2018年05月02日

HDDオーディオプレーヤーのHDD換装 - NAC-HD1

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HDDオーディオプレーヤー「SONY NAC-HD1」のハードディスクを 250GB から 2TB に換装してみました。

NAC-HD1は、ネットワークオーディオ機器の端緒になった製品で、2007年にソニーより発売されました。翌年、この機器を導入してデジタルオーディオ再生に活用しています。すでに生産完了品で、HAP-Z1ESが後継機に相当します。

NAC-HD1は、CDをリッピングしてリニアPCMデータにして内蔵HDDに保存できます。CDドライブよりもHDDから読み出すほうがデータ精度やジッターなどの点でオーディオとしては有利と言われています。リッピング性能がとても高くて、PC用高性能リッピングソフトウェアによるデジタルデータと完全一致するのを確認しています。逆にダウンミックスを繰り返したようなソースはがっかりしますが、、、

現在はハイレゾ対応のネットワークオーディオ製品がたくさん出てきていますが、NAC-HD1はその先駆けとなるような機能をたくさん持っています。
CD再生&リッピング機能、音楽データのHDDストレージ、24bit/96KHzのADコンバータ、24bit/192kHzのDAコンバータ、ネットワークオーディオ機能、楽曲タイトルのネット検索(Gracenote)、12音解析による音楽ファイルの自動分類、音楽ジャンルやミュージシャンごとのミュージックボックス再生機能など、、、使い勝手の良さと高音質で手放せないものになっています。

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オリジナルHDD-250GBは、リニアPCMで 380時間、つまり380枚ほどのCDをリッピングできますが、 すでに300枚ほどのCDをリッピングしていて、残り容量がとても少なくなっていました。

そこで、今回、2TBのHDDに換装して、リニアPCMで最大3092時間の録音が可能となりました。リッピング済みの音楽データを反映させても残り2800時間ほどもデータ容量があります。

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オリジナルHDDは古い規格IDEインタフェースのシーゲート製品(Seagate barracuda 7200.10, 250GB, 7200rpm) でした。
今回用意したHDD-2TB(WD AV-GP WD20ERUX, 2TB, 5400rpm)はSATAインタフェースで直接繋がらないため、SATA-IDE変換基板を使って接続しています。このHDDはAV機器用の低速タイプなので、低振動&低騒音で省電力でもあり、ノイズ面でも有利だと思います。

Linuxベースで単純なHDD換装ではまったく動作しなかったため、セクタバイセクタで物理イメージのクローンを作り、最終パーティションをディスク領域の最後部に移してから、データパーティションを拡張します。

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NAC-HD1は、実態としてLinuxコンピュータです。写真の中央にある基板がCPUボードで、CPUはルネサステクノロジのSH7090(300MHz)、メモリは64MBとミニマムな構成のようです。オーディオ専用設計のためにパソコンで構築したPCオーディオよりはサウンドグレードが相当高いと思います。

また、サウンドデザイン社にて、デジタル出力のデータ精度を上げるカスタムチューニングを施してあります。(下写真)リニアPCMデータを超低ジッターで外部デジタル出力(S/PDIF)できます。
フルデジタルアンプにBNC同軸ケーブルでデジタル接続して再生していますが、その再生音はとても鮮度の高くて音場を再現し、CDにデータとしてここまで情報が入っていたのかといつも感心します。

NAC-HD1-DIF.jpg

いままではリッピングするCDをわざわざ厳選していましたが、これで気兼ねもなく好きなCDをリッピングして、音楽を楽しむことができそうです。リニアPCMのハイレゾデータもありますので、データ容量を気にせずストレージできそうです。

まだ手元には2000枚超のCDがリッピング予備軍としてありますので、相当やりがいがあります。

<参考>SONY NAC-HD1 製品情報
posted by toons at 12:57| Comment(2) | オーディオ
この記事へのコメント
15年近く愛用したNAC-HD1の電源が入らなくなりました。フューズは正常です。修理をお願いできないでしょうか? 修理費用と謝礼はお支払いします。廃棄処分にするのは忍びなくなんとか修理できないかとネットで探したところ貴ブログに出会いました。
Posted by 石松 眞司 at 2022年03月31日 16:56
石松さん
残念ながら、この電子機器を修理できるほどのスキルを有しておりません。お力になれなくてたいへん申し訳ございません。
NAC-HD1は実質LinuxPCで内部基板も表面実装部品で構成されていて故障個所の特定もかなり難しいと予想されます。
また、修理は個別の表面実装部品を交換するのではなく、メインボード全交換というのが実態だと思われます。
したがって、製造元にご依頼いただくしかないと思います。製造終了から時間は経っていますが、まだ修理可能かもしれません。
どうぞよろしくお願いします。
Posted by toons.t at 2022年03月31日 17:22
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