したがって、ピンクノイズは周波数が高くなるにつれて右下がりの周波数特性になります。一定の周波数帯域ごとのエネルギーが均一になるため、周波数帯域別の音量を評価する目的に適した雑音です。すなわち、どのオクターブの帯域でみても音の強さが同じ音であるため音響調整や測定ではピンクノイズがよく使用されます。
ちなみに、ピンクノイズは「1/fゆらぎ」または「1/fノイズ 」と言われるものと同じものであり、自然界の音の分布に近いと言われています、ピンクノイズは実際の音楽信号に似たスペクトラムを持っていますので,サウンドシステムに音楽信号と同様な負荷を与えることができます。
例えば、オクターブバンドまたは 1/3 オクターブバンドのリアルタイム・アナライザーを用いて、サウンドシステムの周波数特性を測定し、その較正をおこなうことができます。
当社のリアルタイム・アナライザー・アプリ"Audio Frequency Analyzer"も利用可能です。あなたのオーディオシステムにおいて、ピンクノイズをスピーカーから再生しながら、1/3オクターブモード、レベル&ホールド設定で周波数スペクトラムを測定することで、オーディオ再生環境のオーバーオールな周波数特性を詳細に観測することができます。
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