
無印良品 MUJI サーキュレーター(大風量タイプ・低騒音ファン AT-CF26R-W)を入手!
新しいサーキュレーターを探していて、DCモーターモデルとかも検討していました。結局、静音性能、風力性能、そしてコストパフォーマンスを考慮して、MUJIの大風量タイプを選択しました。

2年前に購入した無印良品 MUJI 小型サーキュレータ(低騒音ファン MJ-CF18JP-W)を並べてみるとこんな感じ!

AT-CF26R-W のファン・サイズは26cm、MJ-CF18JP-W では18cmなので、ファンがかなり巨大であることががわかります。
グリルの直径は一般的な扇風機のサイズに近くて、正面のインパクトは強烈ですが、奥行サイズは25cm程度なので横からだと結構コンパクトに見えます。
・AT-CF26R-W :幅33.1×奥行25.5×高さ37.5 cm 重さ:3.3 kg
・MJ-CF18JP-W:幅28.4×奥行22.8×高さ29.7 cm 重さ:2.2 kg
<MUJI サーキュレーター MJ-CF18JP-W 関連記事>
無印良品 サーキュレーター 騒音レベルを実測、その静かさに驚く!

AT-CF26R-W をさっそく動作させてみて、びっくり、レベル1(弱)でほぼ無音といってもいいでしょう。
とてもゆっくりした低回転でファンが回っていますが、しっかり風を感じられて直進性もあります。騒音レベルが小さいモデル MJ-CF18JP-W のレベル1(弱)と変わらないのには驚きました。
レベル2(中)はかなり強力でサーキュレーターとして十分な風量を確保できています。MJ-CF18JP-W のレベル3(強)よりもさらに強い風量で、東芝DCモーター扇風機(SIENTシリーズ)の最大風量時よりもファンの風切り音が少なくて静かです。
レベル3(強)はさらに大風量ですが、大急ぎで循環換気したいときには大活躍しそうです。さすがに、ファンの風切り音が盛大に出ますので、長時間は動作させることはないと思います。
騒音解析アプリ "Sound Level Analyzer PRO" で、ファン動作時の騒音レベルをiPhoneで計測してみました。
本体ファンの横方向10cmの距離、風がマイクに直接吹き付けない状態での騒音計測です。計測設定はA補正、FASTです。数値の見方としては、時間平均レベル(AVG)の数値をご参照いただければと思います。
・AT-CF26R-W レベル1・弱

騒音レベルは 31dBA(AVG) と非常に静か、暗騒音レベルは30dBくらいなので、レベル1(弱)のときはほぼ無音に近いです。
この製品のユーザーレビューで、レベル1(弱)時に、グリル部分が周期的に揺れて異音を発するという個体もあるそうです。
購入製品は出来が良く微振動などは発生せず、とても安定しています。異音が出るのはおそらくファンのアライメントによるものなんでしょうが、この個体はうまくバランスできており、当たり製品のようですね。
・AT-CF26R-W レベル2・中

・AT-CF26R-W レベル3・強

小さいモデル MJ-CF18JP-W のほうも改めて計測してみました。
ここ2年間、オールシーズン稼働しているので騒音レベルが上がっているかと思いましたが、騒音レベルは購入時とほとんど変わっていません。(関連記事参照)
今回の測定時の暗騒音レベルが前回測定時より1dBほど高かったので、騒音レベルはほぼ同じといえます。
・MJ-CF18JP-W レベル1・弱

・MJ-CF18JP-W レベル2・中

・MJ-CF18JP-W レベル3・強

AT-CF26R-W のレベル2(中)が44.2dBA(AVG)、MJ-CF18JP-W のレベル3(強)が42.3dBA(AVG)、と騒音レベルがほぼ同じでしたが、風量は明らかに AT-CF26R-W に軍配があがります。やはり、ファンのサイズ(26cm>18cm)が大きく寄与しているようですね。
AT-CF26R-W、ちょっと大きくて場所をとるのですが、個人的には静かさと風力性能の両立を求めているので、今回の導入は大正解でした。約3週間ほど継続稼働させていますが、とくに不具合はありません。
スイッチが後ろにあり、操作しにくかったり、首振り調整のステップが少なかったりするのは残念なところですが、無駄な機能や機構がない分、風力性能や静音性能に大きく効いていると思います。
両モデルとも三菱電機系の空調機器専門メーカー メルコエアーテック製であり、とてもよく考えられた設計で製品品質も安定しています。モーターは流行りのDCモーターではく、ACモーター(全閉形コンデンサーモーター)ですが、メカノイズは十分抑えられていてとても静か、設計上の標準使用期限10年となっています。また、ファン形状とエアフロー設計がよくできていて、風切り音や振動などもとても低いと思います。
なお、今回の製品選定時に他候補にあがった製品としては、米国製 ボルネード 633DC-JP。これは DCモーターで無段階変速でき、風力性能や静音性ともに魅力的でした。しかし、米国では100ドル以下の低価格なのに、日本ではMUJI製品4台分の高価格設定で、コストパフォーマンスがとても悪かったので断念しました。バルミューダ GreenFan C2 の実製品も店頭で試してみましたが、一番高価な割に風力性能がかなり劣っていたので却下しました。
ちなみに、立体首振り機能などをわざわざつけて扇風機のようなサーキュレーター製品もありますが、機構部品が壊れやすくて、異音がいきなり発生するような製品も多いようです。サーキュレーターと扇風機はまったく目的用途が異なるものなので、サーキュレーター本来の空気循環機能や静粛性が重要と思われる方はその点を注意して選定されるといいと思います。
我が家ではサーキュレーターをエアコンと併用してほぼ一日中稼働して、部屋の空気を循環させています。普段、騒音を気にしないで済むのはありがたいです。音楽鑑賞時にもまったく気になることもありません。
このシンプルな MUJI 大風量サーキュレーター AT-CF26R-W はこの暑い夏を乗り越えるために大活躍してくれそうです。
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無印の最新機種にしようかなと検討しているところです。やはりサーキュレーターとして用いるなら、旧機種のような首振り機構がないほうが騒音面でも有利ですよね。
レスありがとうございます。
MUJIのサーキュレーター最新機種、3次元首振り機構が搭載されてちょっと興味深いですね。MUJIネットサイトのレビューによれば、結構な騒音があると報告されています。静音性能を重視するなら、シンプルな構造で不要な振動を出しにくい旧機種のほうが安心かと思います。
そもそもサーキュレーターを扇風機のように利用しようということ自体が無理があるので、そのあたりを理解したうえで機種選定をされるのが賢明だと思います。
もし、コストを度外視できるのであれば、静音性と強力な空力性能をもつボルネード社のDCモーター搭載モデル(633DC-JP、または、610DC2-JP)をお勧めします。10年保証ですし。