2021年01月18日

MarkAudio OM-MF519 ダブルバスレフ・スピーカーの改造

一昨年に作製した「OM-MF519 ダブルバスレフ・スピーカー」、バッフル面に貼ったコルク素材の劣化がはげしく、もろもろと剥がれてきて見栄えが悪くなったので改修してみました。

コルクは木工ボンドを薄めて貼っていたので剝がすのに一苦労しましたが、なんとかスクレーパーでこそぎ取り、5.5mm厚のMDF板を替わりに貼ることにしました。

OM-MF519_v2_バッフル張替.jpg

ユニットはめ込みの感じになるよう外形に穴を開け、4辺は鉋でテーパーを付けることに。なんとなくTHIELのスピーカーぽくなりましたね。

OM-MF519_v2_底板足.jpg

底板も埃まみれで汚れていたため、少し上げ底+何かに付属していたスパイク状の足を取付(後ろ側は高さ調整可能なように単なるネジです)。

上げ底部分は中途半端な大きさの板しか余っていなかったので、後々交換できるよう木ネジ止めにしました。

OM-MF519_v2_完成(1).jpg

ユニットを取り付けて完成。今回はウレタンニス(ライトオーク)で綺麗に仕上げることができました。

OM-MF519_v2_完成(2).jpg

改めて周波数特性を測り直してみました。
ピンクノイズを再生して、"Audio Frequency Analyzer" アプリで1/3オクターブバンド解析測定をした結果です。

OM-MF519_v2_特性.png

2年前とは測定条件が違うため単純な比較はできませんが、ダブルバスレフの低域の量感を改めて感じることができました。
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2021年01月12日

TEAC VRDS-25x CDプレーヤー修理 その2 - 海外読者からのコメント!

過去記事「TEAC VRDS-25x CDプレーヤー修理」について、海外の読者の方から追加コメントをいただきました。Giuseppe Bassaniさん、情報ありがとうございます。

彼はCDトレイドライブ機構を分解せずに、簡易修理する方法で試したそうです。

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トレイ駆動用ゴムベルトの代わりに、紐を使ってみたようです。撚り合わせた紐を接着剤で固めて接触面積と摩擦力をアップしたのでしょう。

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これならば、ドライブ機構を完全オーバーホールしなくて済むので、分解することによる損傷リスクを回避することができそうですね。

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2020年12月29日

コロナ禍の異邦人

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異邦人
久保田早紀 作詞・作曲

子供たちが 空に向かい
両手をひろげ
鳥や雲や夢までも
つかもうとしている
その姿は きのうまでの
何も知らない 私
あなたに この指が
届くと信じていた
空と大地が ふれあう彼方(かなた)
過去からの旅人を
呼んでる道
あなたにとって 私
ただの通りすがり
ちょっと ふり向いてみただけの
異邦人

最近、なぜか、とても古い、この歌謡曲を思い出します。
1980年ごろ、某国営放送が仕掛けたシルクロード・ブームにのって、大ヒットになった歌曲です。もともとは「白い朝」というタイトルだったらしい、、、

コロナ禍の中、この歌と重り合うものを感じています。歌詞も曲調も異国情緒を無理に纏っていますが、、、その正反対の世界。

あのときには戻ることはできない、いく先もまったく見えない。
そして、いまや故郷にすら簡単には帰れないし、もし戻れてそこでは、異邦人。
今いる場所でも異邦人なのに、、、

それを埋める手段として、いま音楽を再発見しようとしているところです。
すこしでも癒しになればと。
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2020年12月11日

あの音を聴きたい!

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コロナ禍のなか、さまざまな思いが浮かんできます。

そのなかでも、私自身が体験した、、、あの音の記憶

メロディだったのか、あるフレーズ、あるいは一音だけか、いまや記憶の片隅にわずかに残る音

それを頼りに、いまもオーディオと向き合うこと、それは原点を探す旅かもしれません。それが現実逃避と言われようとも。
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2020年12月07日

MarkAudio OM-MF4, OM-MF5, OM-MF519 自作SP 比較試聴!

マークオーディオのフルレンジユニット(OM-MF4、OM-MF5、OM-MF519)を使った自作スピーカ3種類を同一音源で再生させてみました。

それぞれのスピーカーの製作時期やボックス構造も異なりますが、まあマークオーディオのフルレンジユニットの個性は同じような傾向で出ていると思います。

◉ MarkAudio OM-MF4


◉ MarkAudio OM-MF5


◉ MarkAudio OM-MF519


OM-MF5とOM-MF519の動画において、画面がチラついたり、揺れているように見えるのは、床振動の影響を収録機材が受けていると思われます。

なお、収録環境や収録条件はトライアル中なので、音の差異がすこしわかりにくいかもしれません。

収録機材:iPhone8, FOSTEX マイク
音源 : Four More Weeks - Vans in Japan | Copyright - Free Music | YouTube Audio Library
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2020年11月18日

YAMAHA JA-2070 フルレンジスピーカーユニット

YAMAHA_catalog.png

ヤマハは、かつてスピーカーユニットを一般販売したことがありました。
いまから約40年前、1980年代のオーディオ黄金期の頃です。

その中でも際立った存在感を示したスピーカーユニットがいくつかあります。
それは、YAMAHAスピーカー NS-1000M で開発されたピュアベリリウム振動板をつかった製品群です。

YAMAHA_JA2070_catalog_2.png

その中の筆頭が JA-2070、ベリリウム・センターキャップをもつ8インチ・フルレンジスピーカーユニット。当時のスピーカユニットのカタログから一部を。

YAMAHA_JA2070_catlog_1.png

YAMAHA_JA2070_catalog_3.png

ヤマハのHPに掲載されているオーディオヒストリー「Yamaha HiFi History」でも JA-2070 フルレンジユニットは代表的製品のひとつとして紹介されています。

https://jp.yamaha.com/products/contents/audio_visual/hifi-history/other/#JA-2070_ancher

<The History of HiFi / JA-2070 記事抜粋>
ナチュラルサウンドスピーカーの第一号機となったNS-30/NS-20に搭載のJA-6002/JA-5002以来、ヤマハではスピーカーシステムを自作するハイアマチュアに向けて主要ユニットの分売を長年行ってきた。

特にNS-1000シリーズやFX-1などのために開発されたベリリウム振動板採用の最高級ユニット群は憧れの存在として世界的にも注目を集め、ドライバー2個をパラレル接合して鳴らす大型セクトラルホーンなどのプロフェッショナルアイテムも含めたラインアップが1980年頃までに出揃った。

とりわけ異彩を放っていたのが、センターキャップにベリリウムを用いた20cmフルレンジユニットのJA-2070である。

このユニット、実は市販スピーカーシステムへの採用実績はなく、自作派のエンスージアスト向けに開発されたものだ。

マグネットはアルニコで振動板は特殊処理の白いペーパーコーン、50ℓのバスレフ型キャビネットに入れて60Hzあたりから20kHz以上までフルフラット再生できるワイドレンジ特性を備えていた。

往年のユニットに詳しい方ならもうお分かりだろう。これはフルレンジの傑作として名高いJBL LE-8Tを強く意識し、現代の技術でそれを凌駕することを目指したモデルだったのである。

価格はLE-8Tを大きく超える6万5000円(1台)。贅を尽くしつつ純朴であることにこだわった、ヤマハスピーカーユニットの隠れた名器である。

YAMAHA_JA2070_catalog_6.png

YAMAHA_JA2070_sch.jpg

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実は、このフルレンジユニット JA-2070 を所有しています。新品購入して、大事に使い続けてきました。

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YAMAHA JA-2070は、わたしの音の原器として、いまも現役で素敵なサウンドを再生してくれています。そのうち、この関連記事を書こうと思います。
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posted by toons at 12:55| オーディオ

2020年11月12日

温度制御はんだこて - 白光 FX-600A

Hakko_FX600.jpg

はんだこてを新調!-「白光 温度制御はんだこて FX600A」

Amazonのセールでたまたま見つけて超格安で入手できました。こういった工具の類はほとんど値引きがないのでとても助かりました。

Hakko_FX600-2.jpg

いままで自宅で使っていたのは、ガンタイプの「goot TQ-77」2段切替式ハイパワー即熱はんだごて。15W(390℃)と90W(560℃)をボタンひとつで切り替えできますが、こて先温度を自動制御しているわけではないので、ウェットスポンジで温度を下げたり、一瞬ハイパワーにしてみたりと、勘を頼りにはんだ付けをしていました。

FX-600Aは、グリップに温度コントローラを内蔵していて、ダイヤルを回すだけで簡単に温度設定(200℃から500℃)ができます。スケルトン・タイプなので、電子基板がまる見えで、すこしカジュアルな感じですね。
(FX-600というスケルトンでないタイプもありますが、セールにならなかったのでこちらを選びました。)

いまや鉛フリーはんだが主流で、はんだ融解温度もかなり上がっているので、手作業によるはんだ付けの難易度は上がっています。とくに、チップ部品のはんだ付けを手作業でするのはたいへんですので、温度管理は必須でしょう。

FX-600Aは、ダイアルで設定した温度に達したかどうかをLED表示(温度上昇中 : 点灯、設定温度到達 : 点滅、温度降下中: 消灯)してくれますので、もう勘に頼らずに済みます。

共晶はんだ、鉛フリーはんだ、線材やGNDパターンなど高い熱容量を必要とするケースなどでもはんだ付け作業を快適におこなえそうです。

このコロナ禍で電子工作にトライしはじめている人やはんだ付け初心者にはとくにおすすめだと思います。すこし高価ですが、、、はんだ付けの失敗が少なくなると思います。

FX-600A、とってもオールマイティな感じで、ここのところご無沙汰していたオーディオアンプの製作や電気製品の修理などでも活躍してくれると思います。
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posted by toons at 08:58| Comment(0) | オーディオ

2020年10月12日

MarkAudio OM-MF4 プロジェクト vol.7 - 試聴雑感(3)

台風一過、関西ではやっと秋晴れのいいお天気に!

MarkAudio OM-MF4 自作スピーカーの試聴ビデオを作成して、YouTubeにアップしました。



https://youtu.be/AHLYOzwj0H8

なお、収録環境や収録条件は現在トライアル中。画面がときどきチラついたり、微妙に揺れているように見えるのは、収録機材がステレオ再生による床振動の影響を受けているためのようです。
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posted by toons at 08:59| Comment(0) | オーディオ

2020年10月07日

MarkAudio OM-MF4 プロジェクト vol.6 - 試聴雑感(2)

◉ 10月某日の翌日
気持ちダクトチューニングを下げてみようと思います。

ダクト入り口部分に端材は挿みスロート部分を狭めてみた特性結果です。

OM-MF4_ダクト調整(2).png

見た目ほぼ変わりませんが、63/80Hzのレベルが100Hzと比べて差が小さくなっているのがわかります。

OM-MF4_試聴(正面).jpg

色々な曲をエージングをかねて聴いてみます。

Paga Doo Run Run: "Good Vibration" (TELARC Sampler Volume1)
 すっきり爽やかな印象、125Hz近辺が盛り上がっているためか重低音感も十分でてます。

Murray: "Bach: トッカータとフーガ" (TELARC Sampler Volume1)
 オルガンの量感のある低音はやはり無理ですが、聴いていてもあまり違和感は感じません。
 100-160Hzの特性が聴感補間効果を出しているのか。オルガン自体の歪感の無さをうまく表現できているのではないかと思います。

The Cleveland Orchestra: "Beethoven:交響曲3番" (TELARC Sampler Volume1)
 オーケストラはちょっと迫力不足の印象です。ティンパニーはさすがに厳しいかな。

"Larry Fuller Trio:愛の讃歌" (Easy Walker)
 ピアノ音の滑らかさ、ドラムのブラシも耳当たり良く聞こえます。ベースの量感はもう少し欲しいところです。

"八神純子:20才のころ" (Vreath SACD)
 スタンドが低いのでセンター定位は低めに位置。やはり定位感はフルレンジのものですね。若干若めのボーカルに聞こえます。コーラスの分離も問題ありません。

過去のマークオーディオのユニットにも言えることですが、OM-MF4はオーディオマニア向けのハイスペックでカリカリの解像度ではなく、音楽を楽しく聞かせる方向でのユニット造りをされていると思います。

フルレンジなのでどんなボックスに入れても大きな失敗はないでしょう。

大音量再生が可能な人なら平板スピーカーも面白いかも。
45cmx60cmならそれほど邪魔ではないし、どなたかチャレンジをお願いします。

最後に、禁断の逆オルソン(故 江川三郎さん提唱)を!

OM-MF4_逆オルソン(1).jpg

デザイン的にこれがやりたかっただけだったりして。お粗末でした。

つづく
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2020年10月06日

MarkAudio OM-MF4 プロジェクト vol.5 - 試聴雑感(1)

◉ 10月某日
いつもの雑誌付録のオーディオチェックCDで、左右チェネル、極性の確認から開始。

ん、なんかおかしいと思ったら、右チャネルを+−逆に結線していました。

極性を合わせて再開。一聴、バランスの良い音。(使い古された言い方!?)

ここらで一度特性を見てみることに。

OM-MF4_計測風景(1).jpg

定位置に配置し、軸上1mにて左右をチェック。(心持ちスピーカーが低いけど)

スペアナアプリ"Audio Frequency Analyzer"をつかって、ピンクノイズ、1/3octバンド、約10秒HOLDにて周波数特性を測定。

*OM-MF4 周波数特性(右チャンネル)
OM-MF4_RTA_R(2).png

*OM-MF4 周波数特性(左チャンネル)
OM-MF4_RTA_L(2).png

左右とも200-400Hzが落ちているように見えてますが、100-160Hzが盛り上がっていると思われます。

もう少しダクト共振周波数が低めであればよかったのかな。スロート開口を狭めればよかったかもしれません。

左右の特性差もほとんどなさそうなので、空気漏れの心配はないと言うことで一安心です。

500Hz以上はユニット特性そのもので、フラットになっているのは感心します。

ここで一昨年のOM-MF5との特性比較です。
アンプボリューム位置は同じ、ピンクノイズによる周波数特性。

*OM-MF4 周波数特性
OM-MF4_RTA(2).PNG

*OM-MF5 周波数特性
OM-MF5_RTA(1).PNG

OM-MF5の方が全体的に5dB程レベルが高いですね。

OM-MF4は中高域が平坦なのがわかります。

ボックスは、OM-MF5が通常のバスレフ型で当時fd=80Hzとして設計しています。低域は63Hzまでダクトが効いているようです。

今回のOM-MF4は変則バスレフなのでfd=120Hzで、その下は自然減衰しているような特性に見えます。

つづく
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2020年10月05日

MarkAudio OM-MF4 プロジェクト vol.4 - 製作日記(3)

◉ 9月某日翌日
最終組み上げ。

バッフル板の接着、くっつけてしまうともう元には戻れない。

板の振動低減に端材を適当に貼り付けて、音道を最終確認。
端子コードを引き出せるようにちょっとタコ糸を通しておいて、バッフルを接着します。

一晩ボンドを乾かして、組立完成!

OM-MF4-組上完成(表).jpg

しかし、ユニット穴の切り欠きやめて欲しいなぁ。けっこう面倒だし、手挽きなので綺麗に切れない。

OM-MF4-組上完成(裏).jpg

◉ 9月某日+3日
いきなり塗装完了。

OM-MF4-塗装(表).jpg

OM-MF4-塗装(裏).jpg

下地をすべて黒塗装したので、上塗りの赤が汚し加工のように見える。
最初はメタリックレッド一色と思っていたのに、これはこれでウェザリングな感じで良しとするか。
拡大してみると塗装ムラが多いですね〜。相変わらず下手さ加減を露呈してしまいます。

◉ 9月某日+4日
コードが結構太いので、ユニット取付に一苦労。

OM-MF4-ユニット取付.jpg

「パイルダーオン!」完成です。

OM-MF4-完成(表).jpg

試聴記事へつづく
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2020年10月04日

MarkAudio OM-MF4 プロジェクト vol.3 - 製作日記(2)

◉ 9月某日
外形イメージ決定。

OM-MF4_image04.jpg

板の裁断に取り掛かります。
分厚い板だと細かい細工が難しいので9mm厚としました。補強多めにすれば問題なしと判断。

尚、この時点では上部ダクト口、チムニーダクト風となってますが、裁断途中でふと思いつき設計変更に。
折り返しダクトとして開口部に向けて広がる感じとしました。

OM-MF4-設計2.jpg

長いバスレフモドキ or 短すぎるCW(Constant Width)型。

どんな動作するかはわかりません。この時点で箱容積約1.7L。まあまあいい線といったところです。

面倒なので全部丸鋸でいってしまえ、、、と、やっぱり途中でスタックしました。丸鋸は一気に切らないと綺麗に直線に切れないんですよね〜

OM-MF4-切出失敗.jpg

案の定、段差ができてしまいました。ジグソー使えばよかったかなと思っても後の祭り。まぁ、最後にやすりでごまかせばいいか。

箱部分の部材切り出し完!

OM-MF4-板切出.jpg

イメージ通りになっているか確認のため、仮組。

OM-MF4-組上イメージ.jpg

おっと、端子版予定の板がはみ出してる!
1cmほど長いって、設計図の寸法から間違ってるやん。
長ければ短くすればいいだけなので、こういったところはお気楽にやり過ごします。

組み上げ途中の画は、手がボンドだらけなので撮ってません。悪しからず。
と、いきなり両チャネル組み上がりの画像と相成ります。

OM-MF4-組上(1).jpg

ウイング部の斜めカットも45度の箇所は三角棒材利用で手抜き。
唯一端子板と30度傾斜のウイング部のところは鉋掛けで対応。

OM-MF4-組上(右)ダクト.jpg

隙間が気になるのでボンドいっぱいの端材を貼り付けています。
それでもスキマあるし、、、

つづく
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2020年10月03日

MarkAudio OM-MF4 プロジェクト vol.2 - 製作日記(1)

◉ 8月下旬
SPユニット入手!今年のSTEREO別冊 ONTOMOムック本 の付録は、マークオーディオの6cmフルレンジ "OM-MF4"

それにしても今年の夏はもう暑すぎ、、、外で板切るなんて絶対無理ということで、しばらく放置します。

◉ 9月、猛暑も一息
9月に入り、ようやく35℃をきる日がやってきました。

それにしても去年結構大きい箱になったので、今年はあまり無理したくないなぁ・・・

やっぱりデスクトップ小型。

四角ばかりじゃ面白くないし、多分しばらくすると机の上の邪魔者になるだろうし。

OM-MF4_image01.jpg

見た目にかわいい楕円型は、、、(ちょっとポンチ絵描いて)板枚数要るし、楕円カットめんどくさそう。それに思ったほど可愛くない。

OM-MF4_image02.jpg

◉ ある日 Netflix を見ていると。

”劇場版マジンガーZ INFINITY”

「一昨年の作品か、まだ見てなかったなぁ」とスマホで寝ながら鑑賞。

一通りのキャラクターが登場、さやかさんが所長になってるんか、、、

Dr.ヘル「人類の最大の弱点は多様性だ」の後、壮大な戦闘の末、何かこの世界を肯定して大団円。鑑賞終了。

と話が逸れましたが、ブレストファイヤーをモデルにしよう!

と決定「ゼェェェット!」

OM-MF4_image03.jpg

つづく
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2020年09月30日

MarkAudio OM-MF4 プロジェクト vol.1 - ブレストデトネイター 誕生

令和2年、世界は未知のウイルスのパンデミックにより、人心は乱れ、経済は疲弊し、政治は混迷を極めていた。

この未知のウイルスを打破するため、我々はジャパニウムから作りだされるエネルギーをMarkAudio社のスピーカユニットに利用することを思いついた。

某光子の力を利用する研究所の協力、技術提供により、約1ヶ月の開発、設計期間を経て完成した試作品をここでご披露しよう。

OM-MF4-bs1.jpg

その名もブレストデトネイター (Breast Detonator)!



Xmax=4mmの長ストロークから放出する重低音振動エネルギーにより、一瞬にしてウイルスのタンパク質殻を破壊し、一帯のウイルスをせん滅するものである。

しかしまだ試作段階、その形状から量産には向いていない。ブレストデトネイターは人類の未来の助けとなるのか・・・

(この物語はフィクションです。)

つづく
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P.S. 次回以降、製作日記を公開、最終版で試聴、特性などを順次お届けする予定をしています。

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2020年08月22日

「これならできる特選スピーカーユニット 2020年版マークオーディオ編」 - ”OM-MF4” を入手!

OM-MF4-1.jpg

今年の付録ユニットは、マークオーディオ製 "OM-MF4"

直径40oコーンのフルレンジユニットですが、見た目は重厚な作りです。

OM-MF4-2.jpg

Fs は 97.5Hz なので、昨年の "OM-MF519"(Fs=106.25Hz)より低い周波数ですが、そのぶん能率が 2dBほど低めになってます。

本文に紹介されているボックス作成例もほぼニアフィールド向けで書かれていて、普通に考えると似たような箱設計になりそうです。

"OM-MF4 T/Sパラメーター"
・Revc: 8 Ohm
・Fs: 97.5 Hz
・Sd: 0.0024 m2
・Vas: 1.15 Ltr
・Mmd: 1.63 g
・Mms: 1.69 g
・Qms: 3.77
・Qes:0.78
・Qts:0.64
・SPLo: 83.41 dB
・Power: 7 Watts (Nom), 14w (Max)
・X max: 4.0 mm (1 way)

まだまだ暑い日が続くので、ちょっと時間をおいてから面白そうな箱を考えてみます。
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Amazon Echo Dot その音質に違和感、周波数特性は!?

EchoDotClock_5.jpg

Alexa と Amzon Echo Dot with Clock を導入して、我が家もやっとスマートホームに!

しかし、スマートスピーカーとしての再生音質にはちょっと不満を募らせています。

Alexa に Apple Music での音楽再生をお願いして、さまざまなジャンルの音楽を聴いていますが、どうも違和感が!? 

モノラル再生ですし、たった4cmの小口径スピーカーユニットでは再生できる周波数レンジが狭いので、通常のオーディオシステムに及ぶべくものないのは判りますが、、、 

廉価ながらも、Amazonオリジナルの音響製品、こんな音でいいのかと!?

ちょっと調べてみると、iPhone/iPad と Echo Dot with Clock を Bluetooth ペアリングするとワイヤレス再生ができるみたいです。つまり、iPhone/iPad から任意のオーディオテスト音源を Echo Dot with Clock で鳴らすことができるわけです。

そこで、Echo Dot with Clock のスピーカーの音の悪さの原因がどこにあるのか、周波数特性を計測することにしました。

iPad と Bluetoothオーディオ接続して、Echo Dot with Clock でテスト音源を再生させます。

ATG.png

音源は「ATG - Audio Tone Generator」アプリで生成したピンクノイズです。

Bluetoothオーディオの伝送劣化を最小限にするために、iPadの音量出力は最大に設定しています。(サウンドレベルをあまり低くすると、Bluetooth無線チップの無音検出による省電力機能のため、サウンドデータ伝送が途切れてノイズが混入する可能性あります。)

AFA.png

iPhone SE2 で「Audio Frequency Analyzer」アプリを使って、周波数特性をリアルタイム測定しました。なお、Echo Dot with Clock と iPhone SE2 の内蔵マイクとの距離は 1m です。

・周波数測定結果(1m、ピンクノイズ、1/3 オクターブバンド解析、HOLD)
EchoDotClock_freq_org.png

ちょっと驚くような周波数特性!これじゃ、音が悪いなと感じるのも当たり前です。

なにか測定条件でミスでもあるのかと、なんども測定をやり直しましたが、測定結果は同じでした。

ドンシャリと感じていたのが証明されました。あまりに低域と高域を持ち上りすぎて、相対的に中域がかなり落ち込でいます。

とくに低域がこんなに強調されていては、こもったような音質になるのは当たり前です。ボーカル帯域が不自然な音に聴こえたのはこのせいですね。

通常、4cmフルレンジユニット単体の周波数特性がこんな妙な特性になるはずがありません。中域が盛り上がったカマボコ型の周波数特性が普通です。なんらかのサウンドチューニングがおこなわれているか、あるいは個体の不具合なのか。

EchoDotClocj_EQ_init.png

さらに調べてみると、Alexaアプリで「デバイスの設定>Echo Dot>オーディオの設定」という設定項目があり、その中にサウンド・イコライザーが存在することがわかりました。

低域、中域、高域の3バンド・イコライザーで、±6dBのレベル調整ができるみたいです。デフォルトはすべて「0」になっていました。各バンドの中心周波数は公表されていません。

EchoDotClock_EQ_tuning_1.png

そこで、わたしの聴感でイコライザーを調整して、できるだけ違和感の少ないようにしてみました。

音楽で一番重要な中域をできるだけ聴きやすくした結果、イコライザー設定は、低域 -4、中域 +6、高域 -1となりました。このときの周波数特性はつぎのとおりです。

EchoDotClock_freq_EQ_tuning_1.png

このイコライザー設定ではボーカル帯域の違和感がかなり少なくなりました。音楽を聴いてもドンシャリ感が抑制され、わりと聴きやすい音質になっていると思います。高域はもう少し下げてもいいかもしれません。

Alexaの話し声もすこし聴きやすくなりましたが、女声としてはかなり低い声なので、日本語ではなく英語でチューニングされた合成音声なのかも。

Echo Dot (with Clock) の音質がイマイチと感じている人は、イコライザー調整をぜひ試してみてください。すこしは好みのサウンドに改善できるかもしれません。

なお、Echo Dot 本体を置く場所によっては下の素材が共鳴して妙な響きも出てしまいがちです。もし共鳴しているなら、置き場所を変えるか、あるいはしっかりしたボードを敷いてみるのも音質改善に繋がると思います。
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2020年08月21日

Amazon Alexa と Echo Dot で、スマートホームを始めてみた!

EchoDot-2.jpg

新型コロナによる長い自粛生活、、、刺激のない日常生活にすっかり飽きました。

そこで、新しい試みとして、Amazon のスマートスピーカー「Echo Dot with Clock」 を導入し、IoTによるスマートホーム化にチャレンジしています!

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Echo Dot with Clock は、Echo Dot(第3世代)にLEDクロック表示機能を追加した製品で、Alexa(アレクサ)なる音声AIアシスタントを本体に搭載しています。どうも内部HWが更新されて、802.11acもサポートされているようです。

Echo Dot with Clock スペック概要
・スマートスピーカー機能
・音声AIアシスタント Alexa 搭載
・イルミネーション機能
・LEDクロック表示:各種設定表示、タイマー時間表示
・Bluetooth:A2DP/AVRCP、SBCコーデック
・WiFi:802.11a/b/g/n/ac
・外部オーディオ出力:3.5mm ステレオジャック
・内蔵スピーカ:1.6 inch フルレンジスピーカ(4cm)
・サイズ:99 x 99 x 43mm
・重さ:300g
・電源:ACアダプター(GP02NB)入力 100-230V 0.5A、出力 12.0V 1.25A
・本体カラー:サンドストーン

まず、iPhoneにAlexaアプリをインストールして、Echo Dot with Clockを追加デバイスとして初期設定します。すると、すぐにAlexaが Echo Dot with Clock 上でも動き始めます。

まず、「アレクサ」と話しかけると、上部のLEDリングがブルーに光り、さらに音のする方向がグリーンに光ります。これは Alexa が聞き耳を立ている状態で、それ以降の言葉が Alexa への指示になります。

いろいろ試してみましたが、徐々に話者の癖を学習して、音声認識が向上していきます。どうも Apple Siri よりは音声認識が優れている感じですね。

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天気予報やニュースを読み上げてもらったり、駄洒落をいわせたり、ちょっとチグハグした会話をするのも楽しいです。「2001年宇宙の旅」の HAL9000 がようやく我が家にも約20年遅れでやってきた感じですね。

ただ、Echo Dot with Clock のスピーカ音はこもり気味で、低音が妙に強くて、Alexa の声(女性)も明瞭さのない感じです。

音楽を再生してみたところ、ドンシャリ傾向であまり良い音質とはいえないものでした。このような廉価な製品で高音質を求めるのは酷かもしれませんが、、、

製品の個体差があるのか、あるいは、音の素人にサウンド設計を任せたんでしょうか?

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まあ、このままでは単なるAIスピーカーなので、SwitchBot の「Hub mini」というインターネット経由で家電を操作できるスマートリモコンを入手しました。

EchoDot-SwitchBot.jpg

ここがスマートホーム化の鍵なのですが、数あるIoTデバイスの中から、ネット上の口コミとローコストさで選んでしまいました。

SwitchBot は専用アプリの出来の悪さ(GUIがかなりプア)と海外にサーバーあることがネックです。このあたりが気になる方は日本製のものを選ぶべきでしょうね。

SwitchBotApp-1.jpg 

家電製品の登録はとても簡単で、専用アプリを立ち上げて、家電リモコンを Hub mini に向けて赤外線送信するだけで自動認識してくれます。

すこし古い家電製品は対応していないケースがあるので、自分自身でボタン操作を登録するか、サポートサイトに連絡してリモート登録してもらう必要があります。ただ細かい設定まで遠隔操作に反映するのは無理っぽいです。

IFTTTもサポートしているようなので、そちらで様々な連携操作をチャレンジしてみるのも手かもしれません。

SwitchBotApp-2.jpg

とりあえず、テレビ、エアコン、扇風機、空気清浄機を登録して、ひととおりの遠隔制御が専用アプリからできるようになりました。

SwitchBotApp-3.jpg

さらに、Alexa アプリで、スマートホームの SwitchBot 用スキル(キーワードと紐付けされた機能拡張処理)を登録することで、Echo Dot with Clock / Alexa から電気製品を音声コントロールできるのを確認できました! あまりに設定が簡単だったので拍子抜けしたくらいです。

Alexa-app-2.jpg

「アレクサ、明かりをつけて」、「アレクサ、テレビをつけて」、「アレクサ、エアコンの温度を下げて」などの合言葉で、家電製品が物理的にコントロールできるのはスマートホームの第一歩としてちょっとうれしいです。

Alexa は、AppleMusic のような音楽サービスやYahooニュースのような情報サービス、さらに家電メーカーのIoT連携製品など、多数のサードパーティー/サービスプロバイダーから専用スキルが提供されています。

新しいスキルを見つけては登録して試してみているところです。現時点では、Alexa がスマートホームをもっとも簡単に実現できるAIシステムでしょうね。

Alexa と一緒に、新しいスマートホーム生活を楽しんでみようと思います。
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2020年05月06日

ステレオ誌付録スキャンスピーク5cmフルレンジを用いた円筒SPの製作実験

日々、少しずつ片付けを実施しています。

古いペン類、インクが乾いているもの、古いシャーペンを断捨離するとペン立て2個分が空きました。
無印良品で購入したアクリル円柱ケースで、直径8cm、高さ10cmあります。昔購入したからか、ネットには同じものが無くなっています。

これにスピーカーを組み込んだら、ちょっとおしゃれな感じがするかなぁと。
ただ、このサイズに合うユニットは・・・何年か前のステレオ誌付録のスキャンスピーク5cmフルレンジ(5F/8422T03)しかありません。

組立.JPG

眠っていたボックスからユニットを外し合わせてみると、ユニットを支える何かが必要です。7mm厚MDFを円形に切り出すことに。
しかし、これが結構厄介な作業になってしまいました。
自在錐を使い、まずユニット径の穴あけ、次に周りの切り出しをするものの微妙に径がずれます。いくつか◎を作り、まあまあの物を選び出すことに。
この作業だけで午後潰れてしまいました。

アクリル柱にもダクトっぽいものをつけてやろうと考えてましたが、これも10mm位の穴を開けるには道具がなく、無理に広げようとするとクラックが入りそうだったためコードの抜け穴だけにしました。

計測.JPG

何とか工作を完了し、ユニット接続。
一応吸音材など入れずに周波数特性を測ってみると、素のユニットに似た特性です。100Hz以下もなだらかに下がっており、密閉のような感じです。

特性.PNG

ここで別の1本も計測しようと接続すると。
音がでません。テスタで測っても抵抗値が安定せず、、、断線していました。
どんな音になるのか2本でのステレオ試聴は諦めました。

ONTOMO Shopには、まだユニット販売しているので、入手機会があれば改めて調整したいと思っています。

今回は実験として記録に残しておきます。

参考記事) SP製作 - スキャンスピーク・5cmフルレンジ(ステレオ2013年8月号付録)2017/3/20
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2020年05月03日

YAMAHA 8cmユニットを使用した簡易SP自作!

自粛Weekに入り、気温も急上昇。

DIYするにもホームセンターへ出かけるのも憚られる時期ですが、自宅掃除中に正体不明(YAMAHAシスコンのスピーカと思われる)のユニットを発見。

MDFの端材もあったので、体を動かす目的で適当に設計と組立してみました。

スペックでわかるのは8cm、6Ωということだけなので、置き場所とMDF材の量からボックスサイズを決定します。

テレビ棚にピッタリはめるという目的で高さ約195mmは決まり。端材MDFの幅は110mmなのでバッフルサイズは、110mm+板厚12mmx2=134mm。

棚の奥行は20cmくらいあるのですが、これに合わせると材料が足らなくなるので、MDF幅の110mmにしました。これで容量1.5L程度になりそうです。

内部.JPG

スピーカー端子もわざわざ購入はもったいないので直に出します。
ダクトは下向きとするため底板は少し上げて上げ底状態に。ダクト長はカット余りの長さでいくことにしたので、90mm位になりました。どこかで見たようなボックス構造になってしまいましたが、あまり気にせず板材カットに入りました。

いい加減な設計なので、カットも30分で終了。
簡単な構造のため組立も30分程度、木工ボンド乾くのを一晩待ってユニット接続、組込み完了。

Pink特性.PNG

一応、周波数特性を測定。ピンクノイズを軸上1mで測ってみると、125/160Hzが少し持ち上がっているのでダクトが効いているのでしょう。

設置.JPG

実際の設置場所に置いてみたところ、高さもばっちり!
テレビ用なので特性的にもこんなものかなという程度ですが、人の声は聴き易くなりました。 

しばらくは自宅の片付け、不用品から何か創造できないか、頭と体の体操をしていきます。
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posted by toons at 16:49| Comment(0) | オーディオ

2019年12月08日

Nakamichi SR-40 - STASIS ステレオレシーバー

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ナカミチ SR-40 STASIS ステレオレシーバー

1987年にリリースされたチューナー付きアンプです。オーディオマニアの友人から修理できるなら使ってほしいといただきました。

「SR-40」は、STASIS方式のパワーアンプ回路を搭載しています。
STASISは、ネルソン・パス氏が米Threshold(スレッショルド)社で技術開発した終段無帰還タイプのアンプです。増幅素子が常に最もリニアな状態で働くよう定常(STASIS)状態をキープするSTASIS回路(純A級動作)と、スピーカーへの電流供給のみを行うカレントミラーブートストラップ部で構成されているそうです。

ナカミチが1985年に特許ライセンスを受けて、翌年にパワーアンプ「PA-70/50」シリーズでまず製品化されました。当時、スレッショルド社は超高額なハイエンド製品だけをリリースしており、ミドルレンジ以下の製品群での展開をナカミチに許諾したそうです。

当時のナカミチにはプリメインアンプ製品は存在せず、STASISを搭載したステレオレシーバー製品が「SR-40(海外ではSR-4)」で、販売価格148,000円とかなりの高級機でした。下位機種に「SR-30/20」という製品もあったようです。

この「SR-40」までは国内製造でしたが、それ以降の機種は海外製造になったようで、製品品質がかなり低下したらしいです。後継機種は「TA-40/30/20」と改称されて、1990年頃までリリースされていました。

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当時、北米ではステレオレシーバーの人気がかなりあり、その市場規模も大きかったようです。「SR-40」のカタログには、「The Audiophile Receiver」、「Remote Control STASIS Receiver」などの記載があり、ハイエンド向けステレオレシーバーとしてアピールしていたようです。

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「SR-40」の外見は32年前のオーディオ製品には見えないくらい状態はいいです。元のオーナー曰く、音は出ていたが、時折ノイズも混じることがあったとのこと。
しかし、電源をいきなり入れるのは憚れるので、いったん筐体内部を開けて確認しました。

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下の基板がメインのアンプ基板で、中央にかなり大きな放熱板が載っています。
それなりに埃が積もっていましたが、電子部品が焦げていたり、焼損寸前になっているようなものは見受けられません。
終段は往年の名石、サンケン2SA1491/2SC3855が2パラ構成で載っていました。

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ほとんどディスクリート部品で構成されているので、修理はわりと容易な感じです。
しかし、銅箔スチロールコンデンサがこんなに大量に搭載されているアンプを初めてみました。スチロールコンデンサは音がいいので有名な部品なのですが、非常に熱に弱い(耐熱温度はおよそ85℃)ので、もしダメージがある部品が見つかるとたいへんなことになります。すでに部品としてはディスコンですので、デッドストックがどこかにあるかどうか、、、

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フロントパネル側にAM/FMチューナー部の基板もあるため、かなり複雑で高密度な実装です。音質向上のため、チューナー回路を外してしまうのもありかもしれません。

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電源部は大型のトロイダルトランスがあり、二本の大型電解コンデンサもすこしだけ膨らんでいますが、まだ無事な状態でした。

電源を入れてしばらく放置してみていましたが、とくに発熱したり、異常振動をしたり、まして煙を上げることもありませんでした。大きな放熱板のせいかトランジスタの温度上昇もマイルドな感じです。

気を良くして、CD入力で音楽信号をいれて、ボリュームをあげてみるとちゃんとスピーカから音が出ました。メインボリュームにはとくにガリもなく、スムーズに音量をコントロールできますが、モーターコントロールがついているためか、ボリュームノブはかなり重い質感です。

また、AM/FMチューナーのディスプレイ表示の輝度が低くなってしまって、とても見づらいことがわかりました。FMアンテナをつけると、シグナルメータも表示され、FM受信した音がちゃんと再生できました。保有している他のFM専用チューナーよりも受信感度がいいのに驚きました。

しばらく使っていると、ときどき左チャネルがでない症状がありましたが、トーンコントロールのボリュームの接触不良らしいことがわかりました。

主に、信号経路の接触不良が原因と思われますので、完全オーバーホールまでしなくても大丈夫そうです。とりあえず、怪しい箇所の接点を清掃をして使ってみています。

STASIS搭載アンプは初めて聴くのですが、ステレオレシーバーというより、高級アンプといったほうがいいくらい、素敵なサウンドを出してくれています。
とくにパワフルさはありませんが、ちょっとびっくりな美音です!

日本では人気が出なかったのは、レシーバーという製品形態が原因だったんでしょう。

ネット上での海外ユーザーの口コミでは、「SR-40(SR-4)」はSTASIS回路を搭載したパワーアンプ「PA-50(PA-5)」よりも音がいいという感想もあります。

1990年代にスレッショルドと契約面で決裂し、STASIS回路をもつ製品を販売できなくなったそうです。
本格的なセパレートアンプからは撤退したのは、STASIS搭載アンプ以上の音質が実現できなかったのかもしれません。
その後、ナカミチは自社開発のHTA(ハーモニック・タイム・アライメント)回路を搭載したレシーバーやプリメインアンプ製品をリリースするようになりましたが、どうも商業的には成功できなかったようです。

SR4_ServiceManual-1.jpeg

この「SR-40」、複雑な実装なので、完全に分解清掃するのは面倒そうです。
サービスマニュアル(英語版)がなんとか入手できたので、しっかりメンテナンスをやってみたいと思います。

参考までに、「SR-40」のスペックを!

Nakamichi SR-40 仕様
<アンプ部>
 定格出力:75W+75W(6Ω)、60W+60W(8Ω)
 全高調波歪率:0.1%以下(8Ω、定格出力、20Hz〜20kHz)
 周波数特性:5Hz〜75kHz +0 -3dB
 S/N比 (IHF A-WTD、SP out、入力ショート)
  Phono MC:73dB以上(ゲイン32dB、1W)、72dB以上(ゲイン24dB、1W)
  Phono MM:80dB以上(1W)
  CD、video、tape:105dB以上(定格出力)
 入力感度/インピーダンス
  Phono MC:60μV/100Ω(ゲイン32dB)
        160μV/100Ω(ゲイン24dB)
  Phono MM:2.5mV/47kΩ
  CD、video、tape:200mV/20kΩ
<FMチューナー部>
 実用感度:11dBf/0.97μV(75Ω)
 S/N比(85dBf入力):mono:85dB以上、stereo:80dB以上
 周波数特性:20Hz〜15kHz ±1dB 
 高調波歪率(1kHz、wide):mono:0.05%以下、stereo:0.07%以下
 実効選択度:wide:55dB以上(±400kHz)、narrow:70dB以上(±300kHz)
 ステレオセパレーション:wide:50dB以上(1kHz)
<総合>
 電源:100V、50Hz/60Hz
 消費電力:380W(最大)
 外形寸法:幅430x高さ100x奥行370mm
 重量:10.1kg
 付属:ワイアレスリモコン
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posted by toons at 23:56| Comment(0) | オーディオ

2019年11月09日

大阪ハイエンドオーディオショー2019

HighendAudio2019.JPG

昨日夕方、大阪ハイエンドオーディオショー2019にいってきました。(入場無料、11/10まで開催されています。)

思っていたより出かけるのが遅くなってしまい、各部屋をざっと見る程度の時間しかありませんでした。

金曜日、まだ16時過ぎなのに視聴中の部屋はどこも満席状態、ただ聴いているのは50代、60代がほとんど。

今年はハートンホテル心斎橋本館だけだったので、人が集中していたせいかもしれません。

Courante-3.JPG

https://www.zephyrn.com/bayzaudio/page/courante.html

Bayz AudioのCouranteスピーカー、実際に鳴っているのは聞けませんでしたが、でかいですね。(左右の黒い筒状のスピーカ!)

Brumestar1.jpg

廊下に無造作に置かれていたブルメスターのアンプが異様な雰囲気を作っていました。(パワーアンプの天板が平らなのは視聴用機材のため?)

http://www.noahcorporation.com/burmester/

911Power1.jpg

音的には、マークレビンソンで鳴らしていたJBL EVERESTが安定の(マークレビンソンの)音を出していたのには感心しました。

この後、iPhone11 Proをいじりにアップルストア心斎橋店に立ち寄り。
9割方、海外客。というか、難波〜心斎橋間は異国状態でした!
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posted by toons at 17:46| Comment(0) | オーディオ

2019年09月28日

SONY BDZ-X95 解体!

BDZ-X95.jpg

SONY Blu-ray Disc Recorder "BDZ-X95"

2008年にリリースされたソニーのブルーレイディスクレコーダー・ハイエンド機です。

高画質回路"CREAS"搭載の当時の人気モデル、シーゲイト製HDDの不具合でも話題になりました。

HDDシステムエラーで復帰敵わず。自ら分解修理を試みましたが、結局断念しました。

天板は4mm厚アルミ製、HDDにはゴム制振の台座にさらに銅のスペーサがかましてあります。

因みに、アルミ天板はCDプレーヤーのインシュレータ替わりに、銅スペーサーは何に使えるか考え中。

解体した記念に、各パーツを紹介しておきます。

#全ての基板
全基板.jpg

#システム
CPU.jpg

#HDD
HDD.jpg

#ビデオエンコーダ/デコーダ
EncDec(CREAS).jpg

#チューナー
Tuner.jpg

#ビデオ信号入出力I/F
Comp.jpg

#LED
Button_LED.jpg

#ディスプレイ
Front_Disp.jpg

#電源部
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最終的に、これらの基板と筐体は廃棄処分してしまいました。
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2019年09月21日

SANSUI AU-α907Limited 復活!

a907LTD-front.jpg

SANSUI AU-α907Limited

1994年にリリースされた、サンスイの907シリーズ・リミテッド3代目のプリメインアンプ。

HYPER α-Xバランス回路を搭載し、東芝の旧型MOS-FET(2SK405/2SJ115)ならではの中高域のきれいな音色が特長です。
このデバイス、日立の2SJ49/2SK134と並んで、オーディオ用パワーMOS-FETの最高峰として今でも人気があります。廃品種なのでまず見かけることはないのですが、若松通商でコンプリメンタリペアがなぜか売られているようです。

昨夜、久々に、自作2wayスピーカ調整のため、アナログレコードをかけたところ、アンプ不調で音が出ず(ダイレクト入力のCDは鳴ってます)、とうとうライン系の寿命かと落胆。

今朝、ちょっと内部を掃除でもするかと天板を開け、何年かぶりにホコリをとってやったところ、なんと普通に音が出るようになりました。

#アンプ内部
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#銅粉入り塗料を施した6mm厚のアルミボンネット
a907LTD-topplate.jpg

#左チャネル・パワーブロック
a907LTD-left.jpg

#右チャネル・パワーブロック、プリアンプ部(右端の黒いボックス)
a907LTD-right.jpg

#電源ブロック(総重量13kgの大型パワートランス)
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総重量34kgのアンプですから、床に下ろすだけでぎっくり腰なりそうでしたが、掃除した甲斐がありました!

あと何年もつか、座して死を待つのみですかね。
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2019年09月03日

MarkAudio OM-MF519 vs OM-MF5, Fostexスピーカー特性比較(番外編)

番外編、スピーカー特性比較です。

MarkAudio OM-MF519と去年モデルOM-MF5、および、手元にあるFostex製品について、できるだけ同一条件で計測してみました。

アンプボリューム位置同じ、ピンクノイズ、測定位置は軸上1m固定ですが、ユニットの高さまでは調整できず、数cmの差があります。

RTAアプリ”Audio Frequency Analyzer”での周波数特性計測です。

●OM-MF519ダブルバスレフ vs OM-MF5バスレフ

#MarkAudio OM-MF519(ダクト長15cm + 2.5cm)
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OM-MF519(3).PNG

#MarkAudio OM-MF5(Twは外してあります。)
OM-MF5.jpg

OM-MF5(3).PNG

さすが、OM-MF519ダブルバスレフ!
OM-MF5バスレフと比べると30-50Hz近辺のレベルが高いのがわかります。
聴感上もピアノの左手打音が深々と響きます。コントラバスの量感もたっぷりです。中高域の解像度の高さもあり、狭バッフルのためセンター定位も良好です。

それに対し、OM-MF5バスレフは、エネルギーで押してくる感じ。60-100Hzが中域と同等レベルなのでベースの迫力はこちらの方に軍配が上がります。フルオーケストラは難しいですが、Pops、Jazz系にはこちらの方が向いているかな。

OM-MF519ダブルバスレフは前面12mmのMDFなので、それなりに補強したつもりでしたが、天板が振動しているのがわかります。

OM-MF5バスレフほうは、側板、天底板が18mm集積材なので、そのあたりの剛性の差があるのかもしれません。

どちらが好みの音かと聞かれると、、、やはり普通のバスレフに一票かな。

そして、同条件で他スピーカーを!

●Fostex FE83n
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FE83(1).PNG

Fostex FE83n 小型バスレフ、オントモMOOKの付録エンクロージャです。
音圧レベル(能率)は負けてませんね。低域特性も100Hzからなだらかに減衰して聞きやすい音になってます。
さすがFE83!(最近、FE83NVとさらに進化しているようです。)

●Fostex M800
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M800(2).PNG

2016年のFostex製ユニットM800。
ボックスは見た目スクエア型ですが、実は内部凝ってます。
ハードな補強と空気抜き程度のダクトポートなので、ほぼ密閉型に近い設計です。
低域特性はFE83より出ている感じですが、OM-MF5よりは控えめですね。
音はユニットの高域に癖があるので、擦過音など少し耳につく感じがありますが、低域は素直でそれなりにパワーも入れることができます。

それぞれユニット、ボックスで特性、音が違います。
好みの音にどれだけ近づけることができるか、道は長いです。
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2019年08月29日

ダイソー 300円 USBミニスピーカー 壊れた!- 外部アンプ駆動での周波数特性は?

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ダイソー 300円 USBミニスピーカーが壊れました。

昨年8月に購入して以来、iPad用の外部スピーカとして利用してきました。

昨日、右チャネル・スピーカーからまったく音が出なくなりました。再生中にケーブルを引っ掛けてスピーカーを7cmくらい落として衝撃を与えてしまったのが原因です。

いままで、さんざん落としたり、ボリュームを上げたまま入力プラグを抜き差ししたりして、ダメージを与えつづけてきたんですが、ついに限界を超えたようです。

まあ一年間にわたって活躍してくれたので、しっかり元は取ったといえるでしょうね。

#Rチャネル・スピーカー内部
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自分で修理可能かどうか、ちょっとスピーカを分解してみました。

右チャネル・スピーカーには内蔵アンプ基板(サイズ:5 x 2cm)が搭載されていて、小さなバスレフポートがひとつありました。スピーカーユニットは断線しておらず、実測インピーダンスは4.1Ωでした。吸音材など一切入っていませんね。

#アンプ基板
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アンプ基板は、アナログアンプICが2個搭載され、抵抗とコンデンサがすこし載っただけのシンプルなものでした。

アナログアンプICは、"Income Technology 8002A"というSOP8ピンのAB級アナログBTLアンプで、スペックとして4Ω負荷で出力2.6W(THD+N<10%、1kHz)ですが、実際には1W程度が限界でしょうね。PSRRが-60dB程度なので電源ノイズの影響を受けやすいですね。

外見上、アンプ基板のケーブル断線やハンダクラックなど、とくにないようです。(ケーブルのハンダ付けはかなりの芋ハンダ状態ですが、、、)

つづいて、テスターでチェックしてみたところ、左チャネル・アンプICは正常に動作していましたが、右チャネル・アンプICのアンプ出力は0Vと完全に沈黙。入力信号系はアンプICの入力信号ピンまでの接続が確認できましたので、右チャネル・アンプIC自体が壊れているようです。

落下させてしまった際に、アナログ入力プラグが一瞬外れて、過大入力を与えてしまった可能性が高そうです。

#Lチャネル・スピーカー内部
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300円のスピーカーをわざわざ修理をするのもアホらしいので、アンプ基板を外して、パッシブスピーカーとして使用することにしました!

パッシブスピーカーとしての再生能力はどうかと、外部アンプを接続して周波数特性を計測してみました。軸上50cm、ピンクノイズ、RTAアプリ「Audio Frequency Analyzer」での計測です。

#外部アンプ駆動での周波数特性(パッシブスピーカー)
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#以前測定した内蔵アンプ駆動での周波数特性(パワードスピーカー)
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外部アンプ駆動での周波数特性は、内蔵アンプと同じような傾向ですが、中音域(630〜1000Hz)あたりの落ち込みが少なくなって、すこし帯域バランスがよくなっていますね。

さらに、音楽を再生させてみたところ、以前のどんより曇った感じの音からすこしクリアな感じになりました。再生帯域として、200Hzから10000Hzまでは出ているので、音源によっては実用性はありそうです。

なお、右チャネル・スピーカーのボリューム用の穴はテープでも貼って目張りをしないと、バスレフ効果が期待できません。ケーブルの穴もスカスカなので、ちゃんと目張りしたほうがよさそうですね。

# 関連記事:ダイソー 300円 USBミニスピーカーを入手!その周波数特性は!?

追記)ネット上に掲載されている記事では左右チャネルが逆になっている個体もかなりあるようです。この個体は正常なようで、内蔵アンプ搭載のスピーカが右チャネルでした。

ステレオ入力信号の配線をミスして、左右逆にハンダ付けされているのが原因のようです。(アンプ基板上のシルク表示をみればわかるのですが、Rがオレンジ、Lがホワイトの配線が正しいです。)

とくに製品仕様の記載がないので、ユーザーも気づきにくいのですが、、、
もし、ステレオサウンドが不自然な音に感じる場合には、この点を疑ってみて左右のスピーカーを入れ替えてみてくださいね。
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2019年08月27日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計組立編・その7(周波数特性計測)

OM-MF519_DB_1.jpg

塗装後から週末にかけエージングを兼ね、色々な楽曲を試してみました。

個人的感想では(よく見かけますが)8cmフルレンジでよくここまで量感のある低音が出るなということ。これがダブルバスレフの醍醐味でしょうか。

#周波数特性(軸上1m、ピンクノイズ、Audio Frequency Analyzerで計測)
OM-MF519_DB_freq.png

ただ、上記の周波数特性を見てもわかるように、125-200Hzが少し落ち込んでいるせいか、一般的なバスレフタイプと比べると弾力やタイト感は後退している気がします。ある意味100Hz以下が出過ぎているのか。

つづいて、第2ダクトの長さを調整して周波数特性がどう変化するのか調べてみました。

#ダクト・オリジナル(15cm)
duct-original.png

duct-original.jpg

ピッタリとは合いませんが、少し径の小さい紙パイプを準備して2cm毎に計測。

+2cmで100Hzのレベルが低下しています。ダクト面積が若干小さくなった影響かも。

#ダクト(+2cm)
duct-2cm.png

duct-2cm.jpg

以降2cmずつ長さを増やしていくも顕著には特性の変化はみられず。周囲の雑音を拾っていることも考えられます。

#ダクト(+4cm)
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duct-4cm.jpg

#ダクト(+6cm)
duct-6cm.png

duct-6cm.jpg

#ダクト(+8cm)
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#ダクト(+10cm)
duct-10cm.png

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#ダクト(+12cm)
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duct-12cm.jpg

おまけで上下ダクト長を極端に変えてみるのもお試しで。普通に考えると抵抗の少ない方にエネルギーが流れるのでダクトを塞いだのと大差ないのかもしれません。

#ダクト(+2cm、+10cm)
duct-10cm-2cm.png

duct-10cm-2cm.jpg

この結果だけでは何とも言えないので、日にちを変えて何度か試してみるしかないですが、ダクト長+4cmで再度エージングしながら試聴してみようと思っています。
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2019年08月22日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計組立編・その6 (塗装)

DB塗装(1).jpg

仕上げはあまり得意ではありません。
いつもながら、余っている塗料を再利用して、裏板と天板を黒のスプレー缶で。サイドは青色塗装を始めたのですが、ざっと両側吹付中にガス欠が、、、。

DB塗装(2).jpg

諦めて、上から黒で重ね塗り。結局、周囲黒であまり見栄え良しとはいかず。

というところで、コルクシートの残骸を発見!

DB塗装(3).jpg

前面バッフルをコルク張りとすれば、レトロな感じがでるかなと期待してですが、ちょっと古いのでポロポロと多少崩れてきます。バッフル面とは木工用ボンドを薄めて接着、表面は水性ニスを薄く塗って強度を出したいところです。
バッフル端処理がうまくできてないのと真ん中あたり少し浮いてしまいました。

遠目から見ると判らないので気にしないこととして、ユニット部切り抜きして出来上がり。吸音材は左右チャネルの重さを合わせて挿入しました。

DB塗装(4).jpg

ユニット装着したフロントとリア。

DB完成形(front).jpg

ダクト部のネジもきちんと締めて完成!

DB完成形(rear).jpg
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posted by toons at 19:26| オーディオ

2019年08月18日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計組立編・その5

MarkAudio OM-MF519 ダブルバスレフスピーカの完成した姿を!

OM-MF519-DB完成形(5).jpg

といっても、ボックス全体の塗装についてはまだ検討中です。

OM-MF519-DB完成形(6).jpg

裏側のダクト部だけ、お試しでちょっと塗装してみました。

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2019年08月16日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ周波数特性・その3

台風一過、時たま強い風が通り過ぎます。
東日本では、日本海上を北進する台風10号の風雨やフェーン現象による高温など、まだまだ被害の恐れもあります。
お盆の最中、被害にあわれた方、避難を必要とされた方に対し心よりお見舞い申し上げます。

MarkAudio OM-MF519 ダブルバスレフスピーカの調整中。

吸音材の出し入れを何回か繰り返し、聴感上の好みを優先した結果が(1)の特性です。
ユニット軸上1m(バッフル面が直角に対し約15度傾いています)になります。250Hzのピークが下がり、200Hz以下に特性が移ったような感じです。
第2ダクトの特性は60-100Hz辺りに集中しているようで、この辺りはダクト長をいじらないと変わらないのかもしれません。

(1) 吸音材調整後の特性
特性(1)_1ch_吸音材3_4(20190816)-2.PNG

因みに、ユニット正面軸上だと、(2)の特性で、このユニットの特徴である12k-16kHzのピークが現れます。

(2) ユニット正面軸上の特性
特性(1)_1ch_吸音材3_4(20190816)-軸上.PNG

バッフルからの距離を2mに離した結果が(3)になります。
100Hzにピークが見られますが、低域特性として50Hz近辺までは出せているのではないかと。

(3) バッフルより2mの特性
特性(1)_1ch_吸音材3_4(20190816)-2m.PNG

聴感印象としては、サブウーファーを加えたような感じで、ベースの沈み込みや弦の重さを聞き取ることができました。
ただ、低域のタイト感が一歩引いた感じになるので、ジャズ、ポップスではリズム感が薄くなるかも。これが箱の特性なのか、工作精度や調整不足からくるものなのかはわかりません。

調整は一旦終了して、これから仕上げを考えてみます。
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2019年08月15日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ周波数特性・その2

台風10号、中国地方を北上中!

特性(1)_1ch_吸音材(20190814)-1.PNG

吸音材を入れて試し鳴らし中です。

手持ちのぬいぐるみ用補充材をとりあえず第1、第2とも入れてみました。
低域寄りに移行して40/50Hzレベルアップ、160Hzにディップ発生。

第1キャビをもう少し減らす方向にします。調整が面倒です。
聴感上は量感がでましたが、レスポンス低下傾向になりました。

しばらくこれで鳴らしこんでみます。
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MarkAudio OM-MF519 スピーカ周波数特性・その1

台風10号、広島・呉市付近に上陸!

MarkAudio OM-MF519 ダブルバスレフスピーカ、とりあえずユニットを取り付けて、音出しをしてみました。

片chだけですが、鳴らし始めと、1時間エージング後の周波数特性を測ってみました。RTAアプリ"Audio Frequency Analyzer"で、ピンクノイズでの周波数レスポンス測定です。

#鳴らし始め
特性(1)_1ch(20190814)-1.PNG

鳴らし始めは125Hzにディップがありましたが、1時間程度で少しレベルが上がってきました。

#1時間エージング後
特性(1)_1ch_1時間エージング後(20190814)-3.PNG

なぜか、元あった12-16kHzの高域ピークがなくなってしまいました。(バッフルがスラント構造であり、計測ポイントがユニット正面軸上から約15度外れているためかと。)

また、試験的にダクト1個をガムテで塞いでみると、63/80Hzのレベルが低下。
第2キャビのダクトは効いているようです。

#ダクト1個を塞いだとき
特性(1)_1ch_ダクト1個(20190814).PNG

まだ鳴らし始めで吸音材入れていないので、最終的な音ではないですが、分解能はかなり良いです。低域は最低音まではでませんが、単なるバスレフとは違った低音感です。
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MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計組立編・その4

台風10号が西日本に接近中!

組立完.JPG

バッフル面と側板のずれを鉋で削る作業。少しずれているのが判りますが、最終塗装か仕上げ前にでももう一度サンダーをかけようかなと。

接合隙間もありそうなのでとの粉で仕上げたいところですが、やる気がでるのか、、、

ダクト板を仮止め(ちょうど良い木ネジが足らず)。

吸音材は全く入れない状態で一度ユニットを取り付け特性を測ってみようと思っています。
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2019年08月14日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計組立編・その3

組み上げ(2)-1aJPG

端子版をつけてコードを第1ダクトを通して引き回し。余った板を面積が大きそうな板に適当に接着して、補強もどきとしています。

残りの側板を貼り付けるのですが、多少浮いている感じがするので、ちょっと出っ張ている箇所に鉋掛けして微調整をします。

内部構造2.JPG

側板接着、たっぷりのボンドで上から重しをのせ半日くらい待ち状態です。

これで内部をいじるのは、ユニット穴と裏板ダクト部からしかできません。ダクト長の調整と吸音材入れるくらいですかね。

ボンドが乾いたら外見の出っ張り部分を鉋で削って見栄えを良くしたいと思ってます。
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MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計組立編・その2

MarkAudio OM-MF519 ダブルバスレフスピーカの組立作業です。

まずはダクト裏板長が足りない分を底板から23mmの板で補充。

底板.JPG

そしてダクト裏板組立、ダクトは150mm長の紙パイプ(何かの芯だったもの)。

ダクト部.JPG

天板と上部裏板を接着。

天板.JPG

第1キャビになる部分を組立、少しずれが見えます。

第1キャビ.JPG

第1キャビ部分をバッフル板に接着、ダクト幅が12mmになるよう端材を挟んで固定。

バッフル.JPG

これで主要部材の組立は終わり、各部材を側板に固定していきます。

組み上げ(1).JPG

各隅の補強材、ボンド付けすぎたようで垂れてました。見えない部分は適当に、いい加減の精神で。
片側の側板をつける前に、端子版とコードを引き回しておかないと。
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2019年08月13日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計組立編・その1

MarkAudio OM-MF519 ダブルバスレフスピーカの製作中。

お盆休み中に台風が接近するかもしれないということで、慌てて板材カットの準備です。

朝9時というのにもう気温30℃超え、休憩をいれながら作業するしかなさそうです。慎重に丸鋸を進めていくも15分もすると、耐えきれずエイヤとやってしまいます。

板カット(片ch分).JPG

おかげで1〜2mmの誤差、内部キャビは見えないので多少許してもらうとしても、外箱は組み上げた後にでも、鉋で頑張って揃えますか、、余計な作業を増やしてしまいました。

組上イメージ.JPG

ユニット穴、ダクト穴を開けたあと1組分を並べてみると、ダクト用裏板のサイズが小さい!!!
暑さでボケたか、20mm短く切っているではないですか。

それもダクト穴まで開けた後に気がつくなんて、トホホです。裏板分割何てしなければよかったのに、後の祭り。
余り板を切って穴開けなおすか、大きめの補強材で段差にしてしまうか。

それにしても、早く涼しくなって欲しい・・・
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2019年08月01日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計検討編・その3

今回、MarkAudio OM-MF519 ダブルバスレフ・スピーカのために準備したのは、12mm厚MDF。持ち帰りの関係から600x900mmを2枚購入しました。

OM-MF519-itadori-1.jpg

1枚は側板のみを切り出し。残り一枚は8等分して天板、底板、前後、内部キャビ、あまり板は補強材として使う予定です。

いつもはある程度のサイズをホームセンターでカットしてもらうのですが、今回は予算がシビアだったので何とか頑張って自分でカットします。

無事綺麗に切ることができるか。後の組立の作業量に影響してくるので慎重に作業しないと、、、

敵は炎天下の太陽と気温です。
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2019年07月31日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計検討編・その2

MarkAudio OM-MF519 ダブルバスレフ・スピーカのおおまかな箱のサイズ検討をしました。

今迄の8cmボックスは、サイズ的にブックシェルフタイプが多かったので、床置きでも使えるようにとトールサイズで大体60cm程度、バッフル面はユニットの大きさちょっとの幅13cm程度、奥行は30cm程度を想定。

それだけだとデザイン的に面白味がないのでバッフル面は傾斜(スラント)させて椅子に座った状態でスピーカー軸上になるよう考えました。

これで内容積12〜15L程度、第1キャビ容量を3〜4L、第2キャビ容量を8〜10Lを目標とします。

ボックス形状は下図のような感じになりました。板取の関係で微調整するかもわかりませんが、これで第1キャビ3L、第2キャビ8.5Lです。

OM-MF519-box1design-1.jpg

これから各ダクトサイズの計算をしてみます。詳しい計算式については、書籍や参考書にお任せするとして、

fc1: 122Hz / fd1: 115Hz / fc2: 102Hz / fd2: 54Hz

この辺りを目指してみます。

これから板取図面、調達、工作へと。この猛暑の中、いつやる気がでてくるか、こうご期待です。

<参考:OM-MF519 TS Parameter>
- Revc. : 4Ω
- Fs : 106.25Hz
- Sd : 0.0028m2
- Vas : 1.30L
- Cms : 1.16 mm/N
- Mmd : 1.85g
- Mms : 1.93g
- BL : 2.55 Txm
- Qms : 2.53
- Qes : 0.68
- Qts : 0.53
- SPL : 85.6 dB
- Power : 7 W
- Xmax : 3.5 mm (1way)
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2019年07月30日

MarkAudio OM-MF519 スピーカ設計検討編・その1

OM-MF5-519.jpg

今年のStereo誌ONTOMOムック本の付録は、マークオーディオ製8cmフルレンジユニット「OM-MF519」!

昨年の「OM-MF5」のアップグレード版という位置づけで、メタルコーンの色がガンメタ、マグネットがユニット裏に追加され、磁気回路の強化が一目で判るところです。

その他、振動版の軽量化、ダンパーの柔軟化がされているとのこと。印象的には、昨年ユニットよりダンピングがよくなり、解像度のさらなる改善がされるのではないか想像されます。

昨年は、オーソドックスなバスレフボックス(デザインアクセントでツイーターもどきをつけましたが)でしたが、同じような箱では面白味が無いような、、、

mm-om-mf5-3.jpg

駆動力がアップしているなら、音響迷路、共振型、バックロードなんかも合いそうかなと。しかし、この猛暑、板枚数、組立工程、、、ややこしいのはちょっと避けたい気も。

ということで、比較的作りやすいのと、今迄あまり挑戦したことのなかった「ダブルバスレフ」を試してみようと思います。

ダブルバスレフは、誰が最初に考え出したのかわかりませんが、設計思想自体は故長岡鉄男氏の書籍や資料が残っています。それを参考にして設計をすすめることにします。
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2019年07月29日

MarkAudio OM-MF519 リスニングポジションでの周波数特性

現在、MarkAudio OM-MF519をFOSTEX E82ボックスにてエージングをおこなっています。

今回、測定条件を改めて再測定したところ、マークオーディオから公表されている周波数特性どおり12kHz以上でかなり強めにでるように調整されていることが確認できました。

OM-MF519_spl_freq.png

そこで、スピーカ軸上と一般的なリスニングポイントではどのように周波数特性が変化するのかを確かめてみました。この際、スピーカ配置は平行法で、真正面に向けてセッティングしています。

今回の周波数特性の測定は、「スピーカ軸上、1m」、および、「センター位置(スピーカ軸角60°、距離1.6m)」でおこないました。RTAアプリは("Audio Frequency Analyzer")、ピンクノイズ、1/3オクターブバンド応答、ピークホールド30秒、アンプ出力は約2Wです。

#スピーカ軸上、1m
OM-MF519-freq-pink-R-3.png

#センター位置(スピーカ軸角60°、距離1.6m)
OM-MF519-freq-pink-R-3-center.png

スピーカ軸上では12-20kHz付近のパワーレベルがかなり強めでていましたが、センター位置でのリスニングポジションではフラットに近いレベルになることが確認できました。小口径ユニットのため、高域の指向性が強いことの裏返しなんでしょうね。

MarkAudio OM-MF519ユニットは、リスナーにスピーカ正面を向けるのではなく、平行法によるSPフラット配置で聴く方が望ましいようです。
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2019年07月26日

MarkAudio OM-MF519 試聴と周波数特性の測定

OM-MF519-E82.jpg

ONTOMO MOOK「これならできる特選スピーカーユニット 2019年マークオーディオ編」のMarkAudio ”OM-MF519”フルレンジユニットを手持ちの汎用ボックス(FOSTEX・E82)に組み込んでみました。

今年のOM-MF519(左)と昨年のOM-MF5(右)との外見上の違いはつぎのとおり。メタル振動板がガンメタになって、すこし高級感がでましたね。

OM-MF519vsOM-MF5.png

OM-MF519vsOM-MF5-2.png

FOSTEX・E82は、8cmフルレンジ用に設計された小型汎用エンクロージャで、4Lバスレフ、Fb 85Hz、重量2.1kgです。

新しいユニットを入手した時に、とりあえずこのボックスに取付けて、どんな感じの音なのかを確かめるのに利用しています。

いきなり音出しをして、ちょっとびっくりしました。
まだエージングもしていないのに、鮮度の高い、スムーズなサウンドが聴こえてきました。昨年のOM-MF5では、最初かなり違和感がある音で、数時間鳴らさないダメだったのですが、、、

様々なグレードアップによる音質改善効果が大なのでしょうが、品質管理もかなり向上しているように思います。

一聴して、OM-MF5にかなり近い音色ですが、中低域がしっかりしていて、とてもバランスの良いサウンドになっています。ピンポイントに定位して、奥行き方向への3次元的なサウンド展開もできています。これでエージングを重ねていけば、かなり期待できそうですね。

iPhone用RTAアプリ("Audio Frequency Analyzer")で、OM-MF519の周波数特性を計測してみました。ピンクノイズ、1/3オクターブバンド解析、スピーカ軸上1mです。

#OM-MF519 (Fostex E82、ピンクノイズ、1/3oct-band、Lch、軸上1m)
OM-MF519-freq-pink-L-3.png

#OM-MF519 (Fostex E82、ピンクノイズ、1/3oct-band、Rch、軸上1m)
OM-MF519-freq-pink-R-3.png

MarkAudioが公表しているOM-MF519ユニットの周波数特性はつぎのとおりです。12-20kHz付近が盛り上がっているのは、スピーカ軸上から外れたポイントで聞くことを考慮してこと。

OM-MF519_spl_freq.png

また、昨年のOM-MF5をFostex E82にもう一度組み込んで周波数特性を測定しました。約一年間使用した周波数特性になります。
聴感を裏付けるように、OM-MF519とかなり似通った特性になっていました。

#OM-MF5 (Fostex E82、ピンクノイズ、1/3oct-band、Lch、軸上1m)
OM-MF5_freq_pink_L-3.png

#OM-MF5 (Fostex E82、ピンクノイズ、1/3oct-band、Rch、軸上1m)
OM-MF5_freq_pink_R-3.png

このボックスで、しばらくOM-MF519ユニットのエージングをすすめていきたいと思っています。

<追記訂正:7/29>
メーカ公表スペックに対して、どうも周波数特性がフラットすぎるなと疑問に思っていたのですが、周波数スペクトラム測定時の設定条件に誤りがありました。再び計測して、周波数特性グラフをすべて更新しました。やはり公表スペック通り、12kHz以上の周波数帯域で高いパワーレベルが観測されております。
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