2017年03月01日

オクターブバンドノイズ

オクターブバンドノイズとは、ホワイトノイズやピンクノイズに対してある特定の1オクターブの周波数の帯域幅のエネルギーだけを取り出したノイズ信号のことをいいます。当社アプリ"Octave Band Noise Generator"では、オクターブバンドまたは1/3オクターブバンドのノイズを自在に設定して信号出力できます。

オクターブバンドノイズについて、もうすこし詳しく説明します。
オクターブとはある周波数に対して周波数の比率が2倍になる音程のことです。そして、オクターブバンドとはある周波数を中心として上限と下限の周波数の比率がちょうど1オクターブになる周波数の帯域幅のことをいいます。このオクターブバンドの中心となる周波数を中心周波数といい、中心周波数foに対する周波数帯域は下限周波数fo/√2から上限周波数fo*√2まで範囲です。たとえば、オクターブバンドの中心周波数は1kHz、2kHz、4kHz、、、のようになり、1/3オクターブバンドではさらに1オクターブが3分割されます。

上記のようなオクターブバンド特性をもつフィルターで特定のオクターブバンド(特定の周波数帯域)のみを取り出したノイズがオクターブバンドノイズです。このオクターブバンドノイズを使って、ターゲットとなる周波数帯域のみを評価をすることが可能です。特定周波数バンドのピンクノイズをリアルタイムアナライザーで測定すると、他の周波数バンドの影響を受けないような音響調整やノイズ源の特性をシミュレートすることもできます。

また、"Octave Band Noise Generator"で生成できるオクターブバンドノイズは、環境音測定の基準音源、サウンドチューニング、耳鳴り緩和やサウンドマスキングのための音響効果音など、様々な用途にご利用いただけます。

例えば、つぎのような室内音響や建築現場での環境音測定に対応した計測用音源としてもお使いいただけます。
 ・遮音量測定用音源
 ・室内音場分布測定用音源
 ・残響時間測定用音源

obng_13oct_pink_v100.png

その他の用途としてイヤホン、ヘッドホンの聴感上の特性を合わせる用途などにも有効です。 ソース信号としてピンクノイズを選択し、1/1オクターブバンド、中心周波数125Hz、1kHz、8kHzのノイズ信号を順次再生することで、聴感上の帯域の強弱を判断することができます。 さらに詳しく解析したい場合は、他の周波数帯域もしくは1/3オクターブノイズでお試しください。 再生機器の周波数帯域特性が判れば、別途イコライザーにてお使いのイヤホンをご自身の好みの音質に調整できるでしょう。

posted by toon-rd-team at 22:58| Comment(0) | サウンド
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