2022年09月21日

MarkAudio OM-MF4-MICA スピーカー製作 (1)

「これならできる特選スピーカーユニット 2022年版マークオーディオ編」付録の Mark Audio "OM-MF4-MICA"、やはり6cmユニットということで小型バスレフでいくことにしました。製作もとても簡単です。

机の上に置いても無理のないサイズ感というところで、幅12cm、奥行15cm、高さ20cm程度に納まるよう板取を考えます。

01.板取(1).JPG

板厚12mmのMDFを材料として板幅100mmのバッフル、天板、底板、裏板に200x150mmの側板で挟む形、バスレフダクトは底板から裏側に逃がすようにします。

板数が少ないのでカットも楽、製作も側板に順次張り合わすので難しさはありません。

02.組立(1).JPG

仮組時点ではダクト方向をユニット側にしていましたが、もう少しダクト長を稼ぎたかったので裏板に向く方向に変えています。

03.組立(2).JPG

底ダクトから裏板側に抜けるよう底板は12mmの隙間をあけています。

04.組立(3).JPG

内容積は1.9L程度、断面積が途中で変わるのでダクト周波数(fd)の計算は大雑把ですが170Hz程度の想定です。

吸音材を天板側に少し入れ、側板を貼り付ければ完成。

05.完成(正).JPG

06.完成(裏).JPG

接着剤の乾燥に1日待って特性を測ってみました。昨年とは測定場所が変わったので標準SPのFOSTEX "FE83N"との比較をしてみました。

08.FE83N.JPG

ピンクノイズを再生、アンプボリューム同位置、計測スマホ軸上1m、 "Audio Frequency Analyzer" アプリで計測した 周波数特性がつぎのとおりです。

・OM-MF4-MICA 周波数特性
07.特性(OM-MF4-MICA).PNG

・FE83N 周波数特性
09.特性(FE83).PNG

OM-MF4-MICAの中高域特性は見事にフラット、16kHz以上はマークオーディオの個性ですかね。30度特性で平坦になることを期待しているのでしょう。

ダクト周波数はこの特性からすると160Hz近辺でしょうか、見た目は100Hz-12.5kHzフラットになっています。

FE83Nの方は1k-2kHzが若干レベル高目になっているようです。

ざっと試聴した感想は、よくある紙臭い音ではなかったです。シンバル、フルートの高域も綺麗に拡散する感じ、ピアノの粒立ちも感じられます。

さすがにベースの基音、オーケストラのトゥッティ再生は厳しいですね。ニアフィールドで壁に近づける設置であればもう少し低い方の伸びが期待できるかもしれません。

ということで後は塗装くらいでしょうかね。

いいえ。いくら小型とは言え机周りにそんなスペースがない。通常のセッティングでも聴いてみたいけどわざわざ台を用意するのもな〜。

というお声から、今回この小型システムとマッチしたスピーカースタンドをご用意しております。(え〜、そんな声聞いたことないわ)

そのスピーカースタンドがこちらになります、、、次回につづく。
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posted by toons at 19:15| Comment(0) | オーディオ
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