2020年02月17日

「化学反応」!?

「化学反応」- 最近、記事やCM、有名人・知識人などで、頻繁に使われている言葉です!

「(Aさん)と(Bさん)が化学反応する」、「企業同士の化学反応」、といった非科学的な文章を見聞きして、この人は何をいっているのかといつも違和感をいだきます。きっと理系の人なら、この違和感に同意されるでしょう。

どうも、ここでの「化学反応」は、「複数のものが組み合わされて、予想しなかったような効果が生じること」の意味で、文系の人々が多用しているようです!?スポーツマンのインタビューでも唐突に出てきて唖然とします。

一般に、「化学反応(chemical reaction)」は、1組の化学物質を別の化学物質に化学変換するプロセスのことで、日常会話にはあまり出てこないはずの科学用語です。中学レベルの知識があれば、この誤用がわかるはずです。

一方、英語では、人間関係を「Good Chemistry」、「Bad Chemistry」と表現したりしますが、ここでの「Chemistry」は「化学」ではなく、「相性」や「関係性」の意味します。

「化学反応」や「化学」という日本語の訳語で、人間関係を形容するのはしっくりきませんし、どうも「化学(Chemistry)」自体を貶めた印象もあります。

やはり、「相乗効果」などといったという表現で置き換えられるべきでしょう。

専門用語の転用は多々あると思いますが、このような間違った言葉の使い方が定着することだけは避けたいものです。
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posted by toons at 23:57| Comment(0) | 日記
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