2023年09月12日

鷹峯とうがらし

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京の伝統野菜「鷹峯とうがらし」、、、ご存じでしょうか?

1943年頃から京都市北区鷹峯で栽培が始められた品種で、交雑種が固定されたものと考えられています。「伏見とうがらし」より太く、「万願寺とうがらし」とも形が違う、肉厚で辛みがない大変美味しいとうがらしです。

名前は聞いたことはあったのですが、いままで食べたことがありませんでした。
というか、京の伝統野菜を豊富に品揃えしている八百屋さんでもこの野菜を売っているのを見かけたことがありません。流通量がとても少なく、希少な食材のため、特定の産直販売所でしか手に入らないようですね。

ということで、先週末、武田薬品工業・京都薬用植物園の主催の「京野菜・京の伝統野菜についてのお話し、ならびに、鷹峯とうがらしの収穫プログラム」というセミナーにいってきました。セミナー定員30名に対して応募者が200名を超えたそうで、高い競争倍率のなか奇跡的に当選して参加することができました。

セミナーの前半は、元・府立桂高校の高橋智彦先生による京野菜についての講演、および、府立桂高校の園芸ビジネス科・植物クリエイト科の学生さんによる京野菜班活動研究「絶滅した聖護院きゅうりの復活とブランド化について」の発表がありました。京野菜全般に関して知識を深められ、とても有意義なものでした。桂高校の学生さんの研究発表も素晴らしかったです。

その後は、収穫体験プログラムで、「鷹峯とうがらし」種保存のため栽培されている畑で収穫をおこないました。

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京都薬用植物園は修学院地区の高台にある曼殊院門跡の西側に位置し、「鷹峯とうがらし」の栽培畑からは京都市内が一望できました。前日は雨模様で心配していましたが、当日は快晴だったので気持ちいい収穫日和となりました。

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畑にかけられたグリーンネットは鳥害防止のためとのこと、さらに、畑周辺には獣害対策の電撃柵が厳重に張り巡らされています。ネットを外すと鷹峯とうがらしがたくさん実っており、大きいものでは20cmくらいあります。

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二畝ある畑から自由に収穫していいということで、青とうがらしと完熟の赤とうがらしを適当にピックアップ!

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途中、もぎたてを試食しましたが、まったく辛味がなく、苦みも少なくて、とても甘いこと!!赤いほうの糖度がとても高くてびっくりしました。フルーツを食べているみたいです。

ふたり分の収穫成果はつぎのとおり。たくさんお持ち帰りさせていただきました。

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「鷹峯とうがらし」、辛味がなく、加熱調理してもとても美味しかったのですが、やはり鮮度がいいので、生食のほうが一段と爽やかで美味しく感じました。

イベントの最後は、4班に分かれてガーデンツアーへ。温室でバニラ、カカオ、白檀、ミラクルフルーツなど熱帯地域の薬用植物を見学させていただきました。見たことのない植物ばかりでした。

このイベントを企画実施していただいた京都薬用植物園のご担当の方々にはとても感謝いたします。とても貴重な体験と共に、京の伝統野菜の知識を身につけられました。また機会があればぜひ参加させてください。どうぞよろしくお願い致します。
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2023年07月30日

京の鱧しゃぶ

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京都の夏の味覚 「鱧」、その一番美味しい食べ方である「鱧しゃぶ」!

脂の乗った鱧は匠の技で一枚ずつ薄くスライスされて、綺麗に透き通っている。

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鱧の一切れを焼いた鱧骨で取ったお出汁に潜らせるとあっという間に純白へ。

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ポン酢ではなく、お出汁に薬味の葱を入れてシンプルにいただくと、柔らかな鱧の旨みがダイレクトに味わえて美味しい。

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〆は雑炊で!
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2023年06月26日

武田薬品「京都薬用植物園」見学!

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先週末、武田薬品工業(株)「京都薬用植物園」に行ってきました!

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場所は修学院、紅葉の名所である曼殊院を訪れるたびに、この植物園の横を通っていたので、とても興味を持っていました。

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一般企業の研究施設で非公開のため諦めていましたが、人数限定の研修会があるということを知り、応募してみました。某国営放送・朝ドラの影響もあるんでしょうか、最初あっさり落選しました。

別日程で追加募集があったので、再度めげずに申し込んだら、運よく参加することができました。

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京都薬用植物園は、東京ドーム2個分の敷地に、薬用植物の栽培、研究施設が点在しており、一般公開されるのはごく一部のエリア。実は、土地を曼殊院から借用されているとのこと。なるほど、曼殊院を取り囲むような立地になっている訳がわかりました。

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かつては生薬由来の薬品探索研究の拠点だったそうですが、現在は創薬手法を転換したため、希少種の保存、医薬教育支援など、CSRの一環として施設運用されているそうです。

今回の研修は「五感を通して薬用植物や生薬・漢方薬を学習する」ということで、実際に植物園の4エリアを回って、様々な薬用植物の解説を受けながら、葉や実を直に触ったり、嗅いだり、味わってみたりするものでした。

3グループに分かれて、フィールドツアーがスタート。1グループ15名、初めての参加者は5名くらい、あとは何度も訪れている地元の植物好きという方々でした。

#中央標本園
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#繁用生薬エリア 
こちらは生薬を構成する薬草を栽培しています。

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ちょっと面白いのは、漢方薬を構成する薬草を寄せ植えしているところ。一目で構成が見て取れるのは素晴らしいアイデアですね。

・四君子湯
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・六君子湯
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#薬用ハーブ園
個人的にとても興味深いハーブ類!薬用として様々の種類が栽培されていました。

・イタリアウイキョウ(フェンネル)
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・アーティチョーク
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・朝倉山椒
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#民間薬園

・クソニンジン ⇒ アルテミシニン
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・セイヨウナツヨキソウ ⇒ アスピリン
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セミナー終了後、牧野富太郎博士の特別展が別室でおこなわれていたので見てきました。

#牧野富太郎博士の特別展 

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牧野富太郎博士が100年以上前に採取した植物標本が展示されていました。

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トータル2時間ほどでしたが、とても有意義な体験ができました。ありがとうございました。家庭菜園でハーブを育てているので、とても興味深くて楽しいひと時でした。また他のシーズンに参加したいと思います。
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2023年06月22日

さくらんぼの季節

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山形からさくらんぼが届きました!

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さすが、さくらんぼの王様「佐藤錦」、甘みと酸味が絶妙にバランスしていて、上品でジューシー、とても美味しかったです。

毎年贈ってくれる友人に感謝!ありがとう!
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2023年05月25日

愛しの山椒 2023

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緑の宝石、山椒の魅力に憑りつかれて以来、毎年この季節が待ち遠しいです。

今年は紀州有田産ぶどう山椒(500g)を産直で送ってもらいました。収穫翌日にクール便で届き、とても新鮮なのに感激しました。

一大産地の和歌山とはいえ、山椒の実が採れる期間は10日程度とかなり短いので、収穫してすぐに直送してもらえるのはありがたい限りです。

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ぶどう山椒はひと房にたくさん実が付いていて、とても大粒です。

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他の産地に比べて、実山椒を房から外す作業がとても楽でした。

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今年は、山椒オイル(オリーブオイル)、塩漬け(青ヶ島・ひんぎゃの塩、奥能登揚げ浜塩田・大谷塩)、しょうゆ漬をつくりました。

また、ぶどう山椒100gくらいを房のままの状態で真空パックにして冷凍保存。これでいざというときに新鮮な状態で利用できます。

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追加で、ホワイトラム、ジンに香りづけ程度の量で漬け込んでみました。

いずれも一週間ほど漬け込んで、実山椒を揚げれば出来上がり!

ときどき味見をしながら、柑橘系の上品で爽やかな香りが出てきた頃が揚げ時です。あまり長時間に漬けると辛味が強く出てくるのでお勧めしません。

なお、冷蔵庫で保存すれば、長期間楽しめますよ!
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2023年03月03日

京の雛菓子「ひちぎり」

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本日は桃の節句、ひな祭りの生菓子「引千切(ひちぎり)」をいただきました!

平安時代からの続く、シンプルで不思議な形状の和菓子です。

西陣の「老松」謹製、下の餅はこなし(緑のほうは蓬入り)で、上にきんとんが乗っています。

甘さは控えめ、蓬の香りがとても爽やかで、春近しと感じました。厳しい寒さの冬もやっと終わりですね。
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2023年02月27日

厳冬の寒鰤しゃぶ

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冬のシーズン恒例、寒鰤!しゃぶしゃぶでいただきました。

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天然の活け鰤なので水揚げ次第、今年は少し遅くなりました。旬の味覚、寒鰤、脂がのっていて、とても美味しかったです!

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シメはお茶漬けで。
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2023年02月15日

京都市内に「鮮魚の自販機」がついに登場!

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「鮮魚の自販機 zakoya Go!」!

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烏丸六角を西に入ったあたりのある海鮮居酒屋「雑魚や(ざこや)」の店先にあります。どうも昨年11月下旬から密に設置されていたようです。

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近年、京都市内のあちこちで増殖中の食べ物自販機、フレンチや牛肉などが手軽に入手できて便利なのでよく利用していますが、、、ついに鮮魚まで自販機で販売されるとは!?

といっても、お魚のまるまるとかではなく、お造りの盛り合わせ、トロたく、海鮮ヅケ、さきイカ、出汁などのようです。

とりあえず、ちょっとお試しで購入。

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お造り盛り合わせとトロたくつまみ、器にだしてみるとこんな感じでした。

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一人前、ワンコイン五百円とリーズナブル!

とても鮮度が高くて、美味しかったです。これはリピートしちゃいますね。

「雑魚や」は日本海から直送の新鮮な魚介が自慢のお店で、コロナ禍で営業できない期間には鮮魚やお造り盛り合わせなどの魚料理を店先で手売りしていたのですが、それを自販機の形態に替えてみたようです。

これからは、我が家の食卓の新たなバリエーションに「鮮魚の自販機」の海鮮料理が加わることになりそうです。
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2022年10月26日

近江牛が当たる「肉ガチャ」自販機を試してみた!

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京都市内の精肉店「やまむらや」が手掛けている「肉ガチャ」機能付きのお肉の冷凍自販機です。

昨年11月から始めたようで、本店にあることは知っていたんですが、いつの間にかごく近所にも設置されていました。

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京都市内には既に数十台が稼働しているそうです。通常のドリンク自販機とサイズも変わらないので、気づかずに通りすぎていました。

先日、高級ブランドの近江牛が購入できるということで、とりあえず、お試しで2000円を投入してみました。

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なにが当たるかはお楽しみ、1万円超のお肉も当たるらしいのですが、、、

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出てきたのは、特選カルビ焼肉用の近江牛、2980円也。
約1000円のお得ということで、まあ小吉くらいでしょうか!?

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冷凍状態だったので氷温解凍してみると、こんな感じ。すこし脂身が多い感じではありますが、タレもついています。

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さっそく焼肉で食べてみると、とても柔らかでジューシー、近江牛らしい肉の旨さを十分味わえました。さらに付属タレも甘すぎない上品なお味でした。

もし焼肉の最中に、お肉が足りないなと思ったら、24時間購入できるということで、この自販機に走ればいいかと!!

次回は近江牛のステーキ肉を目指して、肉ガチャにまたチャレンジしようと思います。
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2022年10月09日

やっと「であいもん」に出会えた!

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この季節の恒例の「であいもん」、鱧松茸しゃぶしゃぶ!

昨年はコロナ緊急事態宣言で京都の飲食店は軒並み休業。贔屓の京料理屋さんもお休みだったのを無理にお願いして、わざわざ仕出しをしてもらいました。

今年はコロナ第7波もすこし落ち着いてきたようなので、なんとかお店で頂けました!!

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今回も二人鍋なんですが、、、
とうてい二人分とは見えないたっぷりの鱧と松茸に感動!

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最初に、お約束の松茸をたっぷり投入。いい香りが立ち上ります。

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鱧はとても細かく骨切りされ、一枚ずつ薄くスライスされています。

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鍋つゆに触れるとあっという間に火が通り、丸く縮み、ほんの数秒で食べ頃に。

出汁しゃぶなので、薬味のネギだけでシンプルにいただくと、松茸の香りと鱧の味わいを堪能できます。

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後半戦で、さらに追い松茸を!

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最後のシメは雑炊で。

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夏の鱧と秋の松茸との「であいもん」に感謝!
とっても活力がわいてきました。きっと免疫力もアップしたでしょう。
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2022年10月01日

日本酒の日 -「雪の茅舎」で乾杯!

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10月1日は日本酒の日。これから酒造りも始まります!

ちょうど週末ですし、全国で日本酒を愛する人々が日本酒で乾杯した一日だったと思います。

今夜のお酒は、秋田・由利本荘の「雪の茅舎 純米吟醸 ひやおろし」!

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吟醸酒ならではの華やかな香りと酸味がうまくバランスし、とても爽やかでありながら、しっかり旨味のある日本酒でした。

個人的には香りを主張しぎるものは避けたいのですが、このお酒は飲み飽きしない食中酒、まさに好みのタイプでした。

これから旬を迎える食材とあわせて日本酒を楽しみたいですね!
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2022年09月14日

新しいミニスキレット - ロッジ 6-1/2インチ グリルパン

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新しいミニスキレット(L3GPJPN)をゲット!

US No.1ブランドの LODGE(ロッジ)6-1/2インチ スキレット、しかも グリルパン仕様です。

こんな小さなサイズで、グリルパンがあるなんて知りませんでした。

たまたま某大手ネット通販で見つけて入手してみました。超格安だったので、てっきり並行輸入品だろうと思っていましたが、、、

ロッジ日本総代理店であるアウトドア専門店「A&Fカントリー」が日本市場向けに企画した正規オリジナル商品だそうです。コロナ蔓延のすこし前、ミニスキレットがブームだった頃にリリースされたようですね。

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通常の6 1/2インチ・ミニスキレットと並べてみると、このとおり。これで 3兄弟になりました!

このような小さなサイズのグリルパンを使うニーズは少ないためか、在庫処分で売られているのでしょう。

この商品、ロッジならではの鋳鉄5mm厚で、グリル用の波型ラインもしっかりしていて、底面の厚みがさらに増しています。

まだ使い始めで最適な用途を探しているところなのですが、ローストでは接触面積が少なすぎて熱が入りずらい感じですね。ほかのスキレットと併用して、仕上げで肉に焼き目を付けたり、余分な脂を分離するのにはとても重宝しそうです。

とりあえず、ミニスキレットによる料理バリエーションがさらに増えるのが楽しみです。
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2022年08月08日

キッチンラボのフレンチ自販機、さらに増殖!

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キッチンラボのフレンチ自販機「The Chef's Table」を新たに発見!

四条から西洞院通を少し上がったところにある「ヤサカ&リノパーキング四条西洞院」という駐車場の入り口です。

近所にスーパーが2軒あり、買い物の帰りに見つけてしまいました。

こんなにオフィス街の近くにも出店してきたことに驚きとその勇気にエールを送りたいと思います。

8月2日から設置されたとのこと。

https://thechefstable.jp/

京都御所横の本店御池ゼスト の自販機と内容も同じようです。さらに利便性がよくなったので利用頻度も上がりそうです。
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2022年07月19日

メタルペンシル「metacil」

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今話題のメタルペンシル「metacil(メタシル)」Navy を入手、さっそく試してみました。

フルメタルの削らなくていい鉛筆、かつて象が踏んでも壊れない筆箱で一世風靡したサンスター文具の商品です。

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6月末に販売開始され、あっという間に品薄に!たまたま、某大手家電ネットショップで見かけて入手しましたが、発注翌日には完売になっていました。

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「metacil」の芯先は特殊合金にカーボンを混ぜ込んだもので、鉛筆のように毎回削る必要がなく、約16kmの距離分を筆記可能とのこと。

ボディもアルミ素材で木の鉛筆では味わえない重量感(実測13g)があり、筆記時のホールドバランスはとてもいいです。

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先端のメタル鉛筆部分が本体ねじ込み式になっています。パッケージを開けたとき、多少ねじ込みが緩んでいたのでわかりました。将来、このパーツが交換用部品として販売されるようになるかもしれませんね。

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* maruman 188 Mnemosyne (N188A 8mm squreed 70 sheets)

試し書きをしてみましたが、紙質をたしかに選びますね。鉛筆2H相当ということですが、筆圧も高めないとしっかりした濃さの文字を書くのは難しいようです。賛否両論があるのはよくわかりました。

でも、筆記用具好きとしてはとても琴線に触れる製品です。もっと濃いFやB相当のペン先が今後開発されるのを期待します。

たしかに、利用シーンは限られるかもしれませんが、これに適した紙質の用紙を探して「metacil」を楽しみたいと思います。
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2022年06月30日

三重「若戎」酒蔵見学!

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先日、三重県伊賀の地酒、義左衛門の蔵元「若戎酒造」を訪問しました。京都から近鉄特急で2時間、最寄り駅は近鉄大阪線・青山町です。

若戎酒造のHP
https://www.wakaebis.co.jp/

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かなり広い敷地に漆喰壁の建物や関連設備の建屋があり、とてもシックな蔵元でした。

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若えびす吟醸館には、セミナールームを完備、蔵の歴史や古い酒造りの道具類も展示されていました。

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最近作成されたというプロモーションビデオを見せていただきました。若戎の酒造りや蔵元の思いも含めてとても分かりやすいかったです。

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冬季醸造なので、酒造りは現在休止中ですが、主要設備を見学させていただきました。なお、蔵人は年間雇用だそうです。

大型の醸造用精米機が2基もあり、自家精米をおこなっています。新中野工業 NF-26FA のようです。自前設備のほうがコメにストレスを掛けずにより品質の良い精米ができるそうです。

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自動製麹機、こんな形状のものは初めて見ました。普通酒用とのこと。

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薮田式自動醪搾機、低温度管理ができる専用密閉ルームに入っています。クリーンな状態で低い温度で醪を搾ることができるので、酒質がとても安定しているそうです。

また、仕込み水は青山高原水系の自家井戸水ですが、非常に高価な高純度ろ過装置を導入して、酒質の安定化に大きく寄与しているとのことでした。

さて、お愉しみの試飲!
現在の高松杜氏が就任してから、主につかっている三重酵母のお酒で代表的な義左衛門、若戎、貴醸酒などをいただきました。

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三重県工業研究所が研究開発して育種した三重酵母(MK1、MK3、MK5、MK7、MLA12)での原酒。以前は様々の酵母を試していたそうですが、いまは三重酵母がメインとのこと。

・MK1:吟醸酒向け、酸度が低くて、香りは酢酸イソアミルが主体ですっきりしたタイプ。
・MK3:カプロン酸エチルを主体とした香りが強いタイプ。
・MK5:純米酒向け、香りがおだやかで、コハク酸が強く、濃醇なタイプ。
・MK7:純米吟醸酒向け、コハク酸が強く、カプロン酸エチルの香りが立つタイプ。
・MLA12:花酵母系で酢酸イソアミルの果実感とリンゴ酸が特徴的なワインのようなタイプ。

個人的には、MK1酵母を使った吟醸酒がとても好ましくて美味しかったです。
主力ブランド「義左衛門」は各酵母の酒をブレンドしているとのことでしたが、以前飲んだときよりも強さが抑えられ、よりきれいな酒質の方向に進化していると感じました。ブランドを維持しつつ新しい酒造りに挑戦されているなと感心しました。山形の鯉川酒造で杜氏をされていた高松杜氏を招いたこと、清浄で効率的な醸造管理が行える新しい設備導入も大きな要因なのではないかと思います。

酒蔵見学の後に、すぐ近くの料理旅館「伊勢慶」さんで、若戎の日本酒を購入持ち込みして、遅めのランチを!

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・義左衛門 純米吟醸 中取り Free Run 三重山田錦
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旨味がたっぷりありながら、爽やかですっきりした味わい、スイスイ飲めてしまうお酒。食中酒の定番として愛飲させていただきます。

・義左衛門 G-collection MK1 純米吟醸 中取り 生原酒 三重山田錦
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三重酵母単体の義左衛門の原酒を楽しめるシリーズ G-collectionがリリースされています。これはMK1のみの生原酒。MK1からMK7までの4種を購入すれば、自分好みの義左衛門オリジナルブレンドも楽しめそうです。

・若戎 純米吟醸 生酛造り 生原酒 三重山田錦
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これは驚きました。はじめてトライしたという生酛造りの純米吟醸酒。とても爽やかな味わいで、生酛造りの新しい次元を開いたお酒かと。このお酒も大ファンになりました。

コロナ禍になってから、日本酒蔵元に訪問するなんてとうてい無理な話でしたが、昨今の小康状態のおかげで蔵見学を受け入れていただきました。とても勉強になりました。改めて蔵元に感謝いたします。
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2022年06月17日

キッチンラボのフレンチ自販機が増殖!

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キッチンラボのフレンチ自販機「The Chef'sTable」、ゼスト御池に登場!

いつのまにか御池地下街の京都市営地下鉄の改札近くにも設置されていました。

きれいに壁面に収まっていますが、以前この場所にはオープンカフェがあったような、、、

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最新鋭機種にグレードアップされ、タッチパネル式でサイズも2倍になっています。

しっかり場所をとったきれいなディスプレイなので、通りすがりの人もいったん近づいて、なにを売っているのか確認する人が多いようですね。

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本店の自販機の横に張り付けてあったシェフの写真が特大パネルに!

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わざわざ京都御苑近くまで行かなくてもこんな近くでゲットできるようになるとは思ってもいませんでした。これで気軽にフレンチ・テイクアウトを利用する機会も増えそうです。
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2022年06月08日

山椒の季節 2022

新緑シーズンの宝物、「山椒」!

またこの季節が巡ってきました。毎年楽しみにしています。

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今年は和歌山・有田産のぶどう山椒をゲット!

5月半ばから、高知産、和歌山産がすこしずつ出回ってきて、京都産も本格的に店頭に並んできたので、すこし焦って和歌山・有田産を探して500g箱の大人買い。

やはり和歌山産のフレーバーが最高です。もうすこしでタイミングの逃すところでした。

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実山椒を枝から取り外すのはとても細かくで根気のいる作業で苦行のようなものですが、それも季節を味わうための試練なんでしょう。

今年は、オリーブオイル、塩、ジン、しょうゆに漬けました。生のまま真空パック・冷凍バージョンも。

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山椒オイルは重量比で山椒1に対してオイル3、山椒しょうゆは1:8、塩漬けは1:10、ジンは1:20といった配分。なお、実山椒の消毒、あく抜きには30秒程度の湯煎がおすすめです。

さすがに量が多かったので、2フェーズに分けて。

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約1週間で山椒オイルは出来上がりです。その他は味見をしながら適当なタイミングで実山椒を引き揚げます。

あっという間に、実山椒の季節は過ぎてしまいますが、冷蔵庫で低温貯蔵すれば、さわやかな香りを一年間楽しめます。
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2022年05月24日

京都の自販機 - キッチンラボ

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昨年夏に見つけて贔屓にしているマニアックな自販機 "The Chef's Table Atsushi Satake!" 、、、実は本格フレンチを販売中!

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京都御苑の西側、いわゆる「御所西エリア」にあるケータリング・仕出しのお店『キッチンラボ』の横にポツンと設置されています。とても見つけづらい場所なのですが、、、

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最初お試しで購入して自宅で食べたとき、その本格的なフレンチの味にびっくり。しかも良心的な価格設定なので、今やリピーターになっています。

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先日も京都御苑でピクニックをしたときに利用しました。

購入した料理は、「おまかせ燻製盛り合せ」と「シャルキュトリ盛り合わせ」。

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お皿に出してみると、こんな肉盛り状態に!

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ローストビーフ、パテ、合鴨ロース、チキンガランティーヌ、丹波豚、イカの燻製、ベーコン、燻製たまご、、、

ボリューム感があって、とても美味しかったです。本格的なフレンチをアウトドアで楽しめました!

一時 Twitter でバズったようでよく品切れだった時期もありましたが、いまは安定していて売上げも好調みたいです。コロナ禍で京都の飲食業界は壊滅的な状態ですが、新しい努力で活路を見出されてますね!

キッチンラボのフレンチ自販機、これからも利用して応援したいと思います。
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2022年05月21日

セーラー「ふでDEまんねん 40°」をグレードアップ!

日本そして広島が誇る万年筆メーカー・セーラー。ペン先のセーラーともいわれています。

その製品の中で、セーラー「ふでDEまんねん」、日本人ならではの筆文字の表現を万年筆で再現できる逸品です。とてもリーズナブルな製品ですが。

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現在保有している「ふでDEまんねん 40°」はペン先角度40度バージョン、一般的な筆を意識した長い胴軸がどうも邪魔で、万年筆サイズにしたいなと思っていました。

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「プロフィットふでDEまんねん」万年筆も販売されていますが、ペン先角度55度のみで書き味がまったく異なります。外装も紺色のみで、どうもチープな感じです。

ネット検索してみたところ、手持ちの「ふでDEまんねん」とプロフィットジュニア万年筆の首軸がまったく同一サイズとのこと、ペン先(ニブ)だけでも入れ替えられそうです。

最初に、目を付けたのがプロフィット・ジュニアのスケルトンモデル、本体が透明でインクの残量や色合いを視認できるのがオシャレです。しかし、シルバー仕上げなので「ふでDEまんねん」のゴールドのペン先とはどうもマッチしません。

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さらに調べてみると、ゴールドパーツの「KITERA×Sailorコラボ プロフィットジュニア クリアゴールド」や「プロフィットジュニア 鉄(くろがね)GT」というスケルトンモデル限定品が発売されているのを発見。

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結局、「プロフィットジュニア 鉄(くろがね)GT」を選択、黒味がかったスケルトンボディにゴールドパーツで精悍なイメージです!ゴールド仕上げのコンバータ付きなのでお得なセット商品でした。

市場在庫のみということでしたが、なんとか運よく入手できました!

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「ふでDEまんねん 40°」と「プロフィットジュニア 鉄(くろがね)GT」のペン先(ニブ)を比較するとこんな感じです。

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首軸からニブを垂直方向にやさしく引き抜きます。決して回さないように!
両者のニブはこんな感じで、やはり互換性がありました。

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ニブを入れ替えて、換装完了!

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さすがセーラー!工作精度が高く、タイトに装着されていて、まったく誤差がありません。プラチナだと、ニブが予期せず脱落してしまうことが起こりがちですので。

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「ふでDEまんねん 40°」がクールなスケルトン万年筆に生まれ変わりました。やっとこれで外にも持ち出し可能です!といってもコロナ禍で利用シーンは限られますが、、、
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2022年03月23日

ひさびさの寒鰤しゃぶ

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寒の戻りで、もう三月後半だというのに寒い日が続いています。

久々に、天然鰤しゃぶしゃぶをいただきました!

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この冬はとても寒かったおかげで、真冬の食材もまだまだ健在のようです。しっかり脂がのった寒鰤はすこし火を通したほうが甘みが増して美味しいですね。

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シメは雑炊ではなく、お茶づけで!
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2022年03月03日

ひちぎり - 桃の節句

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本日はひな祭り。

ということで、「引千切(ひちぎり)」をいただきました。

京都で「桃の節句」に食される伝統的な雛菓子です。京都以外ではあまり見かけないのではないでしょうか。

丸く伸ばした餅にくぼみを作って餡をのせた上生菓子で、必ず餅の部分が引きちぎった杓子のような形状になっています。

こちらは、上七軒、有職菓子調進所「老松」の引千切です。
左が「薄紅」こなし製・餡きんとん、右が「蓬(よもぎ)」蓬こなし製・餡きんとん。

以前ブログに載せた「笹屋伊織」の引千切とはずいぶん形が異なりますね。お店によってかなり見かけが違うようです。

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「蓬」のほうをいただきましたが、甘さはすこし控えめ、蓬の香りがとても爽やかでした。

引千切はあこや餅ともいわれるようで、その形状に纏わる諸説はネット検索していただくといろいろ出てきます。あえて書きませんが、女の子の祭りなんだなとすこし頬を赤らめながら、とても美味しくいただきました。
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2022年02月26日

"Kind of Blue" - 万年筆インクの世界

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オーディオ以外に嵌らないつもりでしたが、、、

コロナ禍の時代、すこしだけ異世界に浸ってもいいかもと。いま、ごく身近なところを見つめなおしているところです。

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実は、万年筆インクに嵌りつつあります。

ちょうど手元にあった「ペリカン ロイヤルブルー」
ドイツ製の染料インクの定番、とても素晴らしいブルー、この色合いにインスパイアされたのが発端です。(トップ画像の一番上の線がこのインクでパープル寄りの鮮やかなブルー、この写真では露出の関係でうまく色合いが再現できていません。)

万年筆インクはびっくりするぐらい進化していて、現代のインク事情には唖然です。多種多様なインク製品の数々、インク沼といわれるのも納得かも。

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セーラーの顔料インクのブラック「極黒」、ブルーブラック「青墨」、「蒼墨」が個人的にはずっと定番でした。

なにしろ、現在の顔料インクは従来の万年筆インクの致命的ポイントである耐水性と経年劣化を解決しており、もうこれで十分だと納得していました。わたしがビジネス用途で万年筆を普通に使えるようになったのは、セーラーの超微粒子化技術をつかった顔料インクのおかげです。

まさか、もう一度インクの原点である染料インクに戻ってみようなどとは考えていませんでしたが、、、

いま、いったい何を選べばいいのか、、、!?

実際に、文具店でインク試し書きしてみれば、無駄はないのでしょうが、、、(有名な神戸のナガサワ文具店に行って選べれば、もっと楽しい展開があったかもしれません。しかし、このコロナ・オミクロン株の蔓延状況なので。)

ネット上にアップされているインク画像をベースにブルー系インクのバリエーションをすこし選んでみようかと。

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万年筆ブランドとして大好きな「セーラー」、そこで気になった「SHIKIORI - 四季織」シリーズのインク!20色ものカラーバリエーションがあり、絶妙なネーミングがとても楽しいです。

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結局、ブルー系インクで、すこし趣の異なる「蒼天」と「山鳥」をセレクト。

それぞれのインクを比較してみました。セーラー「ふでDEまんねん(ペン先角度 40度)」で書いたものです。

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ペリカン「ロイヤルブルー」は気品のあるパープル寄りのブルー、「蒼天」は澄み切った初夏の空色、「山鳥」は青というより深い緑の森林か。

改めて、ペリカン・ロイヤルブルーの綺麗さに惚れ直しました。新たなブルー系インクとしては「蒼天」を利用する頻度が増えそうです。

インク沼に嵌る人が増えているというのも納得できます。改めて日本人の感性の豊かさを実感しました。

「Kind of Blue」、ブルーインクの世界にちょっと浸ってみようと思います。くれぐれも沼に足を取られないように、、、
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2022年02月22日

スーパー猫の日

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2022.2.22、、、スーパー猫の日!

なんでも記念日にしてしまう日本人らしい語呂合わせですね。まあ、そこに乗ってしまうのもどうかなと、、、

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ねこねこ食パン・プレーン

ねこの形が売りの高級食パン店「ねこねこ食パン」の食パンです。
ちょうど大丸京都店の催事コーナーで売っていたので、おもわず調達。
つい、便乗ビジネスに乗せられてしまいました (^^;)

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お水を一切使わずにミルク100%で仕込んだ国産小麦の生地で、隠し味にハチミツ、生クリーム、バター、マスカルポーネが入っているそうです。

ねこ好きには踏み絵みたいですが、、、「ねこミミ」からガブリ、ふわふわの肉球の感触、そして、とてもミルキー、やさしい甘さの生食パンでした。

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おまけで、期間限定「ねこねこ食パン・ブルーベリー」

ブルーベリーの甘さと香りがアクセント、もはやスィーツといったほうがいいかも、とてもおいしかったです。
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2022年02月04日

はっぱフミフミの万年筆「パイロット エリートS」復活!

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パイロット、18金ショートタイプ万年筆「エリートS」

実家に長らく眠っていたのを発掘してきました!

1968年発売開始、当時の定価は2,000円。

これはおそらく初期タイプでしょう。

「みじかびの きゃぷりきとれば すぎちょびれ すぎかきすらの はっぱふみふみ」

大橋巨泉の出演したテレビCMでの意味不明な呪文キャッチフレーズがブレークして、1969年に大ヒット商品となりました。

当時、倒産寸前だったパイロットをこの製品が救ったそうです。

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画期的なワンタッチキャップ(インロー嵌合方式)とショートサイズ、胸ポケットに収まるコンパクトさ、当時のビジネスマンや学生に大いに支持をされたのも理解できます。

「エリートS」は1974年にモデルチェンジされ、1980年に廃番。

2013年に「エリート95S」として復刻され、価格は11,000円(税込)ペン先は18金から14金にグレードダウンされています。

<パイロット 100年のものがたり エリートS>
https://www.pilot.co.jp/100th/story/elite.html

実は、初めて使った万年筆!小学生のとき、お下がりで貰ったものです。

書道教室で早めに段位を取得して、それではペン習字もということで、この万年筆を使いはじめた記憶があります。

いまだ外観もきれいなままで大切に使っていたんだなと、、、とても懐かしかったので、このたび再生しようと思いました。

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ニブは柔らかい18金素材のためか、ニブ表面に細かい傷が多数、、、半世紀の歳月を感じさせます。写真では光って見ずらいですが、18K-750、PILOT、F と刻印されています。

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・サイズ:最大径φ 12.9mm、全長 117mm、キャップ胴軸装着時 145mm、単体重量 10.7g

本体重量はインクカートリッジ込みで実測12.5gと超軽量級、キャップを反転して装着することでスタンダードサイズ並みに、細見ながら絶妙なバランスで握りやすいです。

小学生が使っても違和感がなかったのはこのサイズ感と重量バランスのせいでしょう。

本体内部に固着した古いインクがなかなか溶けず、何度も流水で洗ってみました。結局一日中、水に浸けてインクを洗い流してなんとかきれいになりました。

とりあえずの試し書き、想像以上のインクフローでとてもスムーズに書けるではありませんか。数十年眠っていた万年筆とは思えません。

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書き味は、、、18Kニブらしい粘りがあり、しっとり柔らかい感じ、カリカリ感はありません。
インクフローはかなり潤沢ぎみ、顔料系インクでも十分いけそうな感じです。これが 1960、70年代を席巻した大ヒット万年筆の書き味なんでしょう。

現代的にはもっとペン先からのリアクションが欲しい感じもしますが、18Kならではのスムーズさがあり、これで十分でしょう。

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この万年筆に装着可能なインクコンバータ"CON-40"も入手できたので、これでいろいろなインクを試してみようと思っています。

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パイロット「エリートS」、ちょっとしたメモ書きなどのライト用途にはバッチリでしょう。日常で文字を書く楽しみのバリエーションが増えました。
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2022年01月24日

新酒 - 大治郎 よび酒 令和3BY

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先週末は京都市内も大雪になりました。市内中心部で雪が14cm積もったのは久しぶりです。

そこで、日本酒が恋しくなり、令和3BYの新酒を!

滋賀でいま勢いのある酒蔵「大治郎」、よび酒(みず)純米 うすにごり 生原酒をいただきました。

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生原酒なのでアルコール度数も18度と高いのですが、うすにごり酒のためか、吞み口は柔らか、のど超しもスムーズ、とても美味しかったです。今年はすこしだけ辛めかもしれませんが、この生酒を毎年たのしみにしています。
やはり日本の冬は美味しい日本酒ですね!

ちなみに、コロナ・オミクロン株の感染爆発では、京都の一日感染者が連日の1000人超え!!いまや遅きに失した蔓延防止措置が今週中にも発令されそうですので、ますます宅呑みが増えそうです。いつまで続くのでしょうか?
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2021年12月25日

老松の「聖夜」

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クリスマス限定の生菓子、老松の「聖夜」

毎年楽しみにしています。

淡雪のようなふわっとした食感のつくね芋のきんとん、中はこしあん、老松らしいとても上品な味わいでした。
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2021年12月13日

マルシェ・ド・ノエル 2021

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昨日、クリスマスマーケット「マルシェ・ド・ノエル 2021」に、散歩の途中で寄ってみました。

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毎年12月の第2週末に、「アンスティチュ・フランセ関西・京都」で開催されています。場所は百万遍の交差点からほど近く、京大の施設に囲まれています。

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もう夕暮れ時だったせいか、昨年よりも混雑していません。ただ、出店している露店の商品もかなり売り切れ気味でちょっと残念な感じ。お昼は混んでいたんでしょう。

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日が暮れてすこし寒くなってきたので、アルザスのスパークリングワイン、ホットワイン、國津果実酒醸造所の自家醸造ワイン"TAYA"などをいただいて、すっかりほろ酔い気分に!

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スティーヴ エトウさんのパーカッション・ライブもありました。ちょっとエキゾティックな感じの即興音楽で、大きなハンドドラムの重低音がとても心地よかったです。

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どれくらいの周波数帯域が出ているのか測ってみると、最低域は40-50Hzくらいと想像より少し高めでした。生音だと音の立ち上がりが速いのでズシリと響くようですね。

すこし早いクリスマス気分を満喫!久しぶりにコロナから解放された気分で楽しかったです。
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2021年11月30日

新しいブレッドナイフ - サンクラフト「せせらぎ」

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新しいブレッドナイフを入手!

岐阜・関の刃物メーカー、サンクラフト「せせらぎ(MS-001)」です。

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長らく使っていたのは、貝印ブレッドナイフ「ウェーブカット 140mm」
すっかり切れ味が落ちていたので、波刃(片刃)をセラミックやすりで目出しをして、片刃包丁の要領で研いで使っていました。
かなり切れ味は戻ったのですが、柔らかいブレード素材のためか、しばらく使っていると切れが甘くなってしまいます。波刃の包丁研ぎはとても手間が掛かるので、思い切って新調することにしました。

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このサンクラフト「せせらぎ」、刃渡りは210mm、かなり複雑な形状の刃をしていて、どんなパンでもきれいに切れるという評判になっていました。

2018年末に「クラウドファンディング Makuake」でプロジェクト企画され、2019年3月から一般販売されているようです。

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東急ハンズで入手しました。あとでメーカー直販サイトを見たら年内在庫は既に無く、入荷予定は来年1月末以降とのこと。

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このブレッドナイフは、先端からストレート刃、大きな波刃、小さな波刃と徐々に変化するような刃形状が特長です。ブレード全体も緩やかなカーブをもっていて、パンを切る時に余分な力をいれなくてもすっーと切れ込んでいきます。

堅いバゲットも軽い力で割れることなく、パンくずが少なくて切れました。いままで使っていた貝印ブレッドナイフがいかに無理をしていたか実感。やはり刃渡りが長いのも有利ですね。さらに、ローストビーフも試してみましたが、思った通りによく切れること。

最近、近所に新しいパン屋さんが増えてきているので、これで楽しいパンライフが過ごせそうです!
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2021年11月02日

棕櫚たわし

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新しいキッチンツール、「棕櫚たわし 極〆 No.6」!

100年以上の歴史をもつ亀の子たわしの元祖、亀の子束子西尾商店の製品です。

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棕櫚(しゅろ)は貴重な素材だそうで、廉価製品には主にパーム(ココナッツ繊維)が使われています。

いままで定番の「亀の子束子1号(パーム)」をメインで使っていましたが、このネジリ型の棕櫚たわしを追加入手してみました。

棕櫚はきめ細かくコシが強い繊維で、とても洗いやすいです。ごしごし擦ってもヘタる感じがありません。

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縦方向にねじって外に金具が露出しないようにした構造で、手荒に洗ってもガラスや陶器を傷つけることがありません。まさに理想的な形状ですね!

鉄製フライパンなどは既存の亀の子たわしで、ごはん土鍋など陶器類はこの棕櫚たわし(No.6)でと使い分けています。おかげで、食器洗いがとても楽になりました。
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2021年09月26日

実りの秋 - 恵那川上屋の「栗きんとん」

すっかり秋めいてきました。実りの秋ですね。

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恵那川上屋の「栗きんとん」をゲット!

栗きんとんは栗と砂糖のみで作られる素朴な栗菓子、毎年楽しみにしています。

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この時期、デパートの特設コーナーに岐阜からいくつかのお店が出店されますが、恵那川上屋の本生菓子は久しぶり。本店から当日輸送なんでしょう、消費期限は2日間。

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口に入れたとたんに、なめらかに溶けて、栗の豊かな香りが広がります。やさしい甘さを味わっているとすーっときれいに消えていきます。まるで出来のいい吟醸酒を飲んでいるように。

とても淡くてやさしい栗の味わい、この秋の味覚をまたひとついただけました。
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2021年09月23日

であいもん・鱧松!

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このシーズンの恒例、「鱧松茸しゃぶしゃぶ」!

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緊急事態宣言のなか京都市内の飲食店は軒並み休業中、今年は半ば諦めていましたが、、、

いきつけの料理屋さんに無理をお願いして、鱧松茸しゃぶしゃぶ鍋フルセットをテイクアウト。もう感謝以外の何物でもありません。

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たっぷりの松茸と鱧に感動、久々の鱧松を自宅で味わいました!

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肝心な鱧のしゃぶしゃぶシーンの撮影をすっかり忘れていました。風味付けの松茸を最初に投入したところまでしか残っていません。

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秋の「はしりもの・松茸」と、夏の「なごりもの・鱧」、この組み合わせはまさに絶妙、季節の「であいもん」をいただくと活力が本当に湧いてきます。

来年は料理屋さんで堪能できることを期待して!
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2021年09月09日

重陽の節句 -「まんさくの花 巡米70 - 雄町」

本日9月9日は、五節句のひとつ「重陽」!

陽数である奇数の最大数の「9」が重なる日であり、古来より節句として大事にされてきました。

菊にまつわる日本酒でもと思って、近所の酒屋さんに行ってみたのですが、、、
石川の菊姫などの取り扱いはなくて、どうしようかと。
食用菊さえあれば、どんな日本酒でも菊酒にできるのですが、、、。

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花に関連した酒ということで、秋田の「まんさくの花 巡米70 - 雄町」を発見!

季節は違いますが、同じ黄色い花ということでちょっと許してもらいましょう。

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この巡米酒シリーズは、酒米の精米歩合を70%に統一、酵母「秋田No.12」を使用して、共通の酒造り条件で純米酒として酒米の違いを愉しむというものです。月ごとに異なる品種をリリースしているそうです。

お店にはちょうど雄町と美郷錦の在庫があったので、元祖酒米の雄町のほうを選んでみました。やはり雄町米は岡山県産100%でした。

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夕方に購入してあまり冷やせなかったので、本来の味わいがどうかわかりませんが、「まんさくの花」らしい華やかの香り、米の甘みと旨味、しっかりしたボディに、雄町ならでは凛とした佇まいを感じさせるお酒でした。

ちなみに、本日、緊急事態宣言の再延長(9月12日→9月30日)が正式発表されました。京都では飲食店の営業休止や酒販売の自粛がずっと続いています。酒屋のご主人もため息交じりにまた延長ですよねと語っていたのがとても痛々しかったです。
もうすこし家庭内消費を増やそうかな!!
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2021年06月26日

鴨のロースト ふたたび!

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今回こそフランス産鴨肉でと思ったのですが、、、残念ながら在庫がなく、ハンガリー産マグレカナールで!

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香り付けのスパイスのみで、BONIQによる低温調理!
先日のものと同じサイズだったので、低温調理パラメータは、57℃、90分。
真空パックにしているので、熱も均一に入ります。

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フライパンで焼き目をしっかりつけてもお肉まで余計な火は入らず、きれいに出来上がりました。やはり低温調理後にしっかり温度を下げておくのがポイントです。

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しっかり2時間ほど休ませてから、極厚カット。

マグレカナールならではのしっかりした肉の旨味がありながら、前回より柔らかでしっとりした食感で味わえました。

オレンジのコンフィチュール、山椒、バルサミコでつくったソースを添えて!(残念、撮り忘れてしまいました。)
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2021年06月02日

マグレカナールのロースト、低温調理で作ってみた!

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ハンガリー産のマグレカナール

京都中央市場でゲットしてきました。

マグレカナールは、ファオグラを採取したミュラール種の鴨肉で、大きな肉の割りにリーズナブル。本当はフランス産シャラン鴨でやりたかったのですが、残念ながら入手できませんでした。

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低温調理で、マグレカナールのローストを!

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余分な脂や筋、皮目にわずかに残った羽毛などをきれいに掃除。

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鴨肉の皮目のほうを賽の目に切り、赤身の側にはごく軽くお塩とオリジナル・スパイス(ブラックペッパー、コリアンダー、カルダモン、ニンニクなど)を。

そして、「FoodSaver」で真空パックに!

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低温調理は「BONIQ」で、作製条件は 57℃、90分。

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低温調理の終了後に、真空パックをすぐに取り出して、氷水で急冷。雑菌の繁殖しやすい温度ゾーンをできるだけ短時間で通過させるためです。氷温近くまで温度が落ちればOK。

お肉の温度が十分に下がりきったところで、真空パックから取り出し、お肉の表面の水分や油分をよく拭いて、塩とスパイスをもう一度振ります。

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しばらく、お肉を冷蔵庫で馴染ませたのちに、フライパンで表面をさっと焼きます。皮目に焦げ目がついたら出来上がり。メーラード反応で、とても香ばしい香りが!

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しばらく冷ましたほうがしっとりと落ち着くのですが、すこしフライング気味でカットしてしまいました。

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カリフォルニア・セントラルバレーの「CALERA Pinot Noir」、自家菜園のハーブとマッシュポテトを添えて!

マグレカナールならではの噛みごたえ、脂がのって肉の旨味もしっかりとしています。

いちごのコンフィチュールとバルサミコでつくったソース、山椒フレーバーオイル、石臼挽き山椒と能登珠洲の揚げ浜塩との相性も素晴らしく、とても美味しくいただきました。

数年前にホームパーティ向けにつくったことがあったのですが、そのときはすこし手間取りました。今回は調理プロセスが確立していたので、とてもうまくできたと思います。つぎの機会にはシャラン鴨で!
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2021年05月31日

さようなら 玉姫酢!

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昨日、京都北野の大将軍商店街を久々に歩いていたところ、とても残念な張り紙を発見!

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斎藤造酢店さんが玉姫酢の一般販売を5月末で終了するとのこと。

直接買いに行くと、空瓶の持ち込み割引までしていただいて有り難かったのですが、、、

とても残念です。

正統な京都のお酢、玉姫酢が入手できなくなる日がくるとは、、、

ほんとうに幻のお酢になってしまったようです。

長い間、ありがとうございました!
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2021年05月30日

「PRINCESS Table Grill Stone」- おうち焼肉を!

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緊急事態宣言の再々延長(5/31から6/20)が決まりました。

コロナ変異株による感染拡大が抑えられない中、より厳しい行動制限が必要でしょう。

外食もままならない状況のもと、ウチメシをいかに楽しむか、、、

ということで、お洒落なホットプレート「PRINCESS Table Grill Stone」を導入しました!

オランダのメーカー製で、「美しすぎるホットプレート」として有名な真っ白なホットプレート「 PRINCESS Table Grill Pure」の姉妹製品、ストーンテイストの日本限定バージョン。

真っ白なプレートのほうは使っているうちに汚れてくるとのことだったので、マーブルコーティングされた黒いプレートを選んでみました。

ホットプレートの中央の穴から余分なオイルが落ちる構造なので、加熱中のオイルの飛び散りはかなり抑えられるようです。

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実は、いままで家では焼肉はしない主義でしたが、、、

コロナ禍の状況下、気軽に焼肉やさんにもいけないということで、おうち焼肉の推進派に転向!

近所の肉屋さんで京都牛を調達して、さっそくおうち焼肉デビュー!

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この抑圧された生活にすこしは潤いが得られるかも。
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2021年05月22日

山椒の季節 - フレーバーオイル造り

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山椒の季節が到来!

早々の梅雨入りで山椒の入荷も少ないみたいです。

なんとか和歌山産の実山椒を仕入れて、年に一度のお楽しみ、山椒のフレーバーオイルをつくりました。

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毎回、山椒の実を枝から外すのが細かい作業でちょっとたいへん、約2時間かかりました。

実山椒をさっと洗って、十分乾燥させます。さらに、実山椒をオイルに浸けて、60℃台の湯煎で低温殺菌をしました。

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今年はエクストラバージンオリーブオイル、塩漬け、リキュール(日本酒)に加えて、こめ油バージョンにもチャレンジ!

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ついでに、奥出雲の井上古式醤油にも浸けてみました。すべて冷蔵庫で低温保存します。

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フレーバーオイルは約一週間で完成予定!風味を毎日チェックしながら実山椒を揚げるタイミングを図ります。日々変化していくのを味わうのが楽しみです。
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2021年05月02日

松の司 Azolla(アゾラ)2015

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松の司 Azolla(アゾラ)純米吟醸 2015 (H27 BY) 松瀬酒造
酒米:滋賀県竜王町産山田錦100%(契約生産米、無農薬・無化学肥料)
精米歩合:50%
酵母:自社
アルコール度:16〜17%
日本酒度:+1
酸度:1.4

低温貯蔵していましたが、そろそろ呑みどきかと開封しました。

緊急事態宣言下のGW、自宅で過ごすしかないので、お酒で桃源郷の世界へ!

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オーガニック純米吟醸である「Azolla」、「松の司」らしいキレのある味わいに、ふんわりした吟醸香、旨みもしっかり!口当たりに粘度の高さをすこし感じます。

約6年の長期熟成で「Azolla」ならでは独特の硬さは和らいでいます。もっと熟成期間はいけそうです。

なお、「Azolla」は2017年(H29BY)から生酛造りに変わってしまったので、この味わいは貴重ですね。
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2021年02月04日

寒鰤しゃぶしゃぶにトライ!

いきつけの料理屋さんは新型コロナ緊急事態宣言のおかげで完全休業中。

緊急事態宣言も3月7日まで延長されてしまったので、この冬の味覚を楽しむのはすこし難しそうです。

いまや宅呑みオンリーなので、なんとか季節感を味わいたい、、、

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ということで、自宅で寒鰤しゃぶしゃぶ!

天然鰤を仕入れたかったのですが、、、

それは叶わず、熊本産の養殖もの、天草ブリをゲット。

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この鰤、脂はけっこう乗っているのですが、いささか血合いが多い感じです。あまり魚体が大きいものではないのでしょう。

コロナ禍のおかげか、スーパーで売っている養殖鰤はわりと高品質なものが格安で手に入ります。魚の目利きがもっとできれば、さらに美味しいものをゲットできるかもしれませんが。

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玉姫酢とゆず胡椒に出汁を合せたつけダレを作って美味しくいだだきました。

そのほかに、かぼすポン酢と胡麻ダレも試してみましたが、胡麻ダレでは脂の臭みが強調されてどうも合いませんでした。

天然ものだと胡麻ダレが一番好きなんですが、、、やはり養殖ものと天然ものでは脂質の差がかなり大きいようですね。
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2021年01月28日

魚醤 - しょっつる、コラトゥーラ、、、ミラクルなうまみの世界

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普段つかっているお醤油、、、

同じ見かけだけど、まったく異なる味覚の世界、魚醤。

秋田のハタハタだけを使った塩魚汁(しょっつる)をいただいてから、すっかり病みつきに!

それまで魚醤といえば、ただ魚臭いものだと思っていたものが、、、いまや様々な魚醤を試すことに。

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しょっつる、いしる、いかなご醤油、ナンプラー、ヌクマム、コラトゥーラ、ガルム、、

ほんの一滴!

料理にどう合わせるか、どう味が変化するか、いったん試してみると、大豆醤油とはまったく違う新しい味わいを発見!

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これは、「コラトゥーラ・ディ・アリーチ」
南イタリア・アマルフィ海岸の漁師町チャターラ産で、カタクチイワシと塩のみで作られた魚醤。とても上品な味わいで、イタリア料理の隠し味として、とても重宝しています。

発酵による伝統の食文化はやはり偉大ですね!
真摯につくられた魚醤はいづれも美味しく、使い方さえ間違わなければ、ミラクルな「うまみ」の世界が広がります。

魚醤は遊離アミノ酸を多く含み、四基本味である甘味、苦味、酸味、塩味の合成では決して作り出せない味わいをもちます。 まだ試したことのない方は、ぜひチャレンジしてみてください。
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posted by toons at 23:49| Comment(0) | カルチャー