2017年11月12日

オーディオセッション in OSAKA 2017 - AirTight AL-05、 CS Port 212PA

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この週末、大阪でおこなわれているオーディオショーに行ってきました!

「ハイエンドオーディオショー」と「オーディオセッション」というイベントが2箇所で開催されており、国内メーカー製品が主体の「オーディオセッション」で、とても印象に残ったものを紹介します。

まず、大阪の真空管アンプメーカー「AirTight」のブースで、10cmフルレンジスピーカー(AL-05 BONSAI)がとても素晴らしい音で鳴っていました。オールアナログ構成の再生システムは、アナログプレーヤ - 300B真空管アンプ(ATM-300Anniversary) - フルレンジSPの構成です。

10cmフルレンジが鳴っているとはまったく想像ができないレベル、音離れがよくて、ダイナミックレンジも十分広く、とても臨場感が豊かなサウンドでした。

実は、この「AL-05」はフルレンジスピーカーの達人として有名な大村孝則氏が設計したもので、一聴の価値があります。

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AirTightは、海外でハイエンドオーディオメーカーとしてとても評価が高いようですが、このSPの情報を調べてみたところ、”The Absolute Sound"に試聴レポートが掲載されていました。かなり好意的ですね。

http://www.theabsolutesound.com/articles/air-tight-bonsai-al-05-mini-monitor/

また、「CS Port」という富山の新進オーディオメーカーのブースで、巨大な真空管モノラルアンプ「212PA」、リニアアームがついた重量級プレーヤー「LFT1」がとてもよかったです。

「212PA」は、1910年代にウエスタンエレクトロニック(WE)で開発された”212E”送信管(3極管)を用いたA級シングル40Wの無帰還アンプで、そのスムーズな音に驚きました!この真空管”212E”は、高さで845の2倍、300Bの4倍の大きさをもつ巨大な3極菅です。なんと1400Vものプレート電圧で駆動されているそうです。

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スピーカーはフランコセルブリンの小さな2way SP「Accordo」なのですが、アナログレコードの「テラーク1812」の大砲がまったく破綻なく豪快に再生できていたのに驚きました。どうも、レコードプレーヤがベース40kg、ターンテーブル27kg、リニアアーム、すべて完全なエアフロートで、ハウリング・マージンが卓越しているおかげのようです。かつてのマイクロ精機のアナログプレーヤを思い出しました。

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2017年11月07日

SHURE(シュアー) V-15VxMR

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SHURE(シュアー)の V-15VxMRです。

SHUREといえばMM、MMといえばSHURE、といわれました。
そのSHUREの最上級グレード製品がV-15シリーズです。このV-15VxMR が最終モデルですが、2005年5月に生産終了しており、もう交換針すら純正では手に入りません。

幸い、JICO(日本精機宝石工業)から、主要なカートリッジの互換針は供給されていますので、いざとなれば調達できるのはありがたい限りです。
#JICO・レコード針サイト:https://shop.jico.co.jp/welcome/

SHUREのVシリーズのカートリッジはトレース能力が非常に高く、レコードの最内周で線速度が落ちた時でも歪みが少なく再生してくれました。とくに、70年代にリリースされたV-15type3は、ジャズファンに格別の人気がありました。

Shure V-15VxMR
・発電方式 MM型
・出力電圧 3mV(1kHz 5cm/sec)
・針圧 1.5 - 1.75g
・再生周波数帯域 10 - 25000Hz
・チャンネルセパレーション 25dB(1kHz)、18dB(10kHz)
・チャンネルバランス 1.5dB
・直流抵抗 1000Ω
・負荷抵抗 47kΩ
・針先 マイクロリッジ針(1.5×3.0mils)
・自重 6.6g
・備考 ベリリウムカンチレバー

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2017年10月19日

ENTRE(アントレー) EC-15x Limited

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今は亡きブランド、ENTRE(アントレー)の「EC-15x Limited」 フォノカートリッジです。 

1980年代まで存在した「ソルティア・アコースティック」という、カートリッジ専門メーカーの幻の製品です。ENTREはオーソドックスなOrtfonタイプのMCカートリッジと昇圧トランスなどをリリースしていました。

当時は小さなカートリッジメーカーが日本にも数多くあり、さまざまな個性のある製品で競い合っていました。

ENTRE EC-15x Limited
・発電方式 MC型
・出力電圧 0.24mV(1kHz 5cm/sec)
・針圧 1.7 - 2.3g(最適2.0g)
・再生周波数帯域 15 - 50000Hz
・チャンネルセパレーション 23dB(1kHz)
・チャンネルバランス 1dB(1kHz)
・電気インピーダンス 3.5Ω
・ダイナミックコンプライアンス 13×10-6cm/dyne
・針先 バイタル形状楕円針
・自重 5.9g

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2017年10月15日

オーディオテクニカ AT33VTG

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オーディオテクニカの「AT33VTG」フォノカートリッジが出てきました。

アナログ復古ブームに刺激されて、どこかに眠っているビンテージオーディオを発掘しているところです。
カートリッジを変えるだけで、まったく異なるサウンドで再生できる楽しみは、アナログオーディオならではのものでした。
今後、すこしずつ紹介していきたいと思います。

「AT33VTG」は、1995年ごろに発売された限定生産のMCカートリッジです。もはやCD全盛で、アナログが凋落してきていた時代の製品です。

別途、周波数特性を測定した結果データが付属しています。ほぼ全帯域でフラット、10kHz超えたあたりからすこしだけハイ上がりな特性ですね。

故・長岡鉄男氏が「ML/OCCはスーパードライ、VTGはモルツか」と、その音を表現されていたカートリッジです。この頃は古河電工のPCOCCという高純度銅線がよく使われて音決めされていました。

スペックはつぎのとおり。

Audio Technica AT33VTG
・発電方式 MC型
・出力電圧 0.5mV(1kHz 5cm/sec)
・針圧 1.6 - 2.0g(最適 1.8g)
・再生周波数帯域 15 - 50000Hz
・チャンネルセパレーション 30dB(1kHz)
・チャンネルバランス 0.5dB
・負荷抵抗 20Ω以上
・電気インピーダンス 17Ω
・ダイナミックコンプライアンス 10×10-6cm/dyne
・針先 マイクロリニア針
・自重 6.8g
・発売 1995年11月
・価格 40,000円
・備考 1000台限定生産。
    AT33ML/OCCベースの限定モデル
    ネオジウム磁石使用
    金蒸着ボロン・カンチレバー
    チタン配合ハウジング
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2017年10月13日

オーディオテクニカ AT25

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オーディオテクニカの「AT25」が出てきました。

1978年頃の製品で、シェル一体型カートリッジ初代モデル「AT34」の改良版みたいです。

長らく使っていなかったので、残念ながら金属腐食を起こしていますが、とてもしっかりした構造のヘッドハウジング一体型カートリッジです。

「AT25」のスペックは下記の通りで、マグネシウム合金製ハウシング、0.09mm角天然ダイヤ楕円針、ベリリウム・カンチレバー、トロイダルコイル採用と、当時のカートリッジ技術の最先端を行くものでした。

いまこれを作ったら、価格はいくらになるんでしょうね?

Audio Technica AT25
・発電方式 VM型
・出力電圧 2.2mV(1kHz 5cm/sec)
・針圧 1.0 - 1.5g(最適 1.2g)
・再生周波数帯域 10 - 20,000Hz±3dB
・チャンネルセパレーション 30dB(1kHz)
・チャンネルバランス ±0.5dB以下(1kHz)
・コンプライアンス 10×10-6cm/dyne
・直流抵抗 240Ω
・負荷抵抗 47kΩ
・針先 0.08mm角楕円 天然ダイヤ
・自重 17.3g
・発売 1978年5月
・価格 39,000円
・備考 垂直トラッキング角20度、オーバーハング調整可。
    VM型トロイダル発電を採用した最高級モデル。
    マグネシウム合金ヘッドハウジング一体型。
    世界最小の0.09mm角天然ダイヤ楕円針。
    ベリリウム・カンチレバーはアルミ・ブロックホルダに固定。
   
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2017年09月29日

祝復活 ! - ヤマハ・GTレコードプレーヤー

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2017東京インターナショナルオーディオショウで、ヤマハから「GTシリーズ」の新フラグシップ・レコードプレーヤーが発表されました。どうもピュアストレート・ショートアーム(故・江川三郎氏によって考案されたアーム!)が搭載されているようです。

・ヤマハ「GTシリーズ」復活。新フラグシップ・レコードプレーヤーを世界初披露
https://www.phileweb.com/news/audio/201709/29/19113.html

国内オーディオメーカーが続々とアナログレコードプレーヤーに再参入しはじめています。小生もオーディオ黄金時代にリリースされたヤマハのGT-2000L(ストレートアームYSA-1に換装:上の写真)を愛用しています。ヤマハにハイエンド製品をもう一度リリースしてほしいと思っていた矢先でした。

アナログレコードがブームになりつつある昨今ですが、ちゃんとしたアナログ再生をしようとすると、かなりしっかりした機材を揃えるのは、かつてのオーディオファンにとっては当たり前のことでした。
今後、アナログ再生を本格的にはじめようとする方々にとっても、このような製品が現役で存在したほうがサウンドの方向を探る上で必ず必要だと思います。

ヤマハのアナログ再参入は大歓迎ですね!
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2017年09月11日

SP製作 - パイオニア OMP-600 桐スピーカー vol.2

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パイオニア OMP-600 桐スピーカーの第2報です。

桐材でのスピーカー作りですが、前回は仮組みでの報告でした。今回はすこしまともな音が出始めましたので、その進捗報告です。

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MDFや他の合板などと違って、桐の無垢材はとても柔らかくて作業性はいいのですが、ちょっとしたことで欠けたりして作業はなかなか進みませんでした。

結局、OMP-600ユニットはQo=0.997とかなり高いということで密閉型のままにして、内部構造を補強したり、スピーカユニットのマウント方法を検討したりして、なんとか仕上がってきました。

いま実験中ですが、内部吸音材なしはストレスが少なくてとてもいい感じです。ただ、ちょっと響きすぎるきらいもあって、少量の吸音材を入れたりして試しています。
iPad用オーディオアナライザアプリ”fo-Kannon"で測定した周波数特性を示します。

・吸音材なし
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・吸音材あり(ポリエステル100%ウール 3g)
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ちなみに、吸音材は、観賞魚用濾過材・ろ過ウール(ポリエステル100%)で、ダイソーで格安で売っているやつです。
吸音率はそこそこみたいですが、少量しか利用しないので助かっています。

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2017年08月29日

SP製作 - FOSTEX OMF800P Vol.4

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FOSTEX OMF800Pを用いたSP製作のつづき(その4)です。

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セッティングに関して、どうも横置きのほうが見た目も含め、安定した感じになりました。

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2017年08月24日

SP製作 - パイオニア OMP-600 桐スピーカー vol.1

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「ONTOMO MOOK これならできる特選スピーカーユニット パイオニア編」の付録であるPIONEER製 6cmフルレンジ OMP-600を用いたSPを製作中です。

最近ちょっと話題になっているオンキョーの「桐スピーカー」にインスパイアされて、桐材をつかったスピーカーを試作しているところです。

AV watch記事 : オンキヨー、和楽器の響きヒントに、桐を活用した“異端のスピーカー”開発
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1073685.html

ボックスは22x13x14cm、内容積約3Lの密閉型です。
桐は初めてなので、素材をもつ特性(とくに響き)がどの程度なのかを試しています。桐は軽くて適度な内部損失がありそうなので、現状ではあえて吸音材はいれていません。

< OMP-600 スペック>
・形式:6cmコーン型フルレンジ
・インピーダンス:8Ω
・最低共振周波数:130Hz(1V)
・定格周波数範囲:80Hz〜20kHz(-10dB)
・出力音圧レベル:82dB(300 400 500 600 Hz平均、1m/1W)
・定格入力:10W(400cc相当Box 入り)、5W(ユニット)
・最大入力:15W(400cc相当Box 入り)、10W(ユニット)
・mo:1.583g
・Qo:0.997
・実効振動半径:2.275cm
・質量:約218g
・バッフル開口寸法:58mm

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iPad用オーディオアナライザアプリ"fo-Kannon"で、周波数特性を測定してみました。
さすがに、OMP-600は6cmの小口径なので、100Hz未満の低域はほとんどでていませんが、とても素直な特性です。10-12.5kHzあたりのピークはユニット自体の特性のようですが、あまり気になりません。

omp600-kri-1-freq.png

桐の柔らかい響きもあって、聴感上の音圧は上がっているように聴こえます。ギターやピアノのソロ演奏は得意な感じですね。

今後、内部構造の見直しをやっていきたいと思います。最終的にバスレフとかにして、低域を補充してあげる必要はありそうですね。

オンキョーの桐スピーカーのように、吸音材ゼロで、“網状鱗彫り”や積層構造など、うまくできそうなものがあれば試していきたいと思います。
posted by toon-rd-team at 19:15| Comment(0) | サウンド

2017年08月21日

SP製作 - FOSTEX OMF800P Vol.3

FOSTEX OMF800Pを用いたSP製作のつづき(その3)です。

外装仕上げと内部補強&調整がおわりましたので、周波数特性を測定してみました。
いつものとおり、ピンクノイズを再生して、iPhoneオーディオアナライザアプリ "Audio Frequency Analyzer"での測定です。上から順に、左ch、右chの測定結果です。

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omf800p_塗装後3.png

周波数特性をみるかぎり、塗装前と比べ中域がすこし暴れたような。塗装による反射がでたのかもしません。
音楽を聴く限り全くわかりませんが、、、
posted by toon-rd-team at 12:07| Comment(0) | サウンド