
きれいに木目が出ている合板なので、天然ワックスを試してみることに!
英国製 Briwax の評判がいいので試そうかと思ったのですが、、、
匂いがとても強烈で、塗装した後もずっと残りつづけるようです。Briwax ならではの発色性と艶はとても素晴らしいのですが、健康面などまったく考慮しない古い時代の塗料とのこと。
トルエンやキシレンなど揮発性有機溶剤が混入されていて、室内で使うとシックハウス症候群を引き起す可能性があります。気密性の高い我が家では大問題になりそうなので断念しました。
すこし調べていくと、自然系植物塗料で安全そうなものも結構ありましたが、コスト面、塗装方法、メンテナンス性の課題など。いろいろと問題点が、、、

結局、もともとやりたかった蜜蝋ワックスに絞って、日本製のターナー色彩「オールドウッドワックス」を選定しました!
これは、2017年に発売された自然系ワックス、天然素材の蜜蝋が主成分、しかも匂いがほとんどないということで、こちらを選ぶことに。
これに含まれている有機溶剤はイソパラフィン、化粧品にも利用されているので安全性も高いと思われます。

オールドウッドワックスは着色と表面コーティングを同時にできる優れもの。しかし、木部への色浸透、発色という面ではBriwaxにはどうも及ばないようです。
そこで、おなじターナー色彩の「ウォーターベースコート」で下地塗りをすることにしました。これは水性塗料なので、刷毛でさっと塗るだけで簡単に着色できます。

オールドウッドワックスのカラーバリエーションは全11色、最初はウォルナットを選択するつもりでしたが、暗い色合いになりすぎるようなので、おなじブラウン系でもすこし明るいチューダーオークという色にしました。
下地材のウォーターベースコートのカラーバリエーションは全15色ですが、かなり着色の具合が違うらしいので、念のためオークとチークの2色を入手しました。オークはイエロー系の明るい色、チークは赤みがかったブラウンです。
手持ちの端材を使って、トライアルテスト!

下地をウォーターベースコートで塗り、上からオールドウッドワックスをかけました。それぞれ単体と重ね合わせの色変化を確認できました。オールドウッドワックスは1回塗りのみ、艶出していませんので単なる発色チェックのみです。
*1 ベースコート:オーク

*2 ベースコート:チーク

*3 ベースコート:オーク & チーク(オークの上に、チークを重ね塗り)

オールドウッドワックス(チューダーオーク)だけでは、薄い焦げ茶といった感じで、あまりピンと来ない色合いです。
ウォータベースコートで下地塗りをして、オールドウッドワックスを塗ったほうが色に深みが出ています。
オークは黄色味が強くて明るい感じ、チークだと赤みの濃い茶系の暗い感じになりました。両者のブレンドはチーク寄りの色目ですが、すこし明るくなって、より好ましい感じです。
これらの知見をもとに、実際のスピーカボックス塗装に入りたいと思います。
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