2018年10月27日

サンスイ AU-5500 レストア(2)

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43年前のサンスイのインテグレーテッドアンプ AU-5500をレストア中です。

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とりあえず、トップパネルを外して、電源を投入してみると、パイロットランプ(赤色LED!)はちゃんと点灯してますが、保護回路のリレーが解除されません。

すると内部からなにかの振動音が聞こえてきます。煙とかは出てこないので、ひとまず安心。

この状態で2-3分ほど放置していると、突然振動音が止まり、保護回路の解除されて、音が出力されるようになりました。

かなり濃い音で歪んでいたりはしません。歪み率やクロストーク性能はあまり良くない感じです。

この不具合は保護回路がすぐに解除されないということから、パワーアンプ周りでなにかが起こっている可能性が高いです。そこで、底板も外して、内部を観察してみました。

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メタルキャンのパワートランジスタが載っている基板がパワーアンプ部、シングルプッシュプルのオーソドックスな構成のようです。パワートランジスタはサンケンの2SC1619/2SA808、Pc=50wのもので、すでにディスコンで入手困難なようです。

ここに保護回路のリレーが見つかりました。保護回路とドライバー段あたりがかなり怪しいですね。

すこし観察して、すぐわかったのは、この基板に載っている電解コンデンサーの部品劣化が相当進んでおり、これが主因のようです。

この基板は裏向き(部品面が下側)なので、どうしても熱がこもって部品の熱劣化も起こしやすい実装になっています。筐体内部にはスペースがいっぱいあるのに、なぜこんな構成にしたのか不思議です。

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この電解コンデンサー、内部の電解液が膨張してきて斜めになっています。実際、部品の下半分が発熱で黒ずんで、電極もグラグラしていますので、パンク寸前なのは確かだと思います。
例の振動音もこの電解コンデンサーが発生源のようでした。

ということで、内部の劣化部品を順番に交換していくしかなさそうです。全体にばらして、各基板ごとに修理していく感じですね。

幸いパワートランジスタは無事のようなので、最低限の部品交換でなんとかなるかもしれません。

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アンプ全体に汚れがこびりついているので、まずは清掃から作業を進めることにします。

フロントパネルだけは傷も少ないですが、タバコの煙で燻されてシルバーだったはずのスイッチ、つまみ類がゴールドに染まっていました。まだまだ先は長そうです。

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posted by toons at 04:44| Comment(0) | サウンド
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