2019年09月26日

FoodSaver FM2000 - 真空パック器を入手! その騒音レベルは!?

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新しいキッチンツール、真空パック器「FoodSaver FM2000」を入手しました。

低温調理器「Boniq」を導入して以来、ずっと欲しかったキッチンツールです。

真空パック器には様々なメーカ製品があり、その性能や値段も千差万別で、しばらく悩んでいました。かつて半導体真空装置を使っていたので、その仕組みはよくわかっているのですが、食品用となるとまったく様相が異なります。

家庭用製品は、真空チャンバーをもったような高価な業務用製品とは比べようのない性能であることがわかりました。とりあえず、性能は二の次でリーズナブルで耐久性のありそうな製品を選ぶことにしました。

そこで、パナソニック「BH-951P」(2008年リリース)を選定したのですが、、、 かなり古い製品で製造完了、流通在庫のみとのこと。普段使っているショッピングサイトの販売リストから購入直前に突然消えてしまいました。

仕方ないので、別の製品を探して、米国 FoodSaver(フードセーバー)社の「FM2000」にしました。FoodSaverは、米国No.1シェアということですが、専用パックが必要なのでコストパフォーマンスはあまりよくないようです。

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この製品は日本語化されており、ハンディーシーラー、真空フレッシュボックス、専用パックロール、ボトル栓など付属品がたくさんついているので、けっこうお得感があります。日本語マニュアルも別についていました。

「FM2000」は、真空引きとシーリングが自動でおこなわれる仕様なので、圧力センサーの誤動作などで空気が残った状態でパッキングされることもあるそうです。

本当はパナソニック製品のように、真空引きとシーリングが別々の操作でおこなえる手動方式のほうが確実だと思うのですが、、、

とりあえず、「FM2000」の動作確認を兼ねて、お米を真空パックにしてみました!

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FoodSaver製品のコツは、専用パックロールの内側のザラザラした方を下側にセットすることです。逆にすると、真空引きを失敗しやすくなるそうです。

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カチカチに固まったお米の真空パックが無事に出来上がりました。

真空パック器はかなり煩くて、夜中には使えないという噂がありますので、真空引き動作中の騒音レベルを測ってみました。

騒音計アプリ”Sound Level Analyzer PRO”で、「FM2000」から距離30cmでの計測です。

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この測定結果をみると、「FM2000」での真空引き動作中の騒音レベルは、最大で68.7dBA、真空引き終盤の10秒平均で65.4dBA、でした。

真空引きの過程で真空度があがっていくにつれて、すこしずつ騒音レベルは高くなっていきます。しかし、事前に想像していたより、かなり静かであることがわかりました。

統計解析の結果をみると、発生頻度の高い騒音レベルは62dBで、真空引き動作の定常騒音といえます。

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さらに、騒音レベルが最大のときの周波数分析結果をみてみると、500-1000Hzくらいが騒音の主体のようです。

特定周波数のピークがないようなので、聴感上もあまり耳障りな感じはありません。深夜でなければ、「FM2000」は普通に利用できそうです。

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また、食品の冷凍保存にも活用したいと思っていますが、専用パックがかなり高価なので、安い代替品をなにか選定する必要があります。まあ、FoodSaver製品はメジャーなので、ネットの口コミが大いに参考になりそうですね。

ご参考 : 環境騒音のレベル、単位について
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posted by toons at 19:30| Comment(0) | 環境・騒音

2019年09月05日

MUJI ダイヤル式キッチンタイマー

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新しいキッチンツールを入手。

無印良品 MUJI ダイヤル式キッチンタイマー "TD-393"

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サマーセールで、20%OFFと格安で入手しました。体重計や温度計などでおなじみのタニタ製です。

これまでは計時できればできれば十分と、100円ショップの格安キッチンタイマーを複数利用しています。
最近、バッテリーが弱くなって電池交換しないといけないものがでてきました。しかし、わざわざ100均タイマーに高価なボタン電池を調達するのも勿体ない気がして、長く使えそうなこの製品を入手した次第です。

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MUJIのキッチンタイマー、シンプルな見た目と操作感が気に入っています。

外周ダイヤルを左右に回転させてタイマー時間を設定し、アラームが鳴った後には経過時間をカウントアップして示してくれます。(100均タイマーでは0分0秒表示で止まったままでしたが、、、)

時間表示がすこし小さめかとも思いますが、円形デザインではサイズ的にこんなものでしょう。

しばらく使っていて困った問題が、、、 アラームの音量が従来使っていたものに比べて、格段に大きいのです。

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アラーム音のサウンドレベルを騒音計アプリ”Sound Level Analyzer PRO”で測ってみると、56.8dBA(Avg:時間平均レベル、測定距離:30cm)、瞬間ピークで60dB以上もあります。

これでは、深夜には煩さすぎて使いにくいサウンドレベルです。

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騒音対策を試行錯誤した結果、スピーカーの穴部分をマグネットシートで塞ぐことで落ち着きました。

マグネットシートはよくある企業宣伝のものです。本体マグネットと面一になるように貼り付けたので、裏側からの音漏れは無くなり、タイマー全体の共振音になりました。

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この結果、サウンドレベルは50.4dBA(Avg)と低減することが確認できました。100均タイマーとほぼ同等の音量になってくれました。

なお、この騒音対策の前後で、アラームの周波数スペクトラムはつぎのような感じになっていました。

#オリジナル
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#騒音対策後
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オリジナルでは3.2kHz付近の鋭いピークとその高調波がしっかり出ているのがわかります。騒音対策によって、それらがかなり抑え込めましたので、アラームの音色もソフトで聴きやすくなったのだと思います。

こうやって、計測評価しながら騒音対策をするのはけっこう楽しい作業ですね。ちょっと自己満足ですが、、、
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posted by toons at 12:57| Comment(0) | 環境・騒音

2019年08月30日

羽田新飛行ルート・テストフライト開始!

本日、都心上空を通過する新飛行ルートの飛行検査が始まりました。

今回は小型ジェット機(Cessna Citation CJ4 (Model 525C))での試験飛行ということで、まだ大きなインパクトはないかもしれません。ただ、毎日、朝6時から夜8時まで条件を変えてテストするようです。

来年1月には、旅客機での試験飛行が開始される予定で、新宿区で1000m、渋谷区で700m、品川区で300mの超低空を巨大な物体が飛ぶことになります。

都心上空を飛ぶエリアでは騒音問題や安全性などの懸念が一気に顕在化しそうです。

ちなみに、300m上空を飛行するジェット航空機の騒音レベルはつぎのような感じで、ほとんど電車の中にいるのと同等な騒音レベルです。高層住宅の場合には、かなり大きな騒音に曝される可能性が高いです。

・航空機の騒音レベル(着陸時、経路直下、高度 305m [1000ft] )
 (機種)        : (最大騒音レベル LAmax (dB) )
 ・小型機 B737-800  : 76dB
 ・小型機 A320     : 77dB
 ・中型機 B767-300  : 78dB
 ・中型機 B767-8    : 76dB
 ・大型機 B777-300  : 80dB
 ・大型機 B747-200B  : 85dB (旧型機、運用終了)

引用:国土交通省の公表データ
国土交通省・羽田空港のこれから>騒音の影響について>騒音への対策

本格運用が始まるのは来年3月末、こんな短い期間で結論を出していいものかどうか、、、市民の理解が得られていないようですし、大阪伊丹空港の例もありますので。

ともかく、当該エリアの不動産価格はかなり変動しそうな気がします。
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posted by toons at 19:08| Comment(0) | 環境・騒音

2019年08月24日

京都の騒音

京都市内は、空前のホテル建設ラッシュ。

大小含めて、さまざまな資本や業者が入っているせいか、、、以前はちゃんとおこなわれていた地元説明会もなく、いきなり着工という事案も増えています。

ということで、建設工事のほうでもさまざまなトラブルが頻発しています。

実は、ごく近所の工事現場の騒音にあきれて、クレームにいきました!

作業時間が不明確で、8時前からや夜遅くまで、さらに休日までも。おたくの工事は騒音が大きすぎるし、作業管理もかなり杜撰ではないかと。

当の現場監督は聞く耳を持たず、細かいことは本社に問い合わせてくれというばかりしたが、、、

あらかじめ用意しておいた騒音データやタイムスタンプのついた工事画像を手渡すと、神妙に上と相談しますとのこと。

しばらくして、この工事は管理され、かなり静かになりました。

やはり、たんなる口頭クレームより、客観的なデータを示すほうが効果的なようです。

工事騒音にお困りの方、しっかりデータ武装して紛争にあたってくださいね!
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posted by toons at 09:57| Comment(0) | 環境・騒音

2019年06月27日

エコキュートなど家庭用ヒートポンプ給湯機の低周波騒音による健康被害

最近、産業騒音、交通騒音、生活騒音など様々な騒音問題がマスコミ報道やネット上で話題にあがっているのを見かけます。

そのなかで、100Hz以下の低周波騒音に関する健康被害に関しては、騒音発生源の特定が難しく、個人の感応度の差異も大きいことから、どうも置き去りされているようです。

健康被害が指摘されているエコキュートなど家庭用ヒートポンプ給湯機の騒音被害について、行政側もようやく動き出していたことがわかりました。

消費者庁において、「家庭用ヒートポンプ給湯機から生じる運転音・振動等により不眠等の健康上の症状が発生したとされる事案」として、その原因調査やフォローアップがおこなわれています。

この低周波騒音の問題について、まだ十分な検討評価や対応が出されていないようですが、行政が動いているという点でやはり社会問題化していることは確かなようです。

現在、消費者庁が公開している報告文書等はつぎのURLで閲覧することができます。家庭用ヒートポンプ給湯機などの低周波騒音に興味をお持ちの方はぜひご覧ください。参考になると思います。

家庭用ヒートポンプ給湯機から生じる運転音・振動により不眠等の健康症状が発生したとの申出事案
https://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_002/

この公開文書のなかで、第43回消費者安全調査委員会(平成28年4月15日)の各省通知(資料2)において、据付ガイドブックにつぎのような注意事項を表示するようにメーカへ指導しているようです。どうも設置業者まかせということのようですね。なぜか機器本体の構造的な問題は放置ということでしょうか。

<据付けガイドブック:注意事項(例文)>
【運転音に関するご注意】
●運転音は、JIS C 9220:2011 に準拠し、反響の少ない無響室で測定した数値です。実際に据付けた状態で測定すると、周囲の騒音や反響を受け、表示数値より大きくなるのが普通です。
●ヒートポンプ給湯機は、主に人が睡眠している深夜に運転するため、運転音による不眠等が一部報告されています。寝室や隣家に近い場所など騒音が気になる場所には据付けないでください。

また、同様な低周波騒音問題で、エネファームなどの家庭用コージェネレーションシステムから生じる運転音による健康被害についての文書等も存在していているようです。つぎのURLで閲覧することができます。

家庭用コージェネレーションシステムから生じる運転音により不眠等の症状が発生したとされる事案
https://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_011/


#備考:TOON / iOSアプリ製品情報一覧
posted by toons at 12:55| Comment(0) | 環境・騒音

2018年01月05日

ねずみ撃退器の正体 - 高周波ノイズ検出アプリ”Mosquitone Detector”で暴いてみた!

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ねずみ撃退器 - ねずみが嫌がる超音波を発生させて、ねずみを追放すると称する、怪しい電子機器です。

友人宅に、この機器が設置されているのを発見!
どうもまったく効果がないのにもかかわらず、長らく使い続けていたようです。
超音波に加えて、電磁波、イオンなども発生して、ねずみを撃退するとの触れ込みとのことですが、、、
実態は科学的な根拠が全くない商品です。

そこで、高周波ノイズ検出アプリ「Mosquitone Detector」で、この機器がどのような超音波を出しているのかを調べてみました。

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なんと、22.1kHzの高周波音が、94.1dBもの大音量で出力されていました。

一般的な人の可聴帯域は超えていますが、聴力の高い人や幼児には不快な騒音として聴こえてしまう可能性があります。
さすがに、このサウンドレベルの高周波音を近くで聴き続けたりすると、聴覚障害を引き起こすかもしれません。

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さっそく、この機器を外して、もう二度と使用しないようにお願いしました。

このような科学的にまったく根拠のないオカルト商品が世の中にはたくさん出回っています。
疑似科学をアピールするようなフェイク商品に引っかかって、無駄なお金を投じたり、二次的被害を生み出したり(加害者になったり)しないように注意したいものですね。

posted by toons at 01:19| Comment(0) | 環境・騒音

2017年04月20日

"Magnetscape"の測定例 (その3) : FFT解析

磁界計測アプリ”Magnetscape"を利用した磁界測定の一例です。
変動する磁場に対して周波数解析を行います。合成磁束強度をFFT解析してリアルタイムにグラフ表示します。

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posted by toons at 18:28| Comment(0) | 環境・騒音

"Magnetscape"の測定例 (その2) : 時間変位グラフ

磁界計測アプリ”Magnetscape"を利用した磁界測定の一例です。
時間変位グラフ(Time) は、観測された磁界のパワーレベルの時間遷移をグラフ表示します。磁気センサーのRAWデータおよび補正後データを縦軸にパワーレベル、横軸に時間でリアルタイムに更新表示されます。

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posted by toons at 17:57| Comment(0) | 環境・騒音

"Magnetscape"の測定例 (その1) : スコープ (Scope)

磁界計測アプリ”Magnetscape"を利用した磁界測定の一例です。
スコープ(Scope)は、磁界の強度とその方向をサークル表示し、3次元空間の合成磁束強度を数値表示します。直感的に磁界の強度変化を把握することができます。

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posted by toons at 09:47| Comment(0) | 環境・騒音

2017年02月20日

環境騒音のレベル、単位について

空気中を伝わる音は、大気圧を中心とした微小な圧力変動です。その変動成分の実効値を音圧と呼び、単位はパスカル(Pa)です。

人間の感じることができる音の強さの範囲は非常に大きく、20uPaから20Paまでの10万倍もの大きな変動幅を持ちます。このため、音の物理的な大きさを定量化するために、最小の基準音圧(静圧)に対する比をとり、その常用対数を音圧レベル(dB:デシベル)として表示します。

騒音測定分野では、人間の聴覚特性を元に決められた周波数重み特性で補正されたレベル(A特性音圧レベル)が主に騒音レベルとして用いられます。このA特性は聴感感度にあわせたもののため、200Hz以下の低周波数は音圧レベルにほとんど反映されません。

環境騒音と騒音レベルの大きさの例を次に示します。

130dB : 飛行機のエンジン音
110dB : 自動車のクラクション
100dB : 列車の通過時の騒音
90dB : 騒々しい工場の中
80dB : 電車の中、掃除機
70dB : 騒々しいオフィスや街頭
60dB : 静かな自動車、普通の会話
50dB : 静かなオフィス
40dB : 図書館の中、 静かな住宅街
30dB : 深夜の郊外、ささやき声
20dB : 木の葉の擦れあう音

上記は、当社アプリ”Sound Level Analyzer PRO"などで、A特性騒音レベル(dBA)として測定できます。A特性、FASTの設定で、騒音測定してください。
なお、航空機ジェットエンジン音などの爆音に関しては内蔵マイクの測定限界を超えたレベルになりますので、ご注意ください。


posted by toons at 17:48| Comment(0) | 環境・騒音