2018年11月07日

サンスイ AU-5500 レストア(7)

サンスイ AU-5500(1975年製)の修復作業中!

ランニングテストの結果、再生音のレベルが変動したり、途切れたりすることが発生したため、メインボリュームおよびトグルスイッチの接触不良と判断して、部品洗浄をおこないました。

au5500-switch-original.jpg

トグルスイッチの硬い金属外枠を強引に剥がして中身をのぞいてみると、分解は難しそうなので諦めました。ほんとうは完全分解して接点を直接掃除すべきなのですが、、、

au5500-switch-inner.jpg

トグルスイッチは、たばこのヤニが部品内部まで浸透しているため、中性洗剤を薄めた浄水で超音波洗浄をおこないました。洗浄後の汚水の酷さに驚きました。

au5500-switch-usonic-cleaning-start.jpg

au5500-switch-usonic-cleaning-2.jpg

au5500-switch-usonic-cleaning-end.jpg

浄水で洗剤を洗い流した後に、IPA(イソプロピルアルコール)で超音波洗浄をおこないました。

この後、トグルスイッチを取り出して乾燥させて終了です。IPAでの洗浄は、水分の残留の可能性も低くなり、安全だと思います。

au5500-switch-usonic-ipa.jpg

洗浄前に、トグルスイッチのON時の接触抵抗を測ったところ、一番ひどい状態のスイッチでは最大800Ωもの接触抵抗を示していました。

これが洗浄後には、ほぼ完全導通(0.0〜0.1Ω付近まで低下)しましたので、その効果は絶大でした。


au5500-volume-original.jpg

メインボリューム(左右バランス付き4連ボリューム)も同様にトグルスイッチ同様にかなり劣化しています。回転中に様々な箇所でガリがあり、抵抗値の不連続でした。

トグルスイッチでおこなった超音波洗浄は、ボリュームの内部抵抗体と擦動電極を痛める恐れがありますので、IPAでの浸潤洗浄にとどめました。

au5500-volume-dleaning.jpg

メインボリュームをIPAに漬けて12時間放置してみると、かなりの汚れが漏出してきました。アルコール洗浄の効果は十分あったようです。

抵抗値をテスターで計測してみましたが、スムーズに抵抗値が変化するのを確認できました。

au5500-switch-board.jpg

ふたたび、これらの電気部品をアッセンブリしなおして、AU-5500に電源を投入してみたところ、問題なく動作することを確認しました。

音も途切れたり、レベル変動することなく、ボリュームのガリも気にならなくなりました。

au5500-switch-volume-assemble.jpg

AU-5500の再生音は、サウンドが一皮剥けて、とても見通しがよくなりました。

やはりアナログアンプは微小信号をそのまま扱うので、信号経路の接触抵抗(汚れ)がとても大きな音質劣化につながるということを改めて思い知らされました。



posted by toons at 07:30| Comment(0) | サウンド
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