沿道には大勢観客が溢れ、順調に山鉾は進んでいたのですが、、、
9番目の鶏鉾(にわとりほこ)の車輪が壊れるという重大トラブル発生!
左後輪の外周部材「大羽」の1枚が割れたとのこと。

鶏鉾は四条柳馬場あたりで立ち往生して四条通を塞ぎ、後続の山鉾が通れなくなってしまいました。
小さい山は脇をすんなり通り抜けできましたが、大きな鉾は接触の危険を冒しながらギリギリで擦り抜けることに!

月鉾がなんとか擦り抜けている前代未聞の光景。
鶏鉾は巡行を断念し、金属の器具で大羽を仮止めする応急処置をして、室町綾小路の会所に引き返していきました。本来は辻回しを一回しないと会所に戻れないのですが、危険すぎてできなかったようです。

山鉾巡行終了後に鶏鉾を見に行ってみましたが、破損した車輪の一部がボルト固定されているのがわかりました。車輪をよく見るとあちらこちらに亀裂が散見されます。
もし同時に破損して車輪が大破すれば横転して大惨事になったでしょうから不幸中の幸いでした。
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