2020年08月22日

「これならできる特選スピーカーユニット 2020年版 マークオーディオ編」 - ”OM-MF4” を入手!

OM-MF4-1.jpg

今年の付録ユニットは、マークオーディオ製 "OM-MF4"

直径40oコーンのフルレンジユニットですが、見た目は重厚な作りです。

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Fs は 97.5Hz なので、昨年の "OM-MF519"(Fs=106.25Hz)より低い周波数ですが、そのぶん能率が 2dBほど低めになってます。

本文に紹介されているボックス作成例もほぼニアフィールド向けで書かれていて、普通に考えると似たような箱設計になりそうです。

"OM-MF4 T/Sパラメーター"
・Revc: 8 Ohm
・Fs: 97.5 Hz
・Sd: 0.0024 m2
・Vas: 1.15 Ltr
・Mmd: 1.63 g
・Mms: 1.69 g
・Qms: 3.77
・Qes:0.78
・Qts:0.64
・SPLo: 83.41 dB
・Power: 7 Watts (Nom), 14w (Max)
・X max: 4.0 mm (1 way)

まだまだ暑い日が続くので、ちょっと時間をおいてから面白そうな箱を考えてみます。
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Amazon Echo Dot その音質に違和感、周波数特性は?

EchoDotClock_5.jpg

Alexa と Amzon Echo Dot with Clock を導入して、我が家もやっとスマートホームに!

しかし、スマートスピーカーとしての再生音質にはちょっと不満を募らせています。

Alexa に Apple Music での音楽再生をお願いして、さまざまなジャンルの音楽を聴いていますが、どうも違和感が!? 

モノラル再生ですし、たった4cmの小口径スピーカーユニットでは再生できる周波数レンジが狭いので、通常のオーディオシステムに及ぶべくものないのは判りますが、、、 

廉価ながらも、Amazonオリジナルの音響製品、こんな音でいいのかと!?

ちょっと調べてみると、iPhone/iPad と Echo Dot with Clock を Bluetooth ペアリングするとワイヤレス再生ができるみたいです。つまり、iPhone/iPad から任意のオーディオテスト音源を Echo Dot with Clock で鳴らすことができるわけです。

そこで、Echo Dot with Clock のスピーカーの音の悪さの原因がどこにあるのか、周波数特性を計測することにしました。

iPad と Bluetoothオーディオ接続して、Echo Dot with Clock でテスト音源を再生させます。

ATG.png

音源は「ATG - Audio Tone Generator」アプリで生成したピンクノイズです。

Bluetoothオーディオの伝送劣化を最小限にするために、iPadの音量出力は最大に設定しています。(サウンドレベルをあまり低くすると、Bluetooth無線チップの無音検出による省電力機能のため、サウンドデータ伝送が途切れてノイズが混入する可能性あります。)

AFA.png

iPhone SE2 で「Audio Frequency Analyzer」アプリを使って、周波数特性をリアルタイム測定しました。なお、Echo Dot with Clock と iPhone SE2 の内蔵マイクとの距離は 1m です。

・周波数測定結果(1m、ピンクノイズ、1/3 オクターブバンド解析、HOLD)
EchoDotClock_freq_org.png

ちょっと驚くような周波数特性!これじゃ、音が悪いなと感じるのも当たり前です。

なにか測定条件でミスでもあるのかと、なんども測定をやり直しましたが、測定結果は同じでした。

ドンシャリと感じていたのが証明されました。あまりに低域と高域を持ち上りすぎて、相対的に中域がかなり落ち込でいます。

とくに低域がこんなに強調されていては、こもったような音質になるのは当たり前です。ボーカル帯域が不自然な音に聴こえたのはこのせいですね。

通常、4cmフルレンジユニット単体の周波数特性がこんな妙な特性になるはずがありません。中域が盛り上がったカマボコ型の周波数特性が普通です。なんらかのサウンドチューニングがおこなわれているか、あるいは個体の不具合なのか。

EchoDotClocj_EQ_init.png

さらに調べてみると、Alexaアプリで「デバイスの設定>Echo Dot>オーディオの設定」という設定項目があり、その中にサウンド・イコライザーが存在することがわかりました。

低域、中域、高域の3バンド・イコライザーで、±6dBのレベル調整ができるみたいです。デフォルトはすべて「0」になっていました。各バンドの中心周波数は公表されていません。

EchoDotClock_EQ_tuning_1.png

そこで、わたしの聴感でイコライザーを調整して、できるだけ違和感の少ないようにしてみました。

音楽で一番重要な中域をできるだけ聴きやすくした結果、イコライザー設定は、低域 -4、中域 +6、高域 -1となりました。このときの周波数特性はつぎのとおりです。

EchoDotClock_freq_EQ_tuning_1.png

このイコライザー設定ではボーカル帯域の違和感がかなり少なくなりました。音楽を聴いてもドンシャリ感が抑制され、わりと聴きやすい音質になっていると思います。高域はもう少し下げてもいいかもしれません。

Alexaの話し声もすこし聴きやすくなりましたが、女声としてはかなり低い声なので、日本語ではなく英語でチューニングされた合成音声なのかも。

Echo Dot (with Clock) の音質がイマイチと感じている人は、イコライザー調整をぜひ試してみてください。すこしは好みのサウンドに改善できるかもしれません。

なお、Echo Dot 本体を置く場所によっては下の素材が共鳴して妙な響きも出てしまいがちです。もし共鳴しているなら、置き場所を変えるか、あるいはしっかりしたボードを敷いてみるのも音質改善に繋がると思います。
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2020年08月21日

Amazon Alexa と Echo Dot で、スマートホームを始めてみた!

EchoDot-2.jpg

新型コロナによる長い自粛生活、、、刺激のない日常生活にすっかり飽きました。

そこで、新しい試みとして、Amazon のスマートスピーカー「Echo Dot with Clock」 を導入し、IoTによるスマートホーム化にチャレンジしています!

EchoDot-1.jpg

Echo Dot with Clock は、Echo Dot(第3世代)にLEDクロック表示機能を追加した製品で、Alexa(アレクサ)なる音声AIアシスタントを本体に搭載しています。どうも内部HWが更新されて、802.11acもサポートされているようです。

Echo Dot with Clock スペック概要
・スマートスピーカー機能
・音声AIアシスタント Alexa 搭載
・イルミネーション機能
・LEDクロック表示:各種設定表示、タイマー時間表示
・Bluetooth:A2DP/AVRCP、SBCコーデック
・WiFi:802.11a/b/g/n/ac
・外部オーディオ出力:3.5mm ステレオジャック
・内蔵スピーカ:1.6 inch フルレンジスピーカ(4cm)
・サイズ:99 x 99 x 43mm
・重さ:300g
・電源:ACアダプター(GP02NB)入力 100-230V 0.5A、出力 12.0V 1.25A
・本体カラー:サンドストーン

まず、iPhoneにAlexaアプリをインストールして、Echo Dot with Clockを追加デバイスとして初期設定します。すると、すぐにAlexaが Echo Dot with Clock 上でも動き始めます。

まず、「アレクサ」と話しかけると、上部のLEDリングがブルーに光り、さらに音のする方向がグリーンに光ります。これは Alexa が聞き耳を立ている状態で、それ以降の言葉が Alexa への指示になります。

いろいろ試してみましたが、徐々に話者の癖を学習して、音声認識が向上していきます。どうも Apple Siri よりは音声認識が優れている感じですね。

Alexa-app-1.jpg

天気予報やニュースを読み上げてもらったり、駄洒落をいわせたり、ちょっとチグハグした会話をするのも楽しいです。「2001年宇宙の旅」の HAL9000 がようやく我が家にも約20年遅れでやってきた感じですね。

ただ、Echo Dot with Clock のスピーカ音はこもり気味で、低音が妙に強くて、Alexa の声(女性)も明瞭さのない感じです。

音楽を再生してみたところ、ドンシャリ傾向であまり良い音質とはいえないものでした。このような廉価な製品で高音質を求めるのは酷かもしれませんが、、、

製品の個体差があるのか、あるいは、音の素人にサウンド設計を任せたんでしょうか?

SwitchBot-1.jpg

まあ、このままでは単なるAIスピーカーなので、SwitchBot の「Hub mini」というインターネット経由で家電を操作できるスマートリモコンを入手しました。

EchoDot-SwitchBot.jpg

ここがスマートホーム化の鍵なのですが、数あるIoTデバイスの中から、ネット上の口コミとローコストさで選んでしまいました。

SwitchBot は専用アプリの出来の悪さ(GUIがかなりプア)と海外にサーバーあることがネックです。このあたりが気になる方は日本製のものを選ぶべきでしょうね。

SwitchBotApp-1.jpg 

家電製品の登録はとても簡単で、専用アプリを立ち上げて、家電リモコンを Hub mini に向けて赤外線送信するだけで自動認識してくれます。

すこし古い家電製品は対応していないケースがあるので、自分自身でボタン操作を登録するか、サポートサイトに連絡してリモート登録してもらう必要があります。ただ細かい設定まで遠隔操作に反映するのは無理っぽいです。

IFTTTもサポートしているようなので、そちらで様々な連携操作をチャレンジしてみるのも手かもしれません。

SwitchBotApp-2.jpg

とりあえず、テレビ、エアコン、扇風機、空気清浄機を登録して、ひととおりの遠隔制御が専用アプリからできるようになりました。

SwitchBotApp-3.jpg

さらに、Alexa アプリで、スマートホームの SwitchBot 用スキル(キーワードと紐付けされた機能拡張処理)を登録することで、Echo Dot with Clock / Alexa から電気製品を音声コントロールできるのを確認できました! あまりに設定が簡単だったので拍子抜けしたくらいです。

Alexa-app-2.jpg

「アレクサ、明かりをつけて」、「アレクサ、テレビをつけて」、「アレクサ、エアコンの温度を下げて」などの合言葉で、家電製品が物理的にコントロールできるのはスマートホームの第一歩としてちょっとうれしいです。

Alexa は、AppleMusic のような音楽サービスやYahooニュースのような情報サービス、さらに家電メーカーのIoT連携製品など、多数のサードパーティー/サービスプロバイダーから専用スキルが提供されています。

新しいスキルを見つけては登録して試してみているところです。現時点では、Alexa がスマートホームをもっとも簡単に実現できるAIシステムでしょうね。

Alexa と一緒に、新しいスマートホーム生活を楽しんでみようと思います。
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2020年05月06日

ステレオ誌付録スキャンスピーク5cmフルレンジを用いた円筒SPの製作実験

日々、少しずつ片付けを実施しています。

古いペン類、インクが乾いているもの、古いシャーペンを断捨離するとペン立て2個分が空きました。
無印良品で購入したアクリル円柱ケースで、直径8cm、高さ10cmあります。昔購入したからか、ネットには同じものが無くなっています。

これにスピーカーを組み込んだら、ちょっとおしゃれな感じがするかなぁと。
ただ、このサイズに合うユニットは・・・何年か前のステレオ誌付録のスキャンスピーク5cmフルレンジ(5F/8422T03)しかありません。

組立.JPG

眠っていたボックスからユニットを外し合わせてみると、ユニットを支える何かが必要です。7mm厚MDFを円形に切り出すことに。
しかし、これが結構厄介な作業になってしまいました。
自在錐を使い、まずユニット径の穴あけ、次に周りの切り出しをするものの微妙に径がずれます。いくつか◎を作り、まあまあの物を選び出すことに。
この作業だけで午後潰れてしまいました。

アクリル柱にもダクトっぽいものをつけてやろうと考えてましたが、これも10mm位の穴を開けるには道具がなく、無理に広げようとするとクラックが入りそうだったためコードの抜け穴だけにしました。

計測.JPG

何とか工作を完了し、ユニット接続。
一応吸音材など入れずに周波数特性を測ってみると、素のユニットに似た特性です。100Hz以下もなだらかに下がっており、密閉のような感じです。

特性.PNG

ここで別の1本も計測しようと接続すると。
音がでません。テスタで測っても抵抗値が安定せず、、、断線していました。
どんな音になるのか2本でのステレオ試聴は諦めました。

ONTOMO Shopには、まだユニット販売しているので、入手機会があれば改めて調整したいと思っています。

今回は実験として記録に残しておきます。

参考記事) SP製作 - スキャンスピーク・5cmフルレンジ(ステレオ2013年8月号付録)2017/3/20
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posted by toons at 19:43| Comment(0) | オーディオ

2020年05月03日

YAMAHA 8cmユニットを使用した簡易SP自作!

自粛Weekに入り、気温も急上昇。

DIYするにもホームセンターへ出かけるのも憚られる時期ですが、自宅掃除中に正体不明(YAMAHAシスコンのスピーカと思われる)のユニットを発見。

MDFの端材もあったので、体を動かす目的で適当に設計と組立してみました。

スペックでわかるのは8cm、6Ωということだけなので、置き場所とMDF材の量からボックスサイズを決定します。

テレビ棚にピッタリはめるという目的で高さ約195mmは決まり。端材MDFの幅は110mmなのでバッフルサイズは、110mm+板厚12mmx2=134mm。

棚の奥行は20cmくらいあるのですが、これに合わせると材料が足らなくなるので、MDF幅の110mmにしました。これで容量1.5L程度になりそうです。

内部.JPG

スピーカー端子もわざわざ購入はもったいないので直に出します。
ダクトは下向きとするため底板は少し上げて上げ底状態に。ダクト長はカット余りの長さでいくことにしたので、90mm位になりました。どこかで見たようなボックス構造になってしまいましたが、あまり気にせず板材カットに入りました。

いい加減な設計なので、カットも30分で終了。
簡単な構造のため組立も30分程度、木工ボンド乾くのを一晩待ってユニット接続、組込み完了。

Pink特性.PNG

一応、周波数特性を測定。ピンクノイズを軸上1mで測ってみると、125/160Hzが少し持ち上がっているのでダクトが効いているのでしょう。

設置.JPG

実際の設置場所に置いてみたところ、高さもばっちり!
テレビ用なので特性的にもこんなものかなという程度ですが、人の声は聴き易くなりました。 

しばらくは自宅の片付け、不用品から何か創造できないか、頭と体の体操をしていきます。
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2019年12月08日

Nakamichi SR-40 - STASIS ステレオレシーバー

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ナカミチ SR-40 STASIS ステレオレシーバー

1987年にリリースされたチューナー付きアンプです。オーディオマニアの友人から修理できるなら使ってほしいといただきました。

「SR-40」は、STASIS方式のパワーアンプ回路を搭載しています。
STASISは、ネルソン・パス氏が米Threshold(スレッショルド)社で技術開発した終段無帰還タイプのアンプです。増幅素子が常に最もリニアな状態で働くよう定常(STASIS)状態をキープするSTASIS回路(純A級動作)と、スピーカーへの電流供給のみを行うカレントミラーブートストラップ部で構成されているそうです。

ナカミチが1985年に特許ライセンスを受けて、翌年にパワーアンプ「PA-70/50」シリーズでまず製品化されました。当時、スレッショルド社は超高額なハイエンド製品だけをリリースしており、ミドルレンジ以下の製品群での展開をナカミチに許諾したそうです。

当時のナカミチにはプリメインアンプ製品は存在せず、STASISを搭載したステレオレシーバー製品が「SR-40(海外ではSR-4)」で、販売価格148,000円とかなりの高級機でした。下位機種に「SR-30/20」という製品もあったようです。

この「SR-40」までは国内製造でしたが、それ以降の機種は海外製造になったようで、製品品質がかなり低下したらしいです。後継機種は「TA-40/30/20」と改称されて、1990年頃までリリースされていました。

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当時、北米ではステレオレシーバーの人気がかなりあり、その市場規模も大きかったようです。「SR-40」のカタログには、「The Audiophile Receiver」、「Remote Control STASIS Receiver」などの記載があり、ハイエンド向けステレオレシーバーとしてアピールしていたようです。

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「SR-40」の外見は32年前のオーディオ製品には見えないくらい状態はいいです。元のオーナー曰く、音は出ていたが、時折ノイズも混じることがあったとのこと。
しかし、電源をいきなり入れるのは憚れるので、いったん筐体内部を開けて確認しました。

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下の基板がメインのアンプ基板で、中央にかなり大きな放熱板が載っています。
それなりに埃が積もっていましたが、電子部品が焦げていたり、焼損寸前になっているようなものは見受けられません。
終段は往年の名石、サンケン2SA1491/2SC3855が2パラ構成で載っていました。

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ほとんどディスクリート部品で構成されているので、修理はわりと容易な感じです。
しかし、銅箔スチロールコンデンサがこんなに大量に搭載されているアンプを初めてみました。スチロールコンデンサは音がいいので有名な部品なのですが、非常に熱に弱い(耐熱温度はおよそ85℃)ので、もしダメージがある部品が見つかるとたいへんなことになります。すでに部品としてはディスコンですので、デッドストックがどこかにあるかどうか、、、

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フロントパネル側にAM/FMチューナー部の基板もあるため、かなり複雑で高密度な実装です。音質向上のため、チューナー回路を外してしまうのもありかもしれません。

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電源部は大型のトロイダルトランスがあり、二本の大型電解コンデンサもすこしだけ膨らんでいますが、まだ無事な状態でした。

電源を入れてしばらく放置してみていましたが、とくに発熱したり、異常振動をしたり、まして煙を上げることもありませんでした。大きな放熱板のせいかトランジスタの温度上昇もマイルドな感じです。

気を良くして、CD入力で音楽信号をいれて、ボリュームをあげてみるとちゃんとスピーカから音が出ました。メインボリュームにはとくにガリもなく、スムーズに音量をコントロールできますが、モーターコントロールがついているためか、ボリュームノブはかなり重い質感です。

また、AM/FMチューナーのディスプレイ表示の輝度が低くなってしまって、とても見づらいことがわかりました。FMアンテナをつけると、シグナルメータも表示され、FM受信した音がちゃんと再生できました。保有している他のFM専用チューナーよりも受信感度がいいのに驚きました。

しばらく使っていると、ときどき左チャネルがでない症状がありましたが、トーンコントロールのボリュームの接触不良らしいことがわかりました。

主に、信号経路の接触不良が原因と思われますので、完全オーバーホールまでしなくても大丈夫そうです。とりあえず、怪しい箇所の接点を清掃をして使ってみています。

STASIS搭載アンプは初めて聴くのですが、ステレオレシーバーというより、高級アンプといったほうがいいくらい、素敵なサウンドを出してくれています。
とくにパワフルさはありませんが、ちょっとびっくりな美音です!

日本では人気が出なかったのは、レシーバーという製品形態が原因だったんでしょう。

ネット上での海外ユーザーの口コミでは、「SR-40(SR-4)」はSTASIS回路を搭載したパワーアンプ「PA-50(PA-5)」よりも音がいいという感想もあります。

1990年代にスレッショルドと契約面で決裂し、STASIS回路をもつ製品を販売できなくなったそうです。
本格的なセパレートアンプからは撤退したのは、STASIS搭載アンプ以上の音質が実現できなかったのかもしれません。
その後、ナカミチは自社開発のHTA(ハーモニック・タイム・アライメント)回路を搭載したレシーバーやプリメインアンプ製品をリリースするようになりましたが、どうも商業的には成功できなかったようです。

SR4_ServiceManual-1.jpeg

この「SR-40」、複雑な実装なので、完全に分解清掃するのは面倒そうです。
サービスマニュアル(英語版)がなんとか入手できたので、しっかりメンテナンスをやってみたいと思います。

参考までに、「SR-40」のスペックを!

Nakamichi SR-40 仕様
<アンプ部>
 定格出力:75W+75W(6Ω)、60W+60W(8Ω)
 全高調波歪率:0.1%以下(8Ω、定格出力、20Hz〜20kHz)
 周波数特性:5Hz〜75kHz +0 -3dB
 S/N比 (IHF A-WTD、SP out、入力ショート)
  Phono MC:73dB以上(ゲイン32dB、1W)、72dB以上(ゲイン24dB、1W)
  Phono MM:80dB以上(1W)
  CD、video、tape:105dB以上(定格出力)
 入力感度/インピーダンス
  Phono MC:60μV/100Ω(ゲイン32dB)
        160μV/100Ω(ゲイン24dB)
  Phono MM:2.5mV/47kΩ
  CD、video、tape:200mV/20kΩ
<FMチューナー部>
 実用感度:11dBf/0.97μV(75Ω)
 S/N比(85dBf入力):mono:85dB以上、stereo:80dB以上
 周波数特性:20Hz〜15kHz ±1dB 
 高調波歪率(1kHz、wide):mono:0.05%以下、stereo:0.07%以下
 実効選択度:wide:55dB以上(±400kHz)、narrow:70dB以上(±300kHz)
 ステレオセパレーション:wide:50dB以上(1kHz)
<総合>
 電源:100V、50Hz/60Hz
 消費電力:380W(最大)
 外形寸法:幅430x高さ100x奥行370mm
 重量:10.1kg
 付属:ワイアレスリモコン
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2019年11月09日

大阪ハイエンドオーディオショー2019

HighendAudio2019.JPG

昨日夕方、大阪ハイエンドオーディオショー2019にいってきました。(入場無料、11/10まで開催されています。)

思っていたより出かけるのが遅くなってしまい、各部屋をざっと見る程度の時間しかありませんでした。

金曜日、まだ16時過ぎなのに視聴中の部屋はどこも満席状態、ただ聴いているのは50代、60代がほとんど。

今年はハートンホテル心斎橋本館だけだったので、人が集中していたせいかもしれません。

Courante-3.JPG

https://www.zephyrn.com/bayzaudio/page/courante.html

Bayz AudioのCouranteスピーカー、実際に鳴っているのは聞けませんでしたが、でかいですね。(左右の黒い筒状のスピーカ!)

Brumestar1.jpg

廊下に無造作に置かれていたブルメスターのアンプが異様な雰囲気を作っていました。(パワーアンプの天板が平らなのは視聴用機材のため?)

http://www.noahcorporation.com/burmester/

911Power1.jpg

音的には、マークレビンソンで鳴らしていたJBL EVERESTが安定の(マークレビンソンの)音を出していたのには感心しました。

この後、iPhone11 Proをいじりにアップルストア心斎橋店に立ち寄り。
9割方、海外客。というか、難波〜心斎橋間は異国状態でした!
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posted by toons at 17:46| Comment(0) | オーディオ

2019年09月28日

SONY BDZ-X95 解体!

BDZ-X95.jpg

SONY Blu-ray Disc Recorder "BDZ-X95"

2008年にリリースされたソニーのブルーレイディスクレコーダー・ハイエンド機です。

高画質回路"CREAS"搭載の当時の人気モデル、シーゲイト製HDDの不具合でも話題になりました。

HDDシステムエラーで復帰敵わず。自ら分解修理を試みましたが、結局断念しました。

天板は4mm厚アルミ製、HDDにはゴム制振の台座にさらに銅のスペーサがかましてあります。

因みに、アルミ天板はCDプレーヤーのインシュレータ替わりに、銅スペーサーは何に使えるか考え中。

解体した記念に、各パーツを紹介しておきます。

#全ての基板
全基板.jpg

#システム
CPU.jpg

#HDD
HDD.jpg

#ビデオエンコーダ/デコーダ
EncDec(CREAS).jpg

#チューナー
Tuner.jpg

#ビデオ信号入出力I/F
Comp.jpg

#LED
Button_LED.jpg

#ディスプレイ
Front_Disp.jpg

#電源部
Power.jpg

最終的に、これらの基板と筐体は廃棄処分してしまいました。
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2019年09月21日

SANSUI AU-α907Limited 復活!

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SANSUI AU-α907Limited

1994年にリリースされた、サンスイの907シリーズ・リミテッド3代目のプリメインアンプ。

HYPER α-Xバランス回路を搭載し、東芝の旧型MOS-FET(2SK405/2SJ115)ならではの中高域のきれいな音色が特長です。
このデバイス、日立の2SJ49/2SK134と並んで、オーディオ用パワーMOS-FETの最高峰として今でも人気があります。廃品種なのでまず見かけることはないのですが、若松通商でコンプリメンタリペアがなぜか売られているようです。

昨夜、久々に、自作2wayスピーカ調整のため、アナログレコードをかけたところ、アンプ不調で音が出ず(ダイレクト入力のCDは鳴ってます)、とうとうライン系の寿命かと落胆。

今朝、ちょっと内部を掃除でもするかと天板を開け、何年かぶりにホコリをとってやったところ、なんと普通に音が出るようになりました。

#アンプ内部
a907LTD-inner.jpg

#銅粉入り塗料を施した6mm厚のアルミボンネット
a907LTD-topplate.jpg

#左チャネル・パワーブロック
a907LTD-left.jpg

#右チャネル・パワーブロック、プリアンプ部(右端の黒いボックス)
a907LTD-right.jpg

#電源ブロック(総重量13kgの大型パワートランス)
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総重量34kgのアンプですから、床に下ろすだけでぎっくり腰なりそうでしたが、掃除した甲斐がありました!

あと何年もつか、座して死を待つのみですかね。
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posted by toons at 17:38| Comment(0) | オーディオ

2019年09月03日

MarkAudio OM-MF519 vs OM-MF5, Fostexスピーカー特性比較(番外編)

番外編、スピーカー特性比較です。

MarkAudio OM-MF519と去年モデルOM-MF5、および、手元にあるFostex製品について、できるだけ同一条件で計測してみました。

アンプボリューム位置同じ、ピンクノイズ、測定位置は軸上1m固定ですが、ユニットの高さまでは調整できず、数cmの差があります。

RTAアプリ”Audio Frequency Analyzer”での周波数特性計測です。

●OM-MF519ダブルバスレフ vs OM-MF5バスレフ

#MarkAudio OM-MF519(ダクト長15cm + 2.5cm)
OM-MF519.jpg

OM-MF519(3).PNG

#MarkAudio OM-MF5(Twは外してあります。)
OM-MF5.jpg

OM-MF5(3).PNG

さすが、OM-MF519ダブルバスレフ!
OM-MF5バスレフと比べると30-50Hz近辺のレベルが高いのがわかります。
聴感上もピアノの左手打音が深々と響きます。コントラバスの量感もたっぷりです。中高域の解像度の高さもあり、狭バッフルのためセンター定位も良好です。

それに対し、OM-MF5バスレフは、エネルギーで押してくる感じ。60-100Hzが中域と同等レベルなのでベースの迫力はこちらの方に軍配が上がります。フルオーケストラは難しいですが、Pops、Jazz系にはこちらの方が向いているかな。

OM-MF519ダブルバスレフは前面12mmのMDFなので、それなりに補強したつもりでしたが、天板が振動しているのがわかります。

OM-MF5バスレフほうは、側板、天底板が18mm集積材なので、そのあたりの剛性の差があるのかもしれません。

どちらが好みの音かと聞かれると、、、やはり普通のバスレフに一票かな。

そして、同条件で他スピーカーを!

●Fostex FE83n
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FE83(1).PNG

Fostex FE83n 小型バスレフ、オントモMOOKの付録エンクロージャです。
音圧レベル(能率)は負けてませんね。低域特性も100Hzからなだらかに減衰して聞きやすい音になってます。
さすがFE83!(最近、FE83NVとさらに進化しているようです。)

●Fostex M800
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M800(2).PNG

2016年のFostex製ユニットM800。
ボックスは見た目スクエア型ですが、実は内部凝ってます。
ハードな補強と空気抜き程度のダクトポートなので、ほぼ密閉型に近い設計です。
低域特性はFE83より出ている感じですが、OM-MF5よりは控えめですね。
音はユニットの高域に癖があるので、擦過音など少し耳につく感じがありますが、低域は素直でそれなりにパワーも入れることができます。

それぞれユニット、ボックスで特性、音が違います。
好みの音にどれだけ近づけることができるか、道は長いです。
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posted by toons at 00:11| Comment(0) | オーディオ

2019年08月29日

ダイソー 300円 USBミニスピーカー 壊れた!- 外部アンプ駆動での周波数特性は?

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ダイソー 300円 USBミニスピーカーが壊れました。

昨年8月に購入して以来、iPad用の外部スピーカとして利用してきました。

昨日、右チャネル・スピーカーからまったく音が出なくなりました。再生中にケーブルを引っ掛けてスピーカーを7cmくらい落として衝撃を与えてしまったのが原因です。

いままで、さんざん落としたり、ボリュームを上げたまま入力プラグを抜き差ししたりして、ダメージを与えつづけてきたんですが、ついに限界を超えたようです。

まあ一年間にわたって活躍してくれたので、しっかり元は取ったといえるでしょうね。

#Rチャネル・スピーカー内部
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自分で修理可能かどうか、ちょっとスピーカを分解してみました。

右チャネル・スピーカーには内蔵アンプ基板(サイズ:5 x 2cm)が搭載されていて、小さなバスレフポートがひとつありました。スピーカーユニットは断線しておらず、実測インピーダンスは4.1Ωでした。吸音材など一切入っていませんね。

#アンプ基板
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アンプ基板は、アナログアンプICが2個搭載され、抵抗とコンデンサがすこし載っただけのシンプルなものでした。

アナログアンプICは、"Income Technology 8002A"というSOP8ピンのAB級アナログBTLアンプで、スペックとして4Ω負荷で出力2.6W(THD+N<10%、1kHz)ですが、実際には1W程度が限界でしょうね。PSRRが-60dB程度なので電源ノイズの影響を受けやすいですね。

外見上、アンプ基板のケーブル断線やハンダクラックなど、とくにないようです。(ケーブルのハンダ付けはかなりの芋ハンダ状態ですが、、、)

つづいて、テスターでチェックしてみたところ、左チャネル・アンプICは正常に動作していましたが、右チャネル・アンプICのアンプ出力は0Vと完全に沈黙。入力信号系はアンプICの入力信号ピンまでの接続が確認できましたので、右チャネル・アンプIC自体が壊れているようです。

落下させてしまった際に、アナログ入力プラグが一瞬外れて、過大入力を与えてしまった可能性が高そうです。

#Lチャネル・スピーカー内部
daiso-300sp-inner-3.jpg

300円のスピーカーをわざわざ修理をするのもアホらしいので、アンプ基板を外して、パッシブスピーカーとして使用することにしました!

パッシブスピーカーとしての再生能力はどうかと、外部アンプを接続して周波数特性を計測してみました。軸上50cm、ピンクノイズ、RTAアプリ「Audio Frequency Analyzer」での計測です。

#外部アンプ駆動での周波数特性(パッシブスピーカー)
daiso-300sp-freq-passive.jpg

#以前測定した内蔵アンプ駆動での周波数特性(パワードスピーカー)
dasio-usb-sp-freq.png

外部アンプ駆動での周波数特性は、内蔵アンプと同じような傾向ですが、中音域(630〜1000Hz)あたりの落ち込みが少なくなって、すこし帯域バランスがよくなっていますね。

さらに、音楽を再生させてみたところ、以前のどんより曇った感じの音からすこしクリアな感じになりました。再生帯域として、200Hzから10000Hzまでは出ているので、音源によっては実用性はありそうです。

なお、右チャネル・スピーカーのボリューム用の穴はテープでも貼って目張りをしないと、バスレフ効果が期待できません。ケーブルの穴もスカスカなので、ちゃんと目張りしたほうがよさそうですね。

# 関連記事:ダイソー 300円 USBミニスピーカーを入手!その周波数特性は!?

追記)ネット上に掲載されている記事では左右チャネルが逆になっている個体もかなりあるようです。この個体は正常なようで、内蔵アンプ搭載のスピーカが右チャネルでした。

ステレオ入力信号の配線をミスして、左右逆にハンダ付けされているのが原因のようです。(アンプ基板上のシルク表示をみればわかるのですが、Rがオレンジ、Lがホワイトの配線が正しいです。)

とくに製品仕様の記載がないので、ユーザーも気づきにくいのですが、、、
もし、ステレオサウンドが不自然な音に感じる場合には、この点を疑ってみて左右のスピーカーを入れ替えてみてくださいね。
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2019年08月27日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計組立編・その7(周波数特性計測)

OM-MF519_DB_1.jpg

塗装後から週末にかけエージングを兼ね、色々な楽曲を試してみました。

個人的感想では(よく見かけますが)8cmフルレンジでよくここまで量感のある低音が出るなということ。これがダブルバスレフの醍醐味でしょうか。

#周波数特性(軸上1m、ピンクノイズ、Audio Frequency Analyzerで計測)
OM-MF519_DB_freq.png

ただ、上記の周波数特性を見てもわかるように、125-200Hzが少し落ち込んでいるせいか、一般的なバスレフタイプと比べると弾力やタイト感は後退している気がします。ある意味100Hz以下が出過ぎているのか。

つづいて、第2ダクトの長さを調整して周波数特性がどう変化するのか調べてみました。

#ダクト・オリジナル(15cm)
duct-original.png

duct-original.jpg

ピッタリとは合いませんが、少し径の小さい紙パイプを準備して2cm毎に計測。

+2cmで100Hzのレベルが低下しています。ダクト面積が若干小さくなった影響かも。

#ダクト(+2cm)
duct-2cm.png

duct-2cm.jpg

以降2cmずつ長さを増やしていくも顕著には特性の変化はみられず。周囲の雑音を拾っていることも考えられます。

#ダクト(+4cm)
duct-4cm.png

duct-4cm.jpg

#ダクト(+6cm)
duct-6cm.png

duct-6cm.jpg

#ダクト(+8cm)
duct-8cm.png

duct-8cm.jpg

#ダクト(+10cm)
duct-10cm.png

duct-10cm.jpg

#ダクト(+12cm)
duct-12cm.png

duct-12cm.jpg

おまけで上下ダクト長を極端に変えてみるのもお試しで。普通に考えると抵抗の少ない方にエネルギーが流れるのでダクトを塞いだのと大差ないのかもしれません。

#ダクト(+2cm、+10cm)
duct-10cm-2cm.png

duct-10cm-2cm.jpg

この結果だけでは何とも言えないので、日にちを変えて何度か試してみるしかないですが、ダクト長+4cmで再度エージングしながら試聴してみようと思っています。
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2019年08月22日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計組立編・その6 (塗装)

DB塗装(1).jpg

仕上げはあまり得意ではありません。
いつもながら、余っている塗料を再利用して、裏板と天板を黒のスプレー缶で。サイドは青色塗装を始めたのですが、ざっと両側吹付中にガス欠が、、、。

DB塗装(2).jpg

諦めて、上から黒で重ね塗り。結局、周囲黒であまり見栄え良しとはいかず。

というところで、コルクシートの残骸を発見!

DB塗装(3).jpg

前面バッフルをコルク張りとすれば、レトロな感じがでるかなと期待してですが、ちょっと古いのでポロポロと多少崩れてきます。バッフル面とは木工用ボンドを薄めて接着、表面は水性ニスを薄く塗って強度を出したいところです。
バッフル端処理がうまくできてないのと真ん中あたり少し浮いてしまいました。

遠目から見ると判らないので気にしないこととして、ユニット部切り抜きして出来上がり。吸音材は左右チャネルの重さを合わせて挿入しました。

DB塗装(4).jpg

ユニット装着したフロントとリア。

DB完成形(front).jpg

ダクト部のネジもきちんと締めて完成!

DB完成形(rear).jpg
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posted by toons at 19:26| オーディオ

2019年08月18日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計組立編・その5

MarkAudio OM-MF519 ダブルバスレフスピーカの完成した姿を!

OM-MF519-DB完成形(5).jpg

といっても、ボックス全体の塗装についてはまだ検討中です。

OM-MF519-DB完成形(6).jpg

裏側のダクト部だけ、お試しでちょっと塗装してみました。

OM-MF519-DB完成形(7).jpg
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2019年08月16日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ周波数特性・その3

台風一過、時たま強い風が通り過ぎます。
東日本では、日本海上を北進する台風10号の風雨やフェーン現象による高温など、まだまだ被害の恐れもあります。
お盆の最中、被害にあわれた方、避難を必要とされた方に対し心よりお見舞い申し上げます。

MarkAudio OM-MF519 ダブルバスレフスピーカの調整中。

吸音材の出し入れを何回か繰り返し、聴感上の好みを優先した結果が(1)の特性です。
ユニット軸上1m(バッフル面が直角に対し約15度傾いています)になります。250Hzのピークが下がり、200Hz以下に特性が移ったような感じです。
第2ダクトの特性は60-100Hz辺りに集中しているようで、この辺りはダクト長をいじらないと変わらないのかもしれません。

(1) 吸音材調整後の特性
特性(1)_1ch_吸音材3_4(20190816)-2.PNG

因みに、ユニット正面軸上だと、(2)の特性で、このユニットの特徴である12k-16kHzのピークが現れます。

(2) ユニット正面軸上の特性
特性(1)_1ch_吸音材3_4(20190816)-軸上.PNG

バッフルからの距離を2mに離した結果が(3)になります。
100Hzにピークが見られますが、低域特性として50Hz近辺までは出せているのではないかと。

(3) バッフルより2mの特性
特性(1)_1ch_吸音材3_4(20190816)-2m.PNG

聴感印象としては、サブウーファーを加えたような感じで、ベースの沈み込みや弦の重さを聞き取ることができました。
ただ、低域のタイト感が一歩引いた感じになるので、ジャズ、ポップスではリズム感が薄くなるかも。これが箱の特性なのか、工作精度や調整不足からくるものなのかはわかりません。

調整は一旦終了して、これから仕上げを考えてみます。
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posted by toons at 16:03| Comment(0) | オーディオ

2019年08月15日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ周波数特性・その2

台風10号、中国地方を北上中!

特性(1)_1ch_吸音材(20190814)-1.PNG

吸音材を入れて試し鳴らし中です。

手持ちのぬいぐるみ用補充材をとりあえず第1、第2とも入れてみました。
低域寄りに移行して40/50Hzレベルアップ、160Hzにディップ発生。

第1キャビをもう少し減らす方向にします。調整が面倒です。
聴感上は量感がでましたが、レスポンス低下傾向になりました。

しばらくこれで鳴らしこんでみます。
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posted by toons at 16:35| Comment(0) | オーディオ

MarkAudio OM-MF519 スピーカ周波数特性・その1

台風10号、広島・呉市付近に上陸!

MarkAudio OM-MF519 ダブルバスレフスピーカ、とりあえずユニットを取り付けて、音出しをしてみました。

片chだけですが、鳴らし始めと、1時間エージング後の周波数特性を測ってみました。RTAアプリ"Audio Frequency Analyzer"で、ピンクノイズでの周波数レスポンス測定です。

#鳴らし始め
特性(1)_1ch(20190814)-1.PNG

鳴らし始めは125Hzにディップがありましたが、1時間程度で少しレベルが上がってきました。

#1時間エージング後
特性(1)_1ch_1時間エージング後(20190814)-3.PNG

なぜか、元あった12-16kHzの高域ピークがなくなってしまいました。(バッフルがスラント構造であり、計測ポイントがユニット正面軸上から約15度外れているためかと。)

また、試験的にダクト1個をガムテで塞いでみると、63/80Hzのレベルが低下。
第2キャビのダクトは効いているようです。

#ダクト1個を塞いだとき
特性(1)_1ch_ダクト1個(20190814).PNG

まだ鳴らし始めで吸音材入れていないので、最終的な音ではないですが、分解能はかなり良いです。低域は最低音まではでませんが、単なるバスレフとは違った低音感です。
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posted by toons at 15:32| Comment(0) | オーディオ

MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計組立編・その4

台風10号が西日本に接近中!

組立完.JPG

バッフル面と側板のずれを鉋で削る作業。少しずれているのが判りますが、最終塗装か仕上げ前にでももう一度サンダーをかけようかなと。

接合隙間もありそうなのでとの粉で仕上げたいところですが、やる気がでるのか、、、

ダクト板を仮止め(ちょうど良い木ネジが足らず)。

吸音材は全く入れない状態で一度ユニットを取り付け特性を測ってみようと思っています。
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posted by toons at 06:03| Comment(0) | オーディオ

2019年08月14日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計組立編・その3

組み上げ(2)-1aJPG

端子版をつけてコードを第1ダクトを通して引き回し。余った板を面積が大きそうな板に適当に接着して、補強もどきとしています。

残りの側板を貼り付けるのですが、多少浮いている感じがするので、ちょっと出っ張ている箇所に鉋掛けして微調整をします。

内部構造2.JPG

側板接着、たっぷりのボンドで上から重しをのせ半日くらい待ち状態です。

これで内部をいじるのは、ユニット穴と裏板ダクト部からしかできません。ダクト長の調整と吸音材入れるくらいですかね。

ボンドが乾いたら外見の出っ張り部分を鉋で削って見栄えを良くしたいと思ってます。
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posted by toons at 10:12| Comment(0) | オーディオ

MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計組立編・その2

MarkAudio OM-MF519 ダブルバスレフスピーカの組立作業です。

まずはダクト裏板長が足りない分を底板から23mmの板で補充。

底板.JPG

そしてダクト裏板組立、ダクトは150mm長の紙パイプ(何かの芯だったもの)。

ダクト部.JPG

天板と上部裏板を接着。

天板.JPG

第1キャビになる部分を組立、少しずれが見えます。

第1キャビ.JPG

第1キャビ部分をバッフル板に接着、ダクト幅が12mmになるよう端材を挟んで固定。

バッフル.JPG

これで主要部材の組立は終わり、各部材を側板に固定していきます。

組み上げ(1).JPG

各隅の補強材、ボンド付けすぎたようで垂れてました。見えない部分は適当に、いい加減の精神で。
片側の側板をつける前に、端子版とコードを引き回しておかないと。
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2019年08月13日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計組立編・その1

MarkAudio OM-MF519 ダブルバスレフスピーカの製作中。

お盆休み中に台風が接近するかもしれないということで、慌てて板材カットの準備です。

朝9時というのにもう気温30℃超え、休憩をいれながら作業するしかなさそうです。慎重に丸鋸を進めていくも15分もすると、耐えきれずエイヤとやってしまいます。

板カット(片ch分).JPG

おかげで1〜2mmの誤差、内部キャビは見えないので多少許してもらうとしても、外箱は組み上げた後にでも、鉋で頑張って揃えますか、、余計な作業を増やしてしまいました。

組上イメージ.JPG

ユニット穴、ダクト穴を開けたあと1組分を並べてみると、ダクト用裏板のサイズが小さい!!!
暑さでボケたか、20mm短く切っているではないですか。

それもダクト穴まで開けた後に気がつくなんて、トホホです。裏板分割何てしなければよかったのに、後の祭り。
余り板を切って穴開けなおすか、大きめの補強材で段差にしてしまうか。

それにしても、早く涼しくなって欲しい・・・
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2019年08月01日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計検討編・その3

今回、MarkAudio OM-MF519 ダブルバスレフ・スピーカのために準備したのは、12mm厚MDF。持ち帰りの関係から600x900mmを2枚購入しました。

OM-MF519-itadori-1.jpg

1枚は側板のみを切り出し。残り一枚は8等分して天板、底板、前後、内部キャビ、あまり板は補強材として使う予定です。

いつもはある程度のサイズをホームセンターでカットしてもらうのですが、今回は予算がシビアだったので何とか頑張って自分でカットします。

無事綺麗に切ることができるか。後の組立の作業量に影響してくるので慎重に作業しないと、、、

敵は炎天下の太陽と気温です。
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2019年07月31日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計検討編・その2

MarkAudio OM-MF519 ダブルバスレフ・スピーカのおおまかな箱のサイズ検討をしました。

今迄の8cmボックスは、サイズ的にブックシェルフタイプが多かったので、床置きでも使えるようにとトールサイズで大体60cm程度、バッフル面はユニットの大きさちょっとの幅13cm程度、奥行は30cm程度を想定。

それだけだとデザイン的に面白味がないのでバッフル面は傾斜(スラント)させて椅子に座った状態でスピーカー軸上になるよう考えました。

これで内容積12〜15L程度、第1キャビ容量を3〜4L、第2キャビ容量を8〜10Lを目標とします。

ボックス形状は下図のような感じになりました。板取の関係で微調整するかもわかりませんが、これで第1キャビ3L、第2キャビ8.5Lです。

OM-MF519-box1design-1.jpg

これから各ダクトサイズの計算をしてみます。詳しい計算式については、書籍や参考書にお任せするとして、

fc1: 122Hz / fd1: 115Hz / fc2: 102Hz / fd2: 54Hz

この辺りを目指してみます。

これから板取図面、調達、工作へと。この猛暑の中、いつやる気がでてくるか、こうご期待です。

<参考:OM-MF519 TS Parameter>
- Revc. : 4Ω
- Fs : 106.25Hz
- Sd : 0.0028m2
- Vas : 1.30L
- Cms : 1.16 mm/N
- Mmd : 1.85g
- Mms : 1.93g
- BL : 2.55 Txm
- Qms : 2.53
- Qes : 0.68
- Qts : 0.53
- SPL : 85.6 dB
- Power : 7 W
- Xmax : 3.5 mm (1way)
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2019年07月30日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計検討編・その1

OM-MF5-519.jpg

今年のStereo誌ONTOMOムック本の付録は、マークオーディオ製8cmフルレンジユニット「OM-MF519」!

昨年の「OM-MF5」のアップグレード版という位置づけで、メタルコーンの色がガンメタ、マグネットがユニット裏に追加され、磁気回路の強化が一目で判るところです。

その他、振動版の軽量化、ダンパーの柔軟化がされているとのこと。印象的には、昨年ユニットよりダンピングがよくなり、解像度のさらなる改善がされるのではないか想像されます。

昨年は、オーソドックスなバスレフボックス(デザインアクセントでツイーターもどきをつけましたが)でしたが、同じような箱では面白味が無いような、、、

mm-om-mf5-3.jpg

駆動力がアップしているなら、音響迷路、共振型、バックロードなんかも合いそうかなと。しかし、この猛暑、板枚数、組立工程、、、ややこしいのはちょっと避けたい気も。

ということで、比較的作りやすいのと、今迄あまり挑戦したことのなかった「ダブルバスレフ」を試してみようと思います。

ダブルバスレフは、誰が最初に考え出したのかわかりませんが、設計思想自体は故長岡鉄男氏の書籍や資料が残っています。それを参考にして設計をすすめることにします。
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2019年07月29日

MarkAudio OM-MF519 リスニングポジションでの周波数特性

現在、MarkAudio OM-MF519をFOSTEX E82ボックスにてエージングをおこなっています。

今回、測定条件を改めて再測定したところ、マークオーディオから公表されている周波数特性どおり12kHz以上でかなり強めにでるように調整されていることが確認できました。

OM-MF519_spl_freq.png

そこで、スピーカ軸上と一般的なリスニングポイントではどのように周波数特性が変化するのかを確かめてみました。この際、スピーカ配置は平行法で、真正面に向けてセッティングしています。

今回の周波数特性の測定は、「スピーカ軸上、1m」、および、「センター位置(スピーカ軸角60°、距離1.6m)」でおこないました。RTAアプリは("Audio Frequency Analyzer")、ピンクノイズ、1/3オクターブバンド応答、ピークホールド30秒、アンプ出力は約2Wです。

#スピーカ軸上、1m
OM-MF519-freq-pink-R-3.png

#センター位置(スピーカ軸角60°、距離1.6m)
OM-MF519-freq-pink-R-3-center.png

スピーカ軸上では12-20kHz付近のパワーレベルがかなり強めでていましたが、センター位置でのリスニングポジションではフラットに近いレベルになることが確認できました。小口径ユニットのため、高域の指向性が強いことの裏返しなんでしょうね。

MarkAudio OM-MF519ユニットは、リスナーにスピーカ正面を向けるのではなく、平行法によるSPフラット配置で聴く方が望ましいようです。
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2019年07月26日

MarkAudio OM-MF519 試聴と周波数特性の測定

OM-MF519-E82.jpg

ONTOMO MOOK「これならできる特選スピーカーユニット 2019年マークオーディオ編」のMarkAudio ”OM-MF519”フルレンジユニットを手持ちの汎用ボックス(FOSTEX・E82)に組み込んでみました。

今年のOM-MF519(左)と昨年のOM-MF5(右)との外見上の違いはつぎのとおり。メタル振動板がガンメタになって、すこし高級感がでましたね。

OM-MF519vsOM-MF5.png

OM-MF519vsOM-MF5-2.png

FOSTEX・E82は、8cmフルレンジ用に設計された小型汎用エンクロージャで、4Lバスレフ、Fb 85Hz、重量2.1kgです。

新しいユニットを入手した時に、とりあえずこのボックスに取付けて、どんな感じの音なのかを確かめるのに利用しています。

いきなり音出しをして、ちょっとびっくりしました。
まだエージングもしていないのに、鮮度の高い、スムーズなサウンドが聴こえてきました。昨年のOM-MF5では、最初かなり違和感がある音で、数時間鳴らさないダメだったのですが、、、

様々なグレードアップによる音質改善効果が大なのでしょうが、品質管理もかなり向上しているように思います。

一聴して、OM-MF5にかなり近い音色ですが、中低域がしっかりしていて、とてもバランスの良いサウンドになっています。ピンポイントに定位して、奥行き方向への3次元的なサウンド展開もできています。これでエージングを重ねていけば、かなり期待できそうですね。

iPhone用RTAアプリ("Audio Frequency Analyzer")で、OM-MF519の周波数特性を計測してみました。ピンクノイズ、1/3オクターブバンド解析、スピーカ軸上1mです。

#OM-MF519 (Fostex E82、ピンクノイズ、1/3oct-band、Lch、軸上1m)
OM-MF519-freq-pink-L-3.png

#OM-MF519 (Fostex E82、ピンクノイズ、1/3oct-band、Rch、軸上1m)
OM-MF519-freq-pink-R-3.png

MarkAudioが公表しているOM-MF519ユニットの周波数特性はつぎのとおりです。12-20kHz付近が盛り上がっているのは、スピーカ軸上から外れたポイントで聞くことを考慮してこと。

OM-MF519_spl_freq.png

また、昨年のOM-MF5をFostex E82にもう一度組み込んで周波数特性を測定しました。約一年間使用した周波数特性になります。
聴感を裏付けるように、OM-MF519とかなり似通った特性になっていました。

#OM-MF5 (Fostex E82、ピンクノイズ、1/3oct-band、Lch、軸上1m)
OM-MF5_freq_pink_L-3.png

#OM-MF5 (Fostex E82、ピンクノイズ、1/3oct-band、Rch、軸上1m)
OM-MF5_freq_pink_R-3.png

このボックスで、しばらくOM-MF519ユニットのエージングをすすめていきたいと思っています。

<追記訂正:7/29>
メーカ公表スペックに対して、どうも周波数特性がフラットすぎるなと疑問に思っていたのですが、周波数スペクトラム測定時の設定条件に誤りがありました。再び計測して、周波数特性グラフをすべて更新しました。やはり公表スペック通り、12kHz以上の周波数帯域で高いパワーレベルが観測されております。
posted by toons at 19:47| Comment(0) | オーディオ

2019年07月20日

「これならできる特選スピーカーユニット 2019年版 マークオーディオ編」"OM-MF519"を入手しました!

ONTOMO-2019-1.jpg

ONTOMO MOOK「これならできる特選スピーカーユニット 2019年版マークオーディオ 編」を入手しました。

OM-MF519-1.jpg

今回の付録は MarkAudio フルレンジユニット「OM-MF519 」、2018年版の「OM-MF5」を改良してパワーアップしたとのこと。

OM-MF519-4.jpg

OM-MF519-2.jpg

マグネットを1枚追加して2枚重ねにしてドライブ能力を向上させ、センターキャップの改良とダンパーの軽量化などでハイコンプライアンス化したそうです。

たしかに、駆動重量Mmsが1.93gと、従来の2.05gよりかなり軽量化されています。

OM-MF519-3.jpg

OM-MF519-5.jpg

昨年の「OM-MF5」がとてもいい音でしたので、この「OM-MF519」はかなり期待できそうです。

ちなみに、「OM-MF519」のユニット総重量は実測407gでした。
「OM-MF5」が337gでしたので、20.8%も重量アップしていますね。

また、TSパラメータはつぎのとおり。

<TS Parameter>
- Revc. : 4Ω
- Fs : 106.25Hz
- Sd : 0.0028m2
- Vas : 1.30L
- Cms : 1.16 mm/N
- Mmd : 1.85g
- Mms : 1.93g
- BL : 2.55 Txm
- Qms : 2.53
- Qes : 0.68
- Qts : 0.53
- SPL : 85.6 dB
- Power : 7 W
- Xmax : 3.5 mm (1way)

関連記事)
-「これならできる特選スピーカーユニット マークオーディオ編」"OM-MF5" を入手!
- MarkAudio OM-MF5 試聴と周波数特性の測定
- MarkAudio OM-MF5とFOSTEX M800の周波数特性比較
- SP製作 - MarkAudio OM-MF5 バスレフスピーカー

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2019年06月20日

MOGAMI 3082 スピーカケーブル

mogami3082-1.jpg

MOGAMI 3082 SuperFlexible Studio Speaker Cable

メインシステムのスピーカケーブルとして、現在使用しています。

MOGAMI 3082は、スピーカケーブルとしてはめずらしい同軸構造を持ち、とてもしなやかで使いやすいプロオーディオ用スピーカケーブルです。

とても解像度が高く、周波数バランスのいい、ナチュラルなサウンドですが、プロ・オーディオ用途ということもあり、コストパフォーマンスも抜群です。

このケーブルを見つけたおかげで、無駄に高価なケーブルを断捨離することができました。やはり、オーディオシステムやリスニングルームのチューニングに重きをおいたほうが得るものは大きいです。

高級ケーブル沼に嵌ってしまって、なんとか脱出を試みたい方には一押しのスピーカケーブルです。

mogami3082-2.jpg

MOGAMI 3082は同軸構造をとることで、限られた外径内での導体断面積を最大にしています。モガミ電線の設計者がスピーカーケーブルとして最も優れていると結論を下した構造だそうです。

実際、ケーブル直径6.5mmととても使い易いサイズでありながら、中心導体とシールド導体ともに導体断面積2.03mm2(14AWG相当)を実現しています。(ジャケットの15AWG表示は、UL規格上の14AWG(2.08mm2)に少し足りないためだと思われます。)
 
mogami3082-3.jpg

MOGAMI 3082は同軸構造なので末端処理は一手間かかりますが、慣れてしまえば簡単です。

ジャケットを剥いて長くなったグランド線を束ねて、熱収縮チューブなどで絶縁してやるだけです。ジャケットは柔らかいので、カッターナイフなどで簡単に剥くことができます。

なお、モガミ電線のケーブルは一般オーディオショップでは取り扱いがありません。プロオーディオショップやAmazonなどネット通販で、とてもリーズナブルに購入できると思います。

#MOGAMI 3082 仕様
 導体
  - 構造:80/0.18 OFC (80×33AWG)
  - サイズ:2.03mm2 (Approx. #14AWG)
 絶縁体
  - 外径(mm):4.6Ø (0.181")
  - 素材:PVC 塩化ビニル
  - 色:White
 横巻きシールド
  - 構造:80/0.18 OFC (80×33AWG)
  - サイズ:2.03mm2 (Approx. #14AWG)
 ジャケット(外皮)
  - 外径(mm):6.5±0.5Ø (0.256±0.0197"Ø)
  - 素材:Flexible PVC 塩化ビニル
  - 色:Black

#MOGAMI 3082 電気的・機械的特性
 導体抵抗:0.009Ω/m(0.0027Ω/Ft) at 20°C (中心導体/シールド, 共通値)
 静電容量:253pF/m(77pF/Ft) at 1kHz, 20°C 
 インダクタンス:0.4μH/m(0.12μH/Ft)
 ハムノイズ:0.2mV Max.
 電磁ノイズ:0.2mV Max. at 10kHz
 耐電圧:Must withstand at DC 500V/15sec.
 絶縁抵抗:100000 MΩ × m Min. at DC 500V, 20°C
 耐屈曲特性:15,000 cycles
 抗張力: 980N 以上
 移行性:ABS樹脂非移行
 使用温度:-20°C 〜+70°C(-4°F 〜 +158°F)
 適用規格:UL13 CL2 75°C

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2019年06月12日

Nakamichi CA-5 プリアンプ修理(1)

nakamichi-ca5-res-0.jpg

Nakamichi CA-5 プリアンプの修復作業中。

ナカミチのサービスマニュアル(英語版)を入手できました。

nakamichi-ca5-sm-1.jpg

回路図をみてみると、やはりシンプルなディスクリート構成のようです。
1980年代半ばの製品ですので、表面実装部品も使われておらず、融点の高い無鉛ハンダでもないので、部品交換は容易そうです。

nakamichi-ca5-res-3.jpg

メイン基板のフラットアンプ部をまずチェックしましたが、正常に動作していましたので安心しました。やはり部品点数も少なく、ゆったりした部品配置のため、電子部品に熱ストレスがほとんど加わっていないせいだと思われます。

nakamichi-ca5-res-2.jpg

つづいて、左チャネルの音が途切れる原因を調べたところ、メインボリューム(NOBLE : 帝国通信工業)は正常ですが、バランスボリューム(ALPS : アルプス電気)はとても不安定でセンター位置でも接触不良を起こしていることが判明しました。

一旦、バランスボリュームをバイパスして、入力信号をメインボリュームにダイレクトに流してみたところ、なんら問題なく再生できるようになりました。信号系コネクタの接点洗浄もおこないましたので、音の鮮度も高くなりました。

nakamichi-ca5-res-1.jpg

不具合のバランスボリュームはALPS製ミニデントボリューム(RK271シリーズ、MNタイプ)でした。同じ抵抗値ではありませんが、現在も製造中のオーディオ用部品のため簡単に入手できました。左右バランス調整用のMNタイプのボリューム部品はほとんど現存していないので、アルプス電気の姿勢には本当に頭が下がります。

nakamichi-ca5-vr-mn.jpg

バランスボリュームを部品交換したところ、音切れやノイズもなくなり、オリジナルに近いであろうサウンドで鳴っています。

たぶんフラットアンプ部での音作りだと思いますが、低域がとてもしっかりした濃密なサウンドで、解像度もかなり高いです。ナカミチのカセットデッキで聴けるようなリアルなモニターサウンドとはすこし違っています。やはり、アンプ設計者・ネルソン・パス氏の音作りなんでしょうね。

接続したパワーアンプが純A級アンプということもありますが、リファレンスのフルデジタルアンプのクールサウンドとは真逆のホットなサウンドイメージです。

メインボリュームやスイッチ類の接点クリーニングはすこし面倒なので、この状態でしばらくエージングしてみます。

そのうち、細部をチェックしながら、サウンドをブラッシュアップしていこうと思います。
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2019年05月16日

Nakamichi CA-5 Preamplifier ... CA-50 !? ... ネルソン・パス設計の日本製プリアンプ

ca-5a_1z.jpg

Nakamichi CA-5 プリアンプを入手!

アナログオーディオの断捨離を図っている友人から頂戴しました。

すこし前に、不具合症状が出始めて音が出ないことがあるとのこと、修復をトライしてみようと思います。

Nakamichi CA-5は、1980年後半にナカミチがセパレートアンプに本格参入したときの製品です。バブル景気が始まり、オーディオ分野も黄金時代を迎えて、ナカミチが絶好調だった時期に当たります。

ca-5a_3.jpg

このプリアンプ、日本向けにはCA-50という製品名ですが、北米向けにCA-5、欧州向けにCA-5Eという型番でリリースされていたようです。海外仕様はAC電源がケーブル直出しではなく、3Pインレットタイプです。
また、上位機種にはCA-70があり、対となるパワーアンプにはPA-70/PA-50という製品があります。

ナカミチ独自開発ではなく、米国 Threshold(スレッショルド)社と技術提携して、これらのアンプを製品化したようです。

つまり、オーディオアンプの鬼才、ネルソン・パス氏が回路設計した製品です。同氏が、PASS LABS(パスラボ)を立ち上げる直前の時期にデザインされたようで、フロントパネルもシンプルかつ個性的なのも納得できます。

ca-5a_4.jpg

スレッショルドといえば、1980年代に米国ではマークレビンソン、クレルなどと並びようなハイエンド・オーディオメーカーとして、確固たる地位を築き上げていたのですが、、、
日本では輸入業社が積極的なプロモーションをしなかったのか、あまり注目されるブランドではなかったようです。

この個体、とても丁寧に扱われていたようで、フロントパネルにもほとんど傷がありません。

まあ問題は中身なので、電源を投入する前に開腹してみたところ、、、

ca-5a_2.jpg

回路レイアウトは、”Threshold FET nine”(同時期の製品)によく似た感じで、日本製品では滅多に見られないようなシンプルで整然としたPCBデザインです。

密閉構造のために内部にはホコリひとつ入っていません。
経年変化でとくに劣化しやすい電子部品である電解コンデンサも膨れ上がったものはないようです。熱設計もしっかりしていたんでしょうね、40年近い歳月が経っているとは到底思えません。

回路をよく観察してみると、フル・デスクリート構成でオペアンプやICの類は一切使われていません。フォノイコライザーアンプとフラットアンプのみの超シンプルな回路構成。左右チャネル回路が純銅バスバーで完全分離されていて、サウンドも相当期待できそうです。

さらに驚くのが、基板中心付近のフラットアンプと右側のフォノイコライザーアンプの回路にある6個の巨大コンデンサ。実はフィルムコンデンサで、どうもカップリング用途に使われています!

Nakamichi CA-5は、フォノステージに相当な力点をおき、さらに選別された電子部品と巧みな回路デザインで、"Excellence from Simplicity!" を標榜したプリアンプだったようです。上位機種CA-70や後継機種CA-50IIなどは複雑な回路構成&多機能ですので、まったく別物といえます。

ca-5a_6.jpg

この状態で電源投入して、しばらく内部部品の様子を見てみましたが、発熱したり振動したりしている部品はありませんでした。ライン出力の電圧を計測してみましたが、DC漏れは無いようです。

それではと、CDプレーヤーとパワーアンプを接続して音楽再生させてみましたが、、、

その再生音は、左チャネルがノイズ混じりで出力され、右チャネルもたまに途切れたりします。すこし深刻かもしれませんが、じっくり修復していこうと思います。

参考:製品カタログ情報

Nak-ca5-catlog.jpg

CA-5E.jpg

CA-5E-spec.jpg

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2019年04月09日

Stereo(2014/8) Fostex 2way & DigiFi No.19 Olasonic SP - その3

部屋の片隅に吸音材が・・・入れ忘れてました。

前回レポート(その2)で記載した周波数特性はボックスの素の特性です。妙にベースが弾むなとは思ってたんですが、、、

取り急ぎ、吸音材を詰め込んで、RTAアプリ「Audio Frequency Analyzer」で再計測しました。

# Tw-non:フルレンジのみ
 前回計測とすこしレベルが違うので同列に比較できませんが、少しfdが下がっているような気がします。

Tw-non(absorb).png

# Tw-2.2P:2.2μF 正相

Tw-2.2P(absorb).png

# Tw-2.2R:2.2μF 逆相
 16kHzは逆相の方が伸びているような感じ。聴感上も逆相の方が良さそうです。

Tw-2.2R(absorb).png
.s
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Stereo(2014/8) Fostex 2way & DigiFi No.19 Olasonic SP - その2

Fostex+Olasonic-new.JPG

Stereo(2014/8) Fostex 2way のツィータとDigiFi No.19 Olasonicフルレンジ とのコラボSPの調整中です。

ちなみに、これが以前のFostex 2wayのオリジナルです。

Fostex_2way_org.jpg

新しいSPでは、外見上、前面バッフルを2重にしてフルレンジ2個取り付けました。その他は、組立精度が悪く直置きするとガタがあったため、底板にリベット状の金属を打ち込み3点支持としました。

RTAアプリ「Audio Frequency Analyzer」で、周波数特性を測定してみました。(いづれも軸上1mの位置にて測定、ピンクノイズ)

@ Tw-non:Olasonicフルレンジのみの特性(8Ω並列→4Ω)
 バスレフチューニングは120Hz付近、ほぼ計算通りです。もう少し吸音材を増やしてみてもいいかも。空芯コイル0.18mHで高域をカットしてますが、ユニット固有の10k-12kHzのピークが残っています。

Tw-non.PNG

@ Tw-1.0/1.5/2.2/3.3:Fostexツィーターを各コンデンサで低域カット(正相)
 コンデンサの容量を増やすと、4k-8kHzのディップが無くなっていくのが分かります。3.3μFの特性が良さそうに見えますが、聴感上はハイ上がりで耳につく感じが残っています。フルレンジのピークと干渉しているのかも。ということで、仮として2.2μFで、しばらくエージングします。

# C=1.0uF
Tw-1.0.PNG

# C=1.5 uF
Tw-1.5.PNG

# C=2.2uF
Tw-2.2.PNG

# C=3.3uF
Tw-3.3.PNG
.s
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2019年04月08日

Stereo(2014/8) Fostex 2way、DigiFi No.19 Olasonic SP のコラボ

FostexTw+OlasonicFR.jpg

Stereo(2014.8月)の付録、Fostex2wayスピーカーユニットのウーファー側が破損したのでどうしようか悩んでいました。

(終わっていますが)春休みの工作として、DigiFi No.19のオルソニックのフルレンジと組合せてみました。

ネットワークは-6dB/octとして、フルレンジ側を4kHzのLPF、ツィータ側を6kHzのHPFと仮にしています。

ツィータ側は調整が効くのでこれから合わせ込みです。
.s
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2019年03月06日

MacのBluetoothオーディオ、「aptX」接続してみました!その周波数特性は!?

最近のmacOSでは、Bluetoothオーディオのコーデックとして、SBCとAAC、および、aptXをサポートしています。aptX-HDやaptX-LLなどは非搭載なのは残念です。(QualcommとAppleとの係争がはやく収束してほしいものです。)

通常、Bluetoothオーディオでは、ユーザーが主体的にオーディオコーデックを選択するのは困難で、Bluetooth機器の相互能力に応じて自動で選ばれてしまいます。

そこで裏技というか、それを設定変更できる方法があります。開発者用なのですが、macOSにはBluetoothオーディオのコントロール機能が提供されています。

このためには、Appleのデベロッパーアカウントを取得して、開発者向けダウンロードページにアクセスし、ハードウェア関連ツール「Additional Tools for Xcode」を入手してください。

このツールに含まれる「Bluetooth Explorer」というアプリを起動すると、Bluetoothデバイスを直接コントロールすることができます。

「Bluetooth Explorer」のメニューバーで、”Tools”/”Audio Options”を選択すると設定パネルがでてきます。Codecsで、”Force use of aptX”オプションをチェックします。この際、Bluetooth接続はOFFの状態にしておいてください。Bluetoothデバイスが起動状態では反映されません。

次回の接続から設定は有効になり、BluetoothヘッドホンやイヤホンにaptXで強制的に接続することができます。(当然、接続先機器がapt-X対応していることが前提ですが。)

このツールを使えば、AACやSBCを強制的に選択したり、排除したりすることもできますので、オーディオコーデックを主体的に選ぶことができます。

BE-AudioOptions-2.png

MacBook Proを送信側、Anker ”SoundSync A3341” Bluetoothアダプタを受信側にして、BluetoothオーディオをaptXで伝送させてみました。
macOSはMojave 10.14.3、MacBook Proはすこし古い機種なのでBluetooth 4.0です。

オーディオコーデックの接続状態はつぎのようなモニタ表示が可能です。atpXで接続されているのがわかりますね。

BE-Audio-2.png

以前、iPhone/iPadのBluetoothオーディオでのAACの周波数特性解析結果をアップしましたが、同様な実験をaptXでもおこなってみました。

<ホワイトノイズ:Bluetooth通信経由の受信オーディオ信号、aptX、44.1kHzサンプリング、デジタル出力>
whitenoise-MBP-atpX.png

上図は、MacBook ProのiTunesでホワイトノイズを再生させ、aptXでBluetooth伝送したときのサウンドデータをFFT解析した結果です。(画像をクリックすると拡大表示できます。)

aptXでは20kHzまでフラットだろうと予想していたのですが、、、
最高域で20kHzまでは伸びておらず、ハイカットフィルタがかかったような周波数特性でした。約19KHz以上の周波数はカットされて出ていないようです。(赤ラインが周波数特性に相当します。緑ラインはFFT瞬間値です。)

なお、"SoundSync A3341"からはデジタル出力しているので、受信側機器のアナログ回路特性に起因はしていません。

おそらく、Bluetooth 4.0接続の伝送ビットレート制約のせいでaptXエンコード時に周波数帯域制限をおこなう必要があったんだと思います。オーディオレートとしては384kbpsでているようなんですが、、、
あるいは、受信側の"SoundSync A3341"の機器自体の問題なのかもしれません。

<ホワイトノイズ:MacBook Pro、iTunes再生、アナログ出力>
whitenoise-MBP-analog-outputpng

MacBookProからのアナログオーディオ出力は上図のような周波数特性でした。こちらは20kHz超までフラットですが、aptXでは高域カットされているのがわかると思います。
なお、可聴帯域の周波数特性がすこし波打っているのは、どうも実験時にiTunesのサウンドイコライザが入っていたようです。いづれも可聴帯域は同じ特性のようですので比較上は問題ないと思います。

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2019年02月17日

iPhone/iPadのBluetoothオーディオ - AACの周波数特性

soundsync-6.jpg

先日入手したAnker「Soundsync A3341」Bluetoothトランスミッター&レシーバーは、Bluetooth通信チップに「Qualcomm CSR8675」という最新デバイスを採用しており、最新のBluetooth 5.0対応およびaptX-HD/LLオーディオコーデックも搭載しています。

残念ながら、iPhone/iPadなどApple製品においてBluetoothオーディオではAACとSBCしか対応していません。

音がいいと言われているaptX系コーデックはQualcommが保有する技術なのですが、、、両社が係争中のために、Apple製品に搭載されている無線通信デバイスではQualcommが排除されているらしいです。

とりあえず、手元にあったiPhone6sおよびiPad mini2(いづれもiOS12.1.4)でBluetoothオーディオを試してみました。

iPhone6s/iPad mini2を送信側、Soundsyncを受信側としてBluetooth接続すると、Musicアプリの音楽再生が問題なく通信できることを確認しました。

とくに音が途切れるようなこともなく、ボリュームも遠隔コントロールできます。再生音質は事前の想定よりはいい感じですね。

受信側のSoundsyncでは、AACの選択ステータスが表示(電源ボタンのところにあるLEDの点滅表示)され、さらに光デジタル接続するとサンプリングレート44.1kHzでデジタルデータ出力されていることも確認できました。
他社製品ではどんなオーディオコーデックが選択されているか表示されないので、Soundsyncはとてもいい製品だと思います。

オリジナル音楽データは44.1kHzサンプリングのALAC(Apple Lossless)でしたが、送信端末側でBluetooth送信処理時にAACで再エンコードされているようです。

もし音楽データがAACフォーマットの場合でも、いったんリニアPCMにデコードされ、他のサウンドデータ(着信や通知音など)とミキシングされて再びAACエンコードされるようです。

#iPhone/iPadでのBluetooth通信・オーディオ接続状態
・オーディオコーデック:AAC
・サンプリングレート:44.1kHz

そこで、このBluetooth通信でのAACコーデック時のオーディオ信号が、どのような周波数特性をもつのか調べてみました。

ノイズ生成アプリ「Colored Noise Generator」を起動させてホワイトノイズ信号を生成して無線送信し、SoundsyncでBluetooht受信したデジタルデータを評価してみました。

下記は、全周波数帯域でフラットな特性をもつホワイトノイズでのFFTによるテスト解析結果です。(画像をクリックすると拡大表示できます。)

赤ラインがFFTのピークホールドで、サウンドデータの周波数特性に相当します。緑ラインはホワイトノイズの瞬間値になります。

<ホワイトノイズ:送信側アナログ出力>
CNG-white-analogout-3.png

<ホワイトノイズ:Bluetooth通信経由の受信オーディオ信号、AAC、44.1kHzサンプリング、デジタル出力>
CNG-white-bt-opt-3.png

いづれの周波数特性とも低周波から高周波までほぼフラットでかなり優秀な特性です。

しかし、FFT解析結果を比較すると、Bluetooth接続した受信側オーディオ信号には、19kHz以上の周波数成分がまったく出力されていません。

オーディオ信号生成アプリ「Audio Tone Generator」でサイン波スィープ信号や19kHz以上のサイン波を出力して試しましたが、まったく同様の結果でした。

結論として、Bluetooth送信時に、サウンドデータの周波数帯域が制限されているようです。つまり、AACの再エンコードの際に、急峻なデジタルフィルタで高周波帯域をカットしているものと推察されます。

残念ながら、Bluetooth 4.x接続において、現状のAACのオーディオ特性にはすこし制約があるようですね。(iPhone6sはBluetooth 4.2、iPad mini2はBluetooth 4.0)

おそらく無線通信伝送レートの制約で、AACエンコードのビットレート(おそらく、128-192kbps程度)に制限がかかり、オリジナルサウンドデータから高周波成分をカットしたようなAACエンコードをおこなう必要があるためだと思います。

ちなみに、iTunesで、DENONのAudio Check CD(COCQ-83805)のホワイトノイズ(20-20kHz)をAAC-192kbpsエンコードでリッピングしたデータのFFT解析結果をつぎの示します。やはり、19kHzを少し超えたあたりから、高周波成分が急峻にカットオフされています。

<ホワイトノイズ:iTunes AAC-192kbpsエンコードデータ、MacBookProアナログ出力>
white-noise-iTunes-AAC-192kbps-2.png

また、AAC-128kbpsエンコードでは約18kHzで高周波成分が急峻にカットオフされていました。つまり、AACエンコード時のビットレートによってカットオフ周波数はかなり異なるということみたいです。

無理に高周波成分の再現性にこだわって変なノイズ成分が混入するよりは、聴感上で聴きやすい音質にチューニングするためでしょう。

Bluetooth自体はかなり制約の多い規格なので、多くを求めるのは難しそうですね。Bluetooth 5.0対応端末が手元にないので未確認ですが、Bluetooth接続ではaptX-HD/LLやLDACを使えるAndroid端末にはサウンドクオリティでかなわないと思います。AppleとQualcommとの特許係争が早く収束して、上位オーディオコーデック規格も使えるようにしてほしいものです。

やはり、Apple製品の場合、本格的なオーディオ品質を云々いうにはBluetoothオーディオではなく、AirPlay 2をつかうべきなんでしょうね。WiFiなので、室内環境しか適用できないのは残念ですが、、、

#追記(2/18/2019)
Bluetoothの最大通信速度、データスループット、受信側AACデコーダ能力など各種条件に応じて、相互接続の伝送パラメータが決まるので、送信側・受信側のいづれでAACエンコード条件に制約を生じているのかはっきりしません。

Bluetooth 4.xの物理層での最大通信速度は1Mbps、データスループットの理論値はver4.0で305kbps、ver4.2で805kbpsです。ということで、もうすこしAACのビットレートは上げられそうな感じなのですが、、、

また、Bluetooth v5.0では、最大通信速度が2Mbpsに拡大され、データスループットも1.43Mbpsとアップしていますので今後期待できそうです。

#追記(2/20/2019)
ホワイトノイズによる各周波数特性グラフをすこし見やすいものに変更しました。画像クリックすると拡大表示できます。

参考までに、サイン波の周波数応答を測った解析結果を以下に示します。やはり、Bluetooth経由の受信オーディオ信号では、19kHzで -40dB以上低くなり、20kHzでは -80dBとほとんど出ていませんね。

<サイン波:送信側アナログ出力>
ATG-sine-anlogout.png

<サイン波:Bluetooth通信経由の受信オーディオ信号、AAC、44.1kHzサンプリング、デジタル出力>
ATG-sine-bt-opt.png

#追記(4/24/2019)
4/16付で、Apple社より「QualcommとApple、
すべての訴訟の取り下げで合意」というプレスリリースがありました。
これでAppleはQualcommのチップを堂々と採用できますし、QualcommもAACなどApple保有技術のサポートが可能になるものと思われます。Appleユーザーにとっては今後の5G対応のこともありますし、とても喜ばしい限りです。

プレスリリース内容:
・合意は、Appleの契約メーカーとの間で係争中のものを含む継続中のすべての訴訟を終了させる
・両社は全世界特許実施許諾合意とチップセット供給合意に至った
カリフォルニア州サンディエゴおよびクパティーノ、QualcommとAppleは本日、全世界で両社間で争われているすべての訴訟を取り下げることで合意したと発表しました。合意にはAppleからQualcommへの支払いが含まれています。両社はまた、2019年4月1日を発効日とする6年間の実施許諾合意に至り、これには2年間の延長オプションと複数年にわたるチップセット供給合意が含まれています。
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2019年02月14日

iPhone/iPadのBluetooth接続用にAnker "Soundsync"を入手!

SoundSync-1.jpg

Anker「Soundsync A3341」、Bluetooth5.0 トランスミッター&レシーバーを入手しました。

Bluetooth通信で送受信可能なオーディオインタフェース機器で、受信(RXモード)と送信(TXモード)のいづれかを選択して動作させることができます。また、リチウムポリマー電池を内蔵しているので、モバイル利用も可能です。

オーディオのワイヤレス接続が当たり前になってきていますので、iPhone/iPadと接続したときのサウンド・パフォーマンスを知りたいと思っています。
Bluetoothヘッドホンなどでは固有の音作りがされていますので、このようなオーディオインタフェース機器のほうが素性がわかりやすいと考えての選択です。

製品の質感はかなりいいと思いますが、すこし大きくて重いので、モバイル向けにはどうかなと感じました。

SoundSync-4.jpg

また、アナログ入出力(AUX)に加えて、光デジタル入出力(SPDIF)も備えていますので、デジタルオーディオ接続ができるのはオーディオファンには魅力的な仕様です。

Bluetoothオーディオのサウンドクオリティを判断するのに役立ちそうです。

SoundSync-2.jpg

Ankerの製品パッケージは、Apple製品のようなシンプルで品の良さを感じます。

簡易的なものですが、光デジタルケーブル、Micro USBケーブル、ステレオミニピンケーブル、ミニピン-RCA変換ケーブルも付属しています。

この機器はAACにも対応していますので、iPhone/iPadなどApple製品でのワイアレス・オーディオがAACで試せると思って調達しました。送信(TXモード)でAACが非対応と、すこし残念な仕様となっています。

すこし使ってみた感じでは、実際のスペック上で、すこし制約がありそうな感じです。その件を含め、また次回レポートしたいと思います。

参考までに、主な製品仕様を下記に示します。

・メーカ:Anker
・製品名:Soundsync A3341
・機能:Bluetooth オーディオ・トランスミッター/レシーバー 
・規格:Bluetooth V5.0
・通信周波数:2.402 - 2.480GHz
・Bluetonthチップ:Qualcomm CSR8675(Bluetooth Audio SoC)
・内蔵バッテリー:リチウムポリマーバッテリー、350mAh
・動作時間:RXモード:約17時間(AUX)、約13時間(SPDIF)
      TXモード:約25時間(AUX)、約20時間(SPDIF)
・スタンバイ時間:120時間(RXモード)
・充電時間:2時間
・対応プロファイル:RXモード:A2DP、AVRCP
          TXモード:A2DP
・対応コーデック :RXモード:aptTX-HD、apt-LL、apt、SBC、AAC
          TXモード:aptX-HD、apt-LL、apt、SBC
・外部インタフェース:アナログ入出力(AUX:3.5mmステレオミニピン)、
 光デジタル入力ポート(SPDIF)、光デジタル入力ポート(SPDIF)、
 電源ポート(microUSB-5V)
・スイッチ:RX/TXモード切り替えスイッチ、電源&機器ペアリング・スイッチ
・ステータスLED:パワーON、充電状態、機器ペアリングの状態、
 選択コーデックの表示
・ペアリング機能:最大2台までの同時接続が可能。
・サイズ:70 x 70 x 22mm
・重さ:51.5g

備考:A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)、AVRCP(Audio Video Remote Control Profile)
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2019年02月06日

地下鉄の音 - Bill Evans "Waltz for Debby"

WaltzforDebby-bill.jpg

ビル・エバンス (Bill Evans) トリオのライブ・アルバム "Waltz for Debby"

ビル・エヴァンスの大ファンとして、とても大好きな特別なアルバムです。

1961年6月25日のレコーディングですが、その11日後の7月6日にベーシストのスコット・ラファロ (Scott LaFaro) が交通事故で他界したため、貴重なライブ録音&名盤中の名盤として有名です。

同日録音の"Sunday at Village Vanguard"は、別のテイクをセレクトして最初にリリースされた姉妹アルバムです。

ニューヨーク7番街にある名門ジャズクラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードのライブシーンが、客席の会話や食器の擦れ合う音まで収録されていて、とても臨場感に溢れています。

ビル・エヴァンスはまだ知名度も高くなく、さらに日曜日だったので、客の入りがまばらだったせいもありますが、、、  おかげで、録音レベルが若干高めなのかも。

WaltzforDebby-4s.jpg

最初の"My Foolish Heart"は映画音楽を美しいジャズバラードに昇華させたロマンチックな演奏でお気に入り一曲です。

実はこのアルバム、ヴィレッジ・ヴァンガードのごく近くを通る地下鉄の音が特定の曲でかすかに聞こえます。

この音、オーディオ・マニアやビル・エバンス・ファンの間で長らく噂されてきました。ということで、久々にじっくりと確認してみました。

地下鉄の音が入っているトラックの該当箇所はつぎのとおり。

1. My Foolish Heart | 発生時間 1:00〜1:04、2:52〜2:55
2. Waltz for Debby (take 2) | 発生時間 6:34
4. My Romance (take1) | 発生時間 4:55〜5:00
5. Some Other Time | 発生時間 00:14〜00:19, 3:55〜3:58, 4:12〜4:17
10. I Loves You, Porgy | 発生時間 2:09〜2:12, 4:38〜4:42

主に右チャネルに入っています。トリオ演奏とは関係なく、電車が地下トンネルを通過する低周波音で、暗騒音レベルも上がって聴こえてきます。
お店が地下1階にあるので、低周波音が透過しやすいのでしょう。

どう聴こえるかはオーディオシステム次第ですが、この騒音の周波数は30〜40Hzで、低音再生能力のサウンドチェックに活用できますね。(CD、SACD、LPなどメディアの種類、マスタリングの違いなどによって、騒音時間は微妙に前後するかもしれません。追加トラックの曲順が異なるバージョンもあります。)

WaltzforDebby-LP-2.jpg

おまけで、LPの裏面、Joe Goldbergによるオリジナル・ライナーノーツを!

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2019年01月09日

TRIO KA-8100 リターンズ

ka8100-201901-org.jpg

物置に長らく眠っていたビンテージアンプ、TRIO「KA-8100」インテグレーテッドアンプを取り出してきました。

昨年、サンスイ「AU-5500」を修復してすこし自信がついたので、このアンプでもトライしてみようと思っています。

ちなみに、トリオ(TRIO、海外ブランド:KENWOOD)はかつてあった老舗オーディオ専業メーカーで、1960年代から御三家として、山水、パイオニアとともに有名でした。もともと無線通信機器を製造しており、高級FMチューナーでも有名でした。創立者が1972年に社内クーデターで会社を追われ、ケンソニック(現在のアキュフェーズ)を創業しています。現在は、2008年にケンウッド(1986年に社名変更)と日本ビクターが経営統合して、JVC ケンウッド(JVC KENWOOD)になっています。

TRIO「KA-8100」は41年前の1978年に発売された製品です。
ハイスピードDCインテグレーテッドアンプと称して、高スルーレート、ワイドバンドな周波数特性など物理特性重視になった時期の製品です。このシリーズには他にKA-9900、KA-8700、KA-8300があり、このアンプは一番ローエンド機種のようです。このあと、シグマドライブとかわけのわからないNF技術に傾注した製品を出したりしていたので、トリオのアンプとしては一番充実していた時代だと思います。

ka8100-rear-org.jpg

この「KA-8100」は3年間ほど使用して、その後ずっと物置にしまわれていたようです。

フロントパネルにはほとんど無傷できれいです。さらに、リアパネルもきれいで錆も浮いていません。ただ、SP-Aのスピーカ端子が一本破損していました。電源ケーブルも換装されて、50cm程度に短くなっていました。

とりあえず、通電してみましたところ、煙など出ることもなく、保護回路が解除されて、無事音がでました。
しかし、どうも動作が不安定で片チャネルの音がでなかったり、歪んだりします。しばらく通電していると、ステレオで音がまともな音が出るようになりました。致命的ではなさそうですが、どこかに接触不良などがありそうです。

音の傾向としては、サンスイAU-5500の分厚い音とはまったく方向性が異なり、高域の伸びた爽やかな音です。どうも好みが分かれそうなサウンドです。

ka8100-inner-1-org.jpg

ケースを外して、内部上面を確認しましたが、元箱に収められていたせいで、ほとんど埃や汚れはありません。
内部構造をみると、前年発売のKA-7100Dにとてもよく似ています。

ka8100-bottom-org.jpg

さらに裏蓋をはずして、びっくり、すこし改造の後がありました。メイン電源のブロックコンデンサにフィルムコンデンサをパラっていたり、信号配線が直出しになっていたりします。

なんでこんなことをしたのか?ですが、おそらくオリジナルの音に満足できなかったんでしょうね。一旦、もとの状態に戻してから、修復したほうが早道だと思います。

また、DC漏れをチェックしてみましたが、両チャネルとも0.1mV以下と優秀でした。DCアンプと称しているだけあります。

ともかく、「KA-8100」アンプの修復にはかなり時間がかかりそうですね。
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2019年01月05日

ベルデン 8460 スピーカケーブル

belden8460-1b.jpg

ベルデン 8460 スピーカケーブルを入手しました!

ベルデンのプロ用スピーカケーブルで、かなり古い設計のものらしいです。
ちょっと細い18AWG(0.823 mm2)、錫メッキ銅線で、とても硬い線材です。超格安、約200円/m程度で入手できます。

オーディオショップで通常販売されているベルデンのオーディオ用ケーブルは、それなりの値段ですので、このケーブルのコストパフォーマンスは素晴らしいと思います。

belden8460-2.jpg

このケーブルは、白黒2線がCW(時計回り)方向に軽く捩ってあり、さらに内部の錫メッキ線材もCWにすこし捩っているようです。ここにケーブル設計上の秘密がありそうですね。

実際に使ってみて、すこし個性は感じられましたが、かなりニュートラルで、アンプやスピーカをとくに選ばない素性の良さを感じました。たしかに線材の硬さや見栄えには不満はありますが、サブシステムはしばらくこれでいこうかと思っています。

高級ケーブル沼に嵌っている人は一度試して、脱出を試みるのもありかもしれませんね。

#BELDEN 8460 スペック(Belden社データシートより)
・用途:室内用スピーカケーブル
・ワイヤゲージ規格:18AWG
・導体:High Conductivity TC - Tinned Copper;7 x #26AWG
・絶縁材:PVC - Polyvinyl Chioride;厚さ 0.02 inch
・サイズ:0.18 inch
・DCR:5.9Ω/1000ft(19.4mΩ/m)
・インダクタンス:0.19uH/ft(0.62uH/m)
・最大許容電流:5.2 Amps per conductor@25℃
・UL電圧規格:300V RMS (UL AWM style 1007)


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2019年01月02日

SANSUI AU-5500 レストア(13)オーディオ特性

AU5500-at-owner.jpg

昨年修理した「サンスイ AU-5500」はオーナーの元で、毎日元気に音楽を奏でています。

大晦日に「AU-5500」のサウンドを聴きにいきましたが、トラブルはとくに発生していないとのことでした。そのサウンドは1970年代のアンプとは思えないレベルで、期待した通り、とてもクリアに鳴っていたので安心しました。

修理時に動作評価していたオーディオデータをもとにオーディオ・スペックとしてまとめてみました。

<AU-5500 修理品 オーディオ・スペック>
・S/N比:75dB (1kHzサイン波、1W)
・残留ノイズレベル:-95dB(AUX2入力)
・周波数特性:20 - 21000Hz ± 3dB(1W)

参考までに、計測サウンドデータ・ファイルをWaveSpectraでFFT解析表示したものをすこし示します。

<高調波ノイズ特性:サイン波 1kHz>
AU5500-1kHz-sine.jpg

サイン波1KHzでは、2次高調波、3次高調波、4次高調波がそれなりに出ていますが、相対レベルも低い倍音成分なのでそれほど音質には影響ないと思います。基本波の倍数に無いノイズ成分は-103dB以下と、非高調波成分で固有のものがでていませんので、わりと素直なサウンドの要因になっていると思います。

<残留ノイズ>
AU5500-noiiselevel.jpg

残留ノイズは、本来、入力ショートで測定すべきですが、リファレンスのHDDデジタルプレーヤで、デジタルゼロ再生したものです。つまり、HDDプレーヤのアナログセクションの残留ノイズも含んでいます。

測定条件・方法が異なるので、データシートの公称スペックとはすこし違っていますが、実用レベルとしては十分ではないでしょうか。

追記(2019/1/3)
一般ユーザーでは、数W程度のパワーレベル、ボリュームをかなり絞った状態での音楽再生です。このとき、信号源インピーダンスは大きくなり、アンプ初段で歪率は大きくなってしまいます。実際の入力ソースを接続して、実用パワー域での計測のほうが、その状況を反映できて音質評価にはいいのではないかと思います。実際に利用しないフルパワーで測定したデータはあまり意味がありませんね。

このアンプは想像以上に音がいいので、そのサウンドの秘密をちょっと考えていました。
サンスイAU-5500は、DCアンプなど物理特性を重視したアンプが流行する以前のオーソドックスでシンプルなアンプ設計(トーンコントロール回路が完全パスでき、ボリューム付きパワーアンプの構成。シングルプッシュプル)で、最大出力や再生周波数帯域もまったく欲張っていません。むしろ狭帯域アンプといってもいいかもしれません。例えば、広帯域アンプとして無理に過渡応答を上げていくと、不要な高調波成分を多数含んでしまい、妙なうるささや硬さがでてしまったりするケースがあります。
このアンプはその正反対で、高調波の減衰特性をみてもわかるとおり、可聴帯域の無理しない動作領域で音をゆったり出している感じですので、音楽ソースを楽しく再生できているのだと思います。
posted by toons at 06:35| Comment(0) | オーディオ