2018年11月05日

サンスイ AU-5500 レストア(6)

au5500-replaced-parts-eq-tc.jpg

サンスイ AU-5500(1975年製)プリメインアンプの修復を継続中!

トーンコントロール、フォノイコライザー&サブ電源で、部品交換が必要な箇所を特定して、主に電解コンデンサーを交換しました。

#トーンコントロール部の修理

トーンコントロール部は一枚基板で構成されていて、前面パネル上側に取り付けられています。そのおかげで、汚れが多くて清掃がたいへんでした。

このトーンコントロール回路は低域、中域、高域の3バンドに分かれてコントールできるようになっています。現代では低域と高域のみが主流ですが、中域を調整できるのはけっこう便利ですね。

使用されていた電解コンデンサーには一部膨張したものがありましたが、全体にコンディションはマシなほうでした。

ニチコンとエルナーの標準品が混載されていましたが、ニチコンのオーディオグレード品(MUSE-FW、MUSE-ES)に入れ替えておきました。

*Before
au5500-tonectl-before.jpg

*After
au5500-tonectl-repaired-after.jpg


#フォノイコライザー部の修理

この当時、メインの音楽ソースであるLPレコードの入り口、フォノイコライザーは、アンプメーカーがとても力を入れたところです。

このアンプでは、この時代では珍しいモノリシックICが二つ搭載されています。フルディスクリートで構成するよりも動作安定するためだと思われます。いまや入手困難なスチロールコンデンサーも使われていて、やはりここは音質を重視した部品選定がされていますね。

フォノイコライザー部は、RCA入力端子と入力切替えスイッチも同一基板上に配置されています。

ほとんど部品劣化はありませんでしたが、電解コンデンサーのみ部品交換しておきました。トーンコントロール回路とおなじく、ニチコンのオーディオグレード品(MUSE-FW、MUSE-ES)に入れ替えておきました。

*Before
au5500-equalizer-before.jpg

*After
au5500-equalizer-repaired-after.jpg

#フォノイコライザー部のサブ電源の修理

こちらもパワーアンプ部と同じように、電解コンデンサーが膨れ上がって、かなり劣化が進んでいましたので、すべての電解コンデンサーを交換しました。ニチコンのオーディオグレード品(MUSE-FW)と高耐圧の標準品(VR)に入れ替えておきました。

*Before
au5500-power-repaired-1.jpg

*After
au5500-power-repaired-after.jpg

これで、主要な回路基板の修復は完了です。

各基板を個別チェックをしてから、メイン電源を投入して音出しをしました。とくに問題なく安定動作しているのを確認できました。

AU-5500のサウンドはかなりクリアになり、43年前のアンプとは思えないレベルになりました。

ランニングテストで試聴を繰り返していると、メインボリュームやバランスボリュームのガリやスイッチ切替えでの音途切れなどがとても気になるようになりました。

信号系統の劣化はどうも深刻のようですので、電気部品の内部清掃をやらざるを得ないようです。

とくに、メインボリュームはバランスボリュームと一体化しているので、どうしたものかと思案中です。
posted by toons at 12:21| Comment(0) | サウンド
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。