
オーディオ以外に嵌らないつもりでしたが、、、
コロナ禍の時代、すこしだけ異世界に浸ってもいいかもと。いま、ごく身近なところを見つめなおしているところです。

実は、万年筆インクに嵌りつつあります。
ちょうど手元にあった「ペリカン ロイヤルブルー」
ドイツ製の染料インクの定番、とても素晴らしいブルー、この色合いにインスパイアされたのが発端です。(トップ画像の一番上の線がこのインクでパープル寄りの鮮やかなブルー、この写真では露出の関係でうまく色合いが再現できていません。)
万年筆インクはびっくりするぐらい進化していて、現代のインク事情には唖然です。多種多様なインク製品の数々、インク沼といわれるのも納得かも。

セーラーの顔料インクのブラック「極黒」、ブルーブラック「青墨」、「蒼墨」が個人的にはずっと定番でした。
なにしろ、現在の顔料インクは従来の万年筆インクの致命的ポイントである耐水性と経年劣化を解決しており、もうこれで十分だと納得していました。わたしがビジネス用途で万年筆を普通に使えるようになったのは、セーラーの超微粒子化技術をつかった顔料インクのおかげです。
まさか、もう一度インクの原点である染料インクに戻ってみようなどとは考えていませんでしたが、、、
いま、いったい何を選べばいいのか、、、!?
実際に、文具店でインク試し書きしてみれば、無駄はないのでしょうが、、、(有名な神戸のナガサワ文具店に行って選べれば、もっと楽しい展開があったかもしれません。しかし、このコロナ・オミクロン株の蔓延状況なので。)
ネット上にアップされているインク画像をベースにブルー系インクのバリエーションをすこし選んでみようかと。

万年筆ブランドとして大好きな「セーラー」、そこで気になった「SHIKIORI - 四季織」シリーズのインク!20色ものカラーバリエーションがあり、絶妙なネーミングがとても楽しいです。
結局、ブルー系インクで、すこし趣の異なる「蒼天」と「山鳥」をセレクト。
それぞれのインクを比較してみました。セーラー「ふでDEまんねん(ペン先角度 40度)」で書いたものです。

ペリカン「ロイヤルブルー」は気品のあるパープル寄りのブルー、「蒼天」は澄み切った初夏の空色、「山鳥」は青というより深い緑の森林か。
改めて、ペリカン・ロイヤルブルーの綺麗さに惚れ直しました。新たなブルー系インクとしては「蒼天」を利用する頻度が増えそうです。
インク沼に嵌る人が増えているというのも納得できます。改めて日本人の感性の豊かさを実感しました。
「Kind of Blue」、ブルーインクの世界にちょっと浸ってみようと思います。くれぐれも沼に足を取られないように、、、
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