2019年02月06日

地下鉄の音 - Bill Evans "Waltz for Debby"

WaltzforDebby-bill.jpg

ビル・エバンス (Bill Evans) トリオのライブ・アルバム "Waltz for Debby"

ビル・エヴァンスの大ファンとして、とても大好きな特別なアルバムです。

1961年6月25日のレコーディングですが、その11日後の7月6日にベーシストのスコット・ラファロ (Scott LaFaro) が交通事故で他界したため、貴重なライブ録音&名盤中の名盤として有名です。

同日録音の"Sunday at Village Vanguard"は、別のテイクをセレクトして最初にリリースされた姉妹アルバムです。

ニューヨーク7番街にある名門ジャズクラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードのライブシーンが、客席の会話や食器の擦れ合う音まで収録されていて、とても臨場感に溢れています。

ビル・エヴァンスはまだ知名度も高くなく、さらに日曜日だったので、客の入りがまばらだったせいもありますが、、、  おかげで、録音レベルが若干高めなのかも。

WaltzforDebby-4s.jpg

最初の"My Foolish Heart"は映画音楽を美しいジャズバラードに昇華させたロマンチックな演奏でお気に入り一曲です。

実はこのアルバム、ヴィレッジ・ヴァンガードのごく近くを通る地下鉄の音が特定の曲でかすかに聞こえます。

この音、オーディオ・マニアやビル・エバンス・ファンの間で長らく噂されてきました。ということで、久々にじっくりと確認してみました。

地下鉄の音が入っているトラックの該当箇所はつぎのとおり。

1. My Foolish Heart | 発生時間 1:00〜1:04、2:52〜2:55
2. Waltz for Debby (take 2) | 発生時間 6:34
4. My Romance (take1) | 発生時間 4:55〜5:00
5. Some Other Time | 発生時間 00:14〜00:19, 3:55〜3:58, 4:12〜4:17
10. I Loves You, Porgy | 発生時間 2:09〜2:12, 4:38〜4:42

主に右チャネルに入っています。トリオ演奏とは関係なく、電車が地下トンネルを通過する低周波音で、暗騒音レベルも上がって聴こえてきます。
お店が地下1階にあるので、低周波音が透過しやすいのでしょう。

どう聴こえるかはオーディオシステム次第ですが、この騒音の周波数は30〜40Hzで、低音再生能力のサウンドチェックに活用できますね。(CD、SACD、LPなどメディアの種類、マスタリングの違いなどによって、騒音時間は微妙に前後するかもしれません。追加トラックの曲順が異なるバージョンもあります。)

WaltzforDebby-LP-2.jpg

おまけで、LPの裏面、Joe Goldbergによるオリジナル・ライナーノーツを!

posted by toons at 19:59| Comment(0) | サウンド
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。