

ファストン端子を調達して、やっとボックス完成!

ボックスのサイズはこんな感じ。

完成したボックスにユニット取付け、結線チェックを兼ねて小音量でミュージックを流しておきます。

異音などなく極性もOK。まずは左右の周波数特性を測ってみます。
"Audio Frequency Analyzer"を使い、1kHz正弦波でレベルを合わせた後、ピンクノイズ再生、1/3オクターブバンドの周波数特性を見てみましょう。
・F特性計測 (初期) - Lch
・F特性計測 (初期) - Rch
素晴らしい程フラット。低域も左右に極端な差もないので箱の組立も問題なさそうです。低域は63/80Hzのレベルが同等なので、ダクトチューニングも良さそうです。
とりあえずこの状態で何曲か試聴。
インスト、女性ボーカル、オケ、カルテット、、、ベースのリズムも感じる、楽器の分離も充分、フルレンジなので定位感は問題なし。
ただ何か物足らなさを感じる音。ボーカルが前に出てこない。これは個人の好みの問題なのかなぁ・・・
少し吸音材を減らしてみよう。
・F特性計測 (吸音材減)
63Hzレベルが少し下がる。聴感上もベースの量感が減ったかなという感じはしますが全体的な印象は変わらず。
この時の設置は左右スピーカー間は約130cm、10cmユニットにしてはちょっと広すぎたか。
90cmまで間隔を狭めて再試聴。ちょっとボーカルがはっきりしてきた感じ。
ということで、確認のため再度測定してみます。
・F特性計測 (軸上1m)
もう一度、軸上1mの別角度で計測。三脚の足に1m長のタコ糸つけて回転移動、30度の位置を分度器でって、、、分度器どこに隠した???
と、こんな時には"ClinoScope"。iPhoneを回すだけで角度が一発でわかります。(なんやステマかよ!?)
30度特性は如何に。5kHzより高域が見事な程なだらかに下がっています。
・F特性計測 (30度)
もの足らなさは高域特性からか、スピーカー間が広すぎるとユニットの指向性がもろにでてくるのかもしれません。
60度特性もついでにと、ソファが邪魔。しかたなく45度で計測、これは参考程に。
・F特性計測 (45度)
ユニットの設計としては、中低域重視なんだろうなと感じました。
単純なバスレフでも充分な低音感が再現されますし、嫌味な音はほぼ出てきません。ただもう少しメリハリ感が欲しいですが、これは個人の好みの問題ですね。
雑誌内の製作記事にありましたが、適度な響きをもった箱の方が合ってるかもというのはこの辺りにあるのかもしれません。
特定の帯域に味を付けていないということは、真面目に設計されたユニットということでしょう。3Wayのスコーカーに使えば面白そうです。
今後の予定:ツイーターを載っけてみようかと計画中。
.s
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