・Main SP(バスレフ・ポート下側)
まずは、上部キャビだけの小型バスレフの周波数特性を測ってみます。
なるべく同条件になるように、下部キャビの上に一枚板を挟み隙間ダクトを確保します。
TAOC スタンドの時より、100-160Hz が上がりましたが、エージングのせいかな。見た目はまずまずの周波数特性かと思います。
・Main SP(バスレフ・ポート上側)
次に、上部キャビをひっくり返します。ユニットは中央配置なので正面から見る分には変わりありません。ダクトが天板側になり約 5cm と長さは短くなります。
周波数特性は 100-160Hz の山が 160-200Hz に移動しました。
計算上は fd=240Hz くらい。デスクトップに置く場合は、楽曲によって上下を入れ替えてもいいかもしれません。
・Main SP+スピーカースタンド(BH)
いよいよ、下部キャビと接続し、どの程度低い周波数まで再生できるか確認です。
おっと、250Hz にピークが、、、共鳴ダクトとして計算した 234.5Hz の波長がもろに出ています。共鳴管として機能していますね。
確かに、バックロードホーンとしては上部キャビ容積が大きく、スロート部分も結構面積があって開口率が小さいので、ホーンとしての動作はないかなと考えていました。
バスレフ方式と比較して 100-160Hz のレベルは同じ程度、40-63Hz が若干レベルが上がっているようです。1/4 波長の効果かもしれません。
250Hz ピークは後で細工を考えるとして、今度は下部キャビをひっくり返してみましょう。
・下部キャビ・上下反転
底板はダクト接続穴はありませんが、上部キャビを載せられるよう天板と同サイズの補強板を付けています。
上部キャビを載せるとこれまたピッタリと合体します。
・Main SP(密閉型)
これで上部キャビはバスレフ動作ではなく密閉方式になります。
低域特性はバスレフのようにストンと落ちるのではなく、100Hz以下で緩やかに下がっていきます。密閉として計算した f0c は 137.5Hz になります。
4通りの使い方とそれぞれの周波数特性を測ってきました。各方式についておおよそ考えていた動作、特性が出ていたように思います。
上下キャビの接続箇所からの空気(音)漏れを心配していましたが、計測結果からは大きく漏れている様子はなさそうです。
今回は計測中心の説明になってしまいましたが、次回は試聴報告と 250Hz ピーク対策について考えたいと思います。
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