
5月中旬から期間限定で発売されている「一保堂の宇治新茶(煎茶)」
お茶の新芽ならではの爽やかな青い香り、若い生命力の強さを感じさせます。

水出し煎茶でいただきましたが、渋みがかなり抑えられる一方、うま味成分「テアニン」がうまく引き出せてとても美味しくなります。

低い温度(15℃以下)でゆっくり抽出すれば、エピガロカテキン(EGC)が多く浸出します。EGCは「マクロファージ」の働きを活性化して免疫力を高める作用があります。
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追記(2020/6/9):緑茶ポリフェノールであるカテキンについて
緑茶には、エピガロカテキンガレート(EGCG)、エピガロカテキン(EGC)、エピカテキンガレート(ECG)、エピカテキン(EC)など4種類が主に含まれています。その割合は、EGCGが約59.1%、EGCが約19.2%、ECGが約13.7%、ECが約6.4%です。
この中で、エピガロカテキンガレート(EGCG)は渋みの主成分ですが、抗癌作用やメタボに効くとして特保飲料などでアピールされています。
インドの研究者がCOVID-19の感染コントロールに役立つ可能性のある物質としてEGCGを上げている論文もあるようですが、エビデンスはまだないようですので、あくまでも参考までに。
ちなみに、EGCGは80℃以上の温度でないと抽出されませんので、EGCとは相反するもののようですね。
追記(2020/6/16)
水出し煎茶の画像を追加しました。
軟水250ml、煎茶10g、冷蔵庫(8℃)でじっくり12時間かけて抽出しました。