性を計測することにしました。

iPad と Bluetoothオーディオ接続して、Echo Dot with Clock でテスト音源を再生させます。

音源は「Audio Tone Generator Lite」アプリで生成したピンクノイズです。

Bluetoothオーディオの伝送劣化を最小限にするために、iPadの音量出力は最大に設定しています。(サウンドレベルをあまり低くすると、Bluetooth無線チップの無音検出による省電力機能のため、サウンドデータ伝送が途切れてノイズが混入する可能性あります。)

AFA.png

iPhone SE2 で「Audio Frequency Analyzer」アプリを使って、周波数特性をリアルタイム測定しました。なお、Echo Dot with Clock と iPhone SE2 の内蔵マイクとの距離は 1m です。

・周波数測定結果(1m、ピンクノイズ、1/3 オクターブバンド解析、HOLD)
EchoDotClock_freq_org.png

ちょっと驚くような周波数特性!これじゃ、音が悪いなと感じるのも当たり前です。

なにか測定条件でミスでもあるのかと、なんども測定をやり直しましたが、測定結果は同じでした。

ドンシャリと感じていたのが証明されました。あまりに低域と高域を持ち上りすぎて、相対的に中域がかなり落ち込でいます。

とくに低域がこんなに強調されていては、こもったような音質になるのは当たり前です。ボーカル帯域が不自然な音に聴こえたのはこのせいですね。

通常、4cmフルレンジユニット単体の周波数特性がこんな妙な特性になるはずがありません。中域が盛り上がったカマボコ型の周波数特性が普通です。なんらかのサウンドチューニングがおこなわれているか、あるいは個体の不具合なのか。

EchoDotClocj_EQ_init.png

さらに調べてみると、Alexaアプリで「デバイスの設定>Echo Dot>オーディオの設定」という設定項目があり、その中にサウンド・イコライザーが存在することがわかりました。

低域、中域、高域の3バンド・イコライザーで、±6dBのレベル調整ができるみたいです。デフォルトはすべて「0」になっていました。各バンドの中心周波数は公表されていません。

EchoDotClock_EQ_tuning_1.png

そこで、わたしの聴感でイコライザーを調整して、できるだけ違和感の少ないようにしてみました。

音楽で一番重要な中域をできるだけ聴きやすくした結果、イコライザー設定は、低域 -4、中域 +6、高域 -1となりました。このときの周波数特性はつぎのとおりです。

EchoDotClock_freq_EQ_tuning_1.png

このイコライザー設定ではボーカル帯域の違和感がかなり少なくなりました。音楽を聴いてもドンシャリ感が抑制され、わりと聴きやすい音質になっていると思います。高域はもう少し下げてもいいかもしれません。

Alexaの話し声もすこし聴きやすくなりましたが、女声としてはかなり低い声なので、日本語ではなく英語でチューニングされた合成音声なのかも。

Echo Dot (with Clock) の音質がイマイチと感じている人は、イコライザー調整をぜひ試してみてください。すこしは好みのサウンドに改善できるかもしれません。

なお、Echo Dot 本体を置く場所によっては下の素材が共鳴して妙な響きも出てしまいがちです。もし共鳴しているなら、置き場所を変えるか、あるいはしっかりしたボードを敷いてみるのも音質改善に繋がると思います。
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追記)2022/8/31
関連記事 「Amazon Echo Dot(第4世代)」を入手!そのサウンド特性は!?>
posted by toons at 07:07| Comment(0) | オーディオ

2020年08月21日

Amazon Alexa と Echo Dot で、スマートホームを始めてみた!

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新型コロナによる長い自粛生活、、、刺激のない日常生活にすっかり飽きました。

そこで、新しい試みとして、Amazon のスマートスピーカー「Echo Dot with Clock(第3世代)」 を導入し、IoTによるスマートホーム化にチャレンジしています!

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Echo Dot with Clock は、Echo Dot(第3世代)にLEDクロック表示機能を追加した製品で、Alexa(アレクサ)なる音声AIアシスタントを本体に搭載しています。どうも内部HWが更新されて、802.11acもサポートされているようです。

Echo Dot with Clock スペック概要
・スマートスピーカー機能
・音声AIアシスタント Alexa 搭載
・イルミネーション機能
・LEDクロック表示:各種設定表示、タイマー時間表示
・Bluetooth:A2DP/AVRCP、SBCコーデック
・WiFi:802.11a/b/g/n/ac
・外部オーディオ出力:3.5mm ステレオジャック
・内蔵スピーカ:1.6 inch フルレンジスピーカ(4cm)
・サイズ:99 x 99 x 43mm
・重さ:300g
・電源:ACアダプター(GP02NB)入力 100-230V 0.5A、出力 12.0V 1.25A
・本体カラー:サンドストーン

まず、iPhoneにAlexaアプリをインストールして、Echo Dot with Clockを追加デバイスとして初期設定します。すると、すぐにAlexaが Echo Dot with Clock 上でも動き始めます。

まず、「アレクサ」と話しかけると、上部のLEDリングがブルーに光り、さらに音のする方向がグリーンに光ります。これは Alexa が聞き耳を立ている状態で、それ以降の言葉が Alexa への指示になります。

いろいろ試してみましたが、徐々に話者の癖を学習して、音声認識が向上していきます。どうも Apple Siri よりは音声認識が優れている感じですね。

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天気予報やニュースを読み上げてもらったり、駄洒落をいわせたり、ちょっとチグハグした会話をするのも楽しいです。「2001年宇宙の旅」の HAL9000 がようやく我が家にも約20年遅れでやってきた感じですね。

ただ、Echo Dot with Clock のスピーカ音はこもり気味で、低音が妙に強くて、Alexa の声(女性)も明瞭さのない感じです。

音楽を再生してみたところ、ドンシャリ傾向であまり良い音質とはいえないものでした。このような廉価な製品で高音質を求めるのは酷かもしれませんが、、、

製品の個体差があるのか、あるいは、音の素人にサウンド設計を任せたんでしょうか?

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まあ、このままでは単なるAIスピーカーなので、SwitchBot の「Hub mini」というインターネット経由で家電を操作できるスマートリモコンを入手しました。

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ここがスマートホーム化の鍵なのですが、数あるIoTデバイスの中から、ネット上の口コミとローコストさで選んでしまいました。

SwitchBot は専用アプリの出来の悪さ(GUIがかなりプア)と海外にサーバーあることがネックです。このあたりが気になる方は日本製のものを選ぶべきでしょうね。

SwitchBotApp-1.jpg 

家電製品の登録はとても簡単で、専用アプリを立ち上げて、家電リモコンを Hub mini に向けて赤外線送信するだけで自動認識してくれます。

すこし古い家電製品は対応していないケースがあるので、自分自身でボタン操作を登録するか、サポートサイトに連絡してリモート登録してもらう必要があります。ただ細かい設定まで遠隔操作に反映するのは無理っぽいです。

IFTTTもサポートしているようなので、そちらで様々な連携操作をチャレンジしてみるのも手かもしれません。

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とりあえず、テレビ、エアコン、扇風機、空気清浄機を登録して、ひととおりの遠隔制御が専用アプリからできるようになりました。

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さらに、Alexa アプリで、スマートホームの SwitchBot 用スキル(キーワードと紐付けされた機能拡張処理)を登録することで、Echo Dot with Clock / Alexa から電気製品を音声コントロールできるのを確認できました! あまりに設定が簡単だったので拍子抜けしたくらいです。

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「アレクサ、明かりをつけて」、「アレクサ、テレビをつけて」、「アレクサ、エアコンの温度を下げて」などの合言葉で、家電製品が物理的にコントロールできるのはスマートホームの第一歩としてちょっとうれしいです。

Alexa は、AppleMusic のような音楽サービスやYahooニュースのような情報サービス、さらに家電メーカーのIoT連携製品など、多数のサードパーティー/サービスプロバイダーから専用スキルが提供されています。

新しいスキルを見つけては登録して試してみているところです。現時点では、Alexa がスマートホームをもっとも簡単に実現できるAIシステムでしょうね。

Alexa と一緒に、新しいスマートホーム生活を楽しんでみようと思います。
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posted by toons at 12:32| Comment(0) | オーディオ

2020年08月17日

たった6点のみの「大文字」 - 京都・五山の送り火

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如意ケ嶽に、文字の交点と先端のみに点火されて浮かび上がった「大文字」

昨夜、「五山の送り火」が点火箇所を大幅に減らして実施されました。

時世を反映してのソーシャルディスタンスとはいえ、侘しさが募りました。
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posted by toons at 10:06| Comment(0) | 日記

2020年08月10日

アップデート -「Listening Tuner」ver 3.0

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「Listening Tuner」をバージョン3.0にアップデートしました。

「Listening Tuner」は、あなたの「聴こえ」をサポートするサウンドアンプ・アプリです。iPhoneが集音器に変身して、聴き取りにくい音をあなたに合わせて聴きやすくします。

iPhoneの内蔵マイクとイヤホンを使用して、あなたの聴力にあわせた周波数特性や音量などのサウンド調整をおこなうことができます。

今回のアップデートで、ワイヤレスヘッドホン(Bluetooth)をサポートしました。

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本アプリは、グラフィック・イコライザ(周波数特性の補正)、プリセット・イコライザ(聴力補正)、ノイズ・サプレッサ(雑音低減)、コンプレッサ(音量圧縮)、マイクレベル調整など、多様な聴力特性のサウンド補正をサポートする機能を備えています。

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さらに、聞き逃し再生機能により、瞬間的に聞き逃した音を15秒間さかのぼって、サウンド補正をかけながら何度も再生することができます。

本アプリの詳しい情報は、App StoreTMに掲載されていますので、下記のリンクからご覧いただけます。

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posted by toons at 18:28| Comment(0) | お知らせ

2020年08月09日

夏季休業のお知らせ

平素は格別のお引き立てをいただき厚くお礼申し上げます。

誠に勝手ながら下記日程を休業とさせていただきます。

休業期間:2020年8月12日 〜 2020年8月17日

休業期間中にいただいたお問合せについては、営業開始日以降に順次回答させていただきます。

大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解の程お願い申し上げます。

TOON, LLC.
posted by toons at 13:56| Comment(0) | お知らせ

2020年08月03日

新型コロナウイルスの名称問題

日々、新型コロナウィルスの感染者が増加し続けています。しかし、いまだ緊急事態ではないとのこと!?

実は、新型コロナウィルスという暫定名称が使われ続けていることに以前から疑問を持っています。

国際ウイルス分類委員会(International Committee on Taxonomy of Viruses:ICTV)が2月はじめに、2003年に流行した「SARS(重症急性呼吸器症候群)」を引き起こすウイルス「SARS-CoV」の姉妹種であるとして「SARS-CoV-2」と名付けています。

一方、WHOは、2月11日に新型コロナウイルス感染症の正式名称を「COVID-19」と発表。ウィルス名称とはまったく違うものに。

なぜ、WHOは別名をつけて誤魔化そうとしたのか!? 一般名称として、「SARS」や「MERS」と同様に、シンプルに「SARS-2」でよかったはず。

これで警戒レベルをかなり引き下げてしまいました。初期対応が感染症対策で一番重要なのに。

やはり事実を歪曲、矮小化することが、人類への裏切りにつながることをはっきり示した事例でしょう。忖度などもってのほかです。

いま何をすべきか、われわれに委ねられている厳しい現実を受け止めるしかないですね。
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posted by toons at 18:20| Comment(0) | 日記